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1/12【DRAGONGATE】ハルク&KAIが箕浦&ジェイソンに圧勝でツインゲートV3 MASQUERADE壊滅予告

『OPEN THE NEW YEAR GATE 2021』東京・後楽園ホール(2021年1月12日)
オープン・ザ・ツインゲート統一タッグ選手権試合 ○B×Bハルク&KAIvs箕浦康太&ジェイソン・リー×

 R・E・Dのハルク&KAIが前王者の箕浦&ジェイソンを返り討ちにして、ツインゲート王座圧勝V3。試合後、ハルクは「今年1年かけてあのママレードボーイをぶっ潰そうぜ」とMASQUERADE壊滅を予告した。

 ハルクが1・9京都で箕浦に、1・10大阪でジェイソンに直接ピンフォールを奪われたことで決定したツインゲート防衛戦。箕浦&ジェイソンは前王者で、ジェイソンの発熱により、昨年11月にタイトルを返上した経緯がある。シュン・スカイウォーカーらとともに新ユニット・MASQUERADEを結成した勢いに乗ってベルト奪還に挑んだが、ハルク&KAIが圧倒的な強さを見せつけた。

 入場時に客席でふんぞり返るなど不遜な態度を見せたハルクとKAI。序盤はあくまでクリーンファイトで前に出る箕浦とジェイソンに先制を許したものの、場外戦に持ち込んで一気に主導権を強奪した。KAIがエプロンめがけてのパワーボムでジェイソンを戦線離脱に追い込むと、ハルクはツインゲートのベルトで箕浦を殴打。さらに、箕浦を踏みつけると、「これが欲しいのか、これが! くれてやるよ!」とベルトを背中に投げつける。R・E・Dのセコンドもレフェリーの目を盗んで介入した。

 ジェイソンはしばらくコーナーに戻れず、箕浦はローンバトルを強いられる。一方的な展開が長時間続き、余裕シャクシャクのハルク&KAIに蹂りんされた。それでも箕浦がパートナーを信じて耐え抜くと、ジェイソンがなんとか復活。ダメージを引きずりながらも、ハルクを蹴り飛ばした勢いでKAIにスイング式DDTを決め、トペコンヒーロで決死のダイブを見舞う。続いて箕浦も躍動。ワンハンドバックブリーカー、ダブルアームスープレックスでハルクを攻め立てて、ようやくチャンスを掴んだ。

 ハルクの反撃をものともせずに、箕浦がジェイソンの加勢を受けて、旋回ロックボトム式バックブリーカーを繰り出すと、ジェイソンのダイヤモンドカッター、箕浦のハイクラッチ式ジャーマン、ジェイソンのバズソーキックが立て続けに火を吹く。急行したKAIが両腕ラリアットで巻き返しに出ても、箕浦&ジェイソンはチームワークで対抗。箕浦が串刺し攻撃を回避した瞬間、ジェイソンがミサイルキックで切り込み、すかさず箕浦はロコモーション式ジャーマン3連発で猛攻。合体飛びつき式DDTもさく裂すると、ジェイソンは香港トルネードを狙ってコーナーに。

 決定的な場面だったが、レフェリーの死角を突いてセコンドのH・Y・Oがダイブを妨害すると、流れは王者組に傾く。コーナー上のジェイソンをKAIがサンダーファイヤーパワーボムで黙らせると、その上にハルクがR.E.V.O(変型リバースエメラルドフロウジョン)で箕浦を叩きつける。同時トラースキックで箕浦をKOすると、残るはジェイソンのみ。KAIのメテオインパクト、ハルクのファーストフラッシュによる必殺技リレーで試合を制した。

 箕浦&ジェイソンの奮闘も光ったが、終わってみればハルク&KAIの完勝で、ツインゲート3度目の防衛に成功。ハルクは「ママレードボーイの箕浦ジェイソンが俺たちに敵うわけねえだろ? 俺とKAIの豊富な経験と確かな実力の前ではあんなクソガキは無力なんだよ。よくわかっただろ? あいつらママレードボーイズだかなんだか知らねえけどよ、新ユニット作って調子に乗ってるよな。勢いづいたと思ったか。その勢いでツインゲート獲れると思ったか。残念でした!」と箕浦たちをこき下ろし、R・E・Dのメンバー全員で嘲笑した。

 ハルクの舌鋒は鋭くなるばかりで、「あいつらママレードボーイ、ユニット結成早々にドラゴン・ダイヤが怪我で欠場。そして、ツインゲート挑戦失敗! あいつらのピークもう終わったな。あいつらの勢いのピークはあの謎の入場シーンだけだよ。なんだあの入場。待たせやがって」と罵倒しまくり、「今年1年かけてあのママレードボーイをぶっ潰そうぜ」とMASQUERADE壊滅まで予告した。明日(13日)には盟友の吉田隆司&KAZMA SAKAMOTO&SB KENToがトライアングルゲート王座防衛戦が控えているだけに、「今日はツインゲート防衛成功、そして明日はトライアングルゲート防衛成功だ。吉田、KAZMA、SBK、いけるよな。明日もトライアングル防衛成功して、2021年は俺たちR・E・Dの年だ」と仲間たちを激励し、「リアルにエクストリームにR・E・Dの年だ。お前ら目離すんじゃねえぞ」と勝ち誇って後楽園2連戦初日を締めくくった。

 闘龍門世代、DRAGONGATE世代が解散し、2021年のDRAGONGATEマットは新しい局面を迎えているが、変わらないのはR・E・Dの猛威。今年もこの極悪ユニットがこのリングで縦横無尽に暴れ回ることになりそうだ。

【試合後のハルク&KAI】
▼ハルク「イージー! イージーマッチだ!」

▼KAI「2021年一発目、何だこれ?」

▼ハルク「イージー! 申し訳ねぇな、こんな楽に防衛記録重ねてよ」

▼KAI「あいつら、もともとよ、ニセモノのチャンピオンだったんじゃねぇのか?」

▼ハルク「ふざけんなよ。だいたい、あいつら何年目だ? クソガキだろうが!」

▼KAI「出直して来いコノヤロー!」

▼ハルク「だいたいな、日本語で挑戦表明もできねぇジェイソン!」

▼KAI「箕浦もできねぇんじゃねぇのか?」

▼ハルク「しゃべれねぇからな。ここは日本だ。まず日本語を勉強してこい。わかったか!? やり直せ! ビール持ってこい!」

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