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1/10【全日本】唯一の世界ジュニア前哨戦 岩本が阿部に雪辱でV4戦へ

『2021 NEW YEAR WARS〜稲垣テント presents 千葉 EXTRA DREAM 25〜』千葉・2AWスクエア(2021年1月10日)
○岩本煌史&ジェイク・リーvs吉田綾斗&阿部史典×

 世界ジュニア王者・岩本が唯一の前哨戦で阿部に雪辱を遂げた。

 1・2後楽園大会で阿部が王者・岩本にピンフォール勝ちを収め、世界ジュニア挑戦を表明。スポルティーバの先輩後輩の二人がジュニアの至宝を争うタイトルマッチが1・24後楽園大会で実現することになった。

 この日、岩本がジェイク、阿部が吉田とそれぞれ組んで激突する陣対決による最初で最後の前哨戦が組まれた。先発で対峙した両者はグラウンドでの関節の取り合いを展開。ファーストコンタクトが互角に終わったが、その後、岩本がジェイクと代わる代わる左腕をピンポイント攻撃して攻勢の流れを作った。

 終盤になって阿部の猛反撃が始まった。ドラゴンスクリュー、多回転式ソバットの連続攻撃に出ると、お返しとばかりに脇固め、腹固めで岩本の左腕を徹底して絞め上げた。さらにオーバーヘッドキックで左腕を射抜くと、岩本がニーアッパーで反撃しても、カウンターのドロップキックで寸断。吉田とのダブルサッカーボールキックで蹴り飛ばした。

 だが、ジェイクの援護射撃で立て直した岩本がラリアットで逆襲した。孤高の芸術はまたも読まれ、お卍固めで切り返されたが、これを切り抜けた岩本は回転足折り固めで丸め込んで3カウントを奪い取った。

 1・2後楽園大会では阿部の怨霊クラッチに苦杯をなめたが、同じ丸め込みでキッチリ借りを返した。あとは本番を迎えるのみ。「今日の勝ち方で阿部わかっただろ? お前にできることは先輩の俺にだってできるぞ」と阿部をけん制した岩本は、「これで帳消しだ1月2日。24日、色つけてお前にドカンと返してやるよ。楽しみにしとけ」と倍返しを予告。孤高の芸術を完封されている現実はあるものの、この日の勝利で王者の自信がさらに深まったようだった。

【試合後のジェイク&岩本】
▼岩本「とりあえず阿部のことはあとで話すとして、久しぶりにこういう形ですけど、野村選手は欠場してますけど、こういう形で陣が戦う形ではありましたけど、久しぶりに4人揃ったというところで。決してなれあいじゃないから俺たち。だから俺ら陣というのは組んでも戦っても、どっちだって高め合っていける面子だと思ってます」

▼ジェイク「そう、組むのも戦うのもね」

※ジェイクが去ると

▼岩本「実際、ユニットとしての存在意義っていうのはね、今問われてますけどね。実際、活動できてないし、全日本でもジェイク&岩本組のみになってますからね。今日は違えど…今日は違えどって言っても、今日もジェイク&岩本組ですから。このままのほほんとユニットを宙ぶらりんにしてるわけにいかないし、動いていかないといけないし。まず世界ジュニア、1月2日に阿部にやられて、もう負けた俺にはあのあと何も言えないし、言う資格もなかった。だから阿部と正式に世界ジュニアを組んでほしいと、阿部の意思と俺の意思が合わさって、全日本にもPWFにも認められて、今月24日、後楽園ホールで俺にとって4度目の防衛戦。思い入れの深い阿部史典と防衛戦。今日の勝ち方で阿部わかっただろ? お前にできることは先輩の俺にだってできるぞ。今日の結果がそれだよ。これで帳消しだ1月2日。24日、色つけてお前にドカンと返してやるよ。楽しみにしとけ」

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