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1/17【新日本】オカダ「EVIL戦あきらめない」 後藤は失意ジェイに「立ち直り方教えてやる」

『Road to THE NEW BEGINNING』東京・後楽園ホール(2021年1月17日)
○後藤洋央紀&オカダ・カズチカ&石井智宏vsEVIL&高橋裕二郎&ディック東郷×

 オカダが「あきらめない。必ずやりますよ」と改めてEVILに照準。後藤は失意のジェイ・ホワイトに救いの手を差し伸べた。

 1・4ドームでオスプレイとの激闘を制したオカダは2021年、タイトル戦線への復帰を見据えている。そのために次なる標的と定めたのが昨年のNEW JAPAN CUP決勝戦で敗れているEVIL。1・6TDC大会で「EVIL、お前に負けてから、いろいろおかしくなった」と発言し、雪辱に乗り出す構えをみせていた。

 この日、オカダは6人タッグでEVILと対戦。いきなり両者が先発で向き合うかに思われたが、EVILはリング下に降りてすかす心理戦に出る。動じないオカダはしばしリング上で待ち受けたが、やはりEVILは対峙するつもりはなく、オカダは後藤に先発を譲った。

 その後、場外戦でEVILにフェンス攻撃やイス攻撃で痛めつけられたオカダだったが、中盤になってようやくEVILと向き合うとランニングバックエルボー、DDTで攻め立てた。裕二郎の介入こそフロントハイキックで蹴散らしたが、リバースネックブリーカーが不発に終わると、EVILがレフェリーにオカダの足を預けてのトラースキック、串刺しラリアットで逆襲。フィッシャーマンバスターは逆にオカダが食い止め、エルボースマッシュを叩き込んだ。

 終盤には後藤がBULLET CLUBの3人連続串刺し攻撃を浴び、EVILのフィッシャーマンバスター、東郷のスポイラーズチョーカーで攻め込まれたが、両軍が入り乱れる混戦模様の中、牛殺しをさく裂させて逆転。すかさずGTRで東郷を仕留めた。

 EVILとの一騎打ちは未決定。オカダは「EVILも燃えてないのかな? オカダに関しては。勝ち逃げがいいもんね。そりゃそうだよね」とEVILの心理を分析したが、当然引き下がるつもりはない。「俺はあきらめない。今回、まだ何が起きるかわからないし、あきらめずにやっていこうかなと思います」と再戦実現を誓った。オスプレイ撃破で最高のスタートを切った2021年、オカダはEVILへのリベンジによって勢いを加速させるつもりだ。

 一方、後藤はジェイに救いの手を差し伸べた。1・5東京ドーム大会で飯伏の軍門に下り、二冠獲りを逃したジェイは「もうやりたくない。8年間頑張ってきたが、もう無理だ」などと投げやりな発言を口に。翌1・6TDC大会でも石井にピンフォール負けを喫した。すると後藤はCHAOSの元盟友でもあるジェイに向かって「俺んとこに来れば、立ち直り方を教えてやっても…いつでも教えてやるよ」と投げかけた。1・6TDC大会を最後にジェイは新日マットから姿を消し、様々な憶測が飛び交っているが、突然といえる後藤からのメッセージに応じることはあるのか。ジェイの去就が注目される。

【オカダの話】「まぁ、希望したEVIL戦は今シリーズ入っていませんでしたけども、俺はあきらめない。今回、まだ何が起きるかわからないし、あきらめずにやっていこうかなと思います。EVILも燃えてないのかな? オカダに関しては。勝ち逃げがいいもんね。そりゃそうだよね。まぁ、あんな横に…ディック東郷かTikTok(ティックトック)か知らないけど、あんな人がいなくてもEVILは十分やれるでしょう。俺はあきらめずにタイトルマッチでも何でもないけど、オカダ・カズチカっていう存在はそれだけでもうタイトルでしょう。あきらめない。必ずやりますよ」

【後藤の話】「BULLET CLUB、傷心中のジェイ・ホワイトはどこ行ったんだよ? おい、俺んとこに来れば、立ち直り方を教えてやっても…いつでも教えてやるよ。(両手を広げて)2021年も自由に思いっきり暴れ回るよ」

※石井、EVIL、裕二郎、東郷はノーコメント

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