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1/30【新日本】KENTA屈辱の大の字 US王者・モクスリーが1年ぶり新日本マット登場

 約1年間に渡って新日本マットから遠ざかっていたIWGP・USヘビー級王者のジョン・モクスリーが、US挑戦権利証保持者のKENTAを襲撃。両雄による王座戦がついに決定的となった。

 モクスリーが現れたのはKENTAの試合後だった。新日本プロレスワールドで30日に配信された外国人選手主体プログラム『NJPW STRONG』で、KENTAはエル・ファンタズモ&ヒクレオと組んで、フレッド・ロッサー&TJP&リオ・ラッシュ組と対戦。ラッシュの丸め込みで敗れたファンタズモが納得いかずに相手方に襲いかかると、両軍入り乱れての乱闘に発展し、KENTAも馬乗りになってTJPを殴りつけていた。

 だが、そこで場内が暗転。再び照明が灯されると、リングにはUSヘビー級ベルトを手にしたモクスリーが立っていた。ファンタズモとヒクレオをベルト攻撃でことごとくKOしたUS王者は、ついに向き合ったKENTAとエルボー合戦を展開。カウンターで担ぎ上げたKENTAがgo 2 sleepを狙ったものの、着地したモクスリーは逆に必殺デスライダーで突き刺し、権利証保持者をKOした。

 KENTAは昨年8月にアメリカ版NEW JAPAN CUPを制してUS王座挑戦権利証を獲得。約半年間、5度に渡った争奪戦を制して権利証を守ってきたが、当の王者は一向に姿を見せないままだった。

 昨年2月以来、約1年ぶりの新日本マット登場。大の字となったKENTAの頭上でマイクを握ったモクスリーは「KENTA、簡単にベルトが獲れると思っていただろう? お前と俺の間には距離があると思っていただろ? でも俺はお前の手には乗らないぜ。俺には黄色信号も赤信号も見えていない。青信号にしか興味がない。今、この瞬間から俺はお前の手の届く場所にいる。でもお前がUSヘビー級王者になるという夢は悪夢になるだけだ」と宣告した。ようやく“その時"を迎えたKENTAにとっては、念願の対面がいきなり屈辱の舞台に。ともあれ、両雄による激戦の火ぶたが完全に切って落とされた。

プロ格 情報局