1/30【新日本】オーカーンが真っ向猛牛狩り 天山からモンゴリアンチョップ強奪
『Road to THE NEW BEGINNING』愛知県体育館(ドルフィンズアリーナ/名古屋)(2021年1月30日)
敗者モンゴリアンチョップ封印マッチ ○グレート-O-カーンvs天山広吉×
オーカーンが真っ向勝負で猛牛狩り。敗れた天山は長年得意技として使ってきたモンゴリアンチョップを封印することになり、オーカーンが“強奪"を果たした。
オーカーンは1・6TDCホール大会で天山を担架送りに。古傷の首を痛めて欠場を余儀なくされた天山だったが、1・23大田区大会で復帰を果たすと、オーカーンとの遺恨が激化。凶器が乱舞して無効試合が続き、ともに得意とするモンゴリアンチョップ封印を懸けての一騎打ちで雌雄を決することになった。
オーカーンは花道で天山を襲撃したものの、猛牛はその石頭で返り討ち。場外乱闘で試合は幕を開ける。すでに怒り心頭の天山は荒々しくオーカーンを痛めつけ、先にモンゴリアンチョップを乱射した。しかし、オーカーンも引かずに打ち返し、試合はモンゴリアン合戦の様相に。
オーカーンは天山欠場の原因になった首に一点集中攻撃を決めて勢いを見せつけるも、気持ちが折れない天山はカウンターのニールキックで反撃。気合いを発散させながら頭突きを乱射すると、カーフブランディングやダイビングモンゴリアンチョップなど滅多に見せない大技を連発して攻め立てた。壮絶なモンゴリアン合戦に発展しても一歩も引かず。アナコンダバイスに捕獲すると、立ち上がろうとするオーカーンをアナコンダバスターで叩きつけ、ムーンサルトプレスで勝負に出た。
しかし、オーカーンは退避して自爆を誘う。それでも勝負を捨てない天山はTTDを仕掛けるが、オーカーンは阻止すると、二段蹴りをズバリ。見せつけるように、モンゴリアンを乱射すると、掟破りの逆TTDで突き刺した。意地の天山はフォールを返すと、雄叫びを上げて即座に立ち上がったが、オーカーンはエリミネーターでダメ押しし、接戦をものにした。
大の字になった天山をなおも暴行し、「モンゴリアンは余のものだ! わかったか!」と吠えたオーカーン。バックステージでも「フタを開けてみりゃあよ、ここまでイラつかされるとは思わなかった。だがな、元IWGPチャンピオン、タッグの最多保持者(に勝って)、そしてモンゴリアンチョップを強奪できたのは、大きな収穫だ」と勝ち誇った。
「『さんざん馬鹿にしてきて、老兵に勝ってうれしいか?』と聞かれれば、うれしくなんかねぇよ。当然だ。だがな、弱い者いじめは楽しかったぜ」と破顔したオーカーン。「また世間からの注目を集めたかったら、またみじめに『モーモーモーモー』鳴け。何度だって蹂りんしてやる。蹂りんこそ、至福である」と天山をあざ笑った。
昨年11・7大阪のオカダ戦、そして1・4ドームの棚橋戦と、凱旋帰国後は大物相手の一騎打ちで連敗していたオーカーンだったが、天山狩りを果たしてようやく結果を出した。猛牛撃破を足掛かりにして再浮上を狙うオーカーンの次なる標的はこの時点で不明だったが、メインイベント終了後にNEVER王座初戴冠を果たしたばかりの棚橋を襲撃。実力行使でNEVER王座挑戦を迫った。
【オーカーンの話】「(※両手を左右に大きく広げたあとで後ろ手に組んで)ひれ伏せ、愚民ども。そして天山。フタを開けてみりゃあよ、ここまでイラつかされると思わなかった。だがな、元IWGPチャンピオン、タッグの最多保持者(に勝って)、そしてモンゴリアンチョップを強奪できたのは大きな収穫だ。ま、『さんざん馬鹿にしてきて、老兵に勝ってうれしいか?』と聞かれれば、うれしくなんかねぇよ。当然だ。だがな、弱い者いじめは楽しかったぜ! (※舌なめずりしながら)最高だよ。だから余の、また一方的な弱い者いじめになっちまうけど、また世間からの注目を集めたかったら、またみじめに『モーモーモーモー』鳴け。何度だって蹂りんしてやる。蹂りんこそ至福である。イハハハ。グハハハハハハ!」
※天山はノーコメント