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1/31【DDT】秋山復帰、唯一のKO-D前哨戦制して遠藤に通告「俺のベルトしっかり磨いとけ」

 『新春ドラマティック・イタバシリーズ2021』が31日、東京・板橋グリーンホールで行われ、1ヵ月ぶりの復帰戦となった秋山準がKO-D無差別級王者・遠藤哲哉との唯一の前哨戦を制し、「しっかり磨いとけ! 俺のベルトなんだから」と通告した。

 昨年暮れに『D王 GRAND PRIX 2021』を制し、2・14川崎大会でのKO-D王座挑戦を決めた秋山。古傷である左ヒザの半月板損傷による手術(関節鏡下半月板切除術)のため、1・9後楽園大会から欠場していたが、この日、復帰戦を迎えた。

 12月いっぱいで全日本との契約が満了したことも明らかとなり、フリーとしての初戦ともなった秋山は大石真翔&岡谷英樹との準烈トリオで、佐々木大輔&高尾蒼馬のDAMNATIONと対戦。KO-D王座戦へ向けた最初で最後の前哨戦となった。秋山と遠藤が先発を買って出て開戦すると、グラウンドでの攻防から、秋山がチキンウイングアームロックで攻め立てた。

 だが、DAMNATIONから左ヒザを狙い撃ちされて守勢に回ってしまう。遠藤のスワンダイブ式低空ドロップキックを被弾し、鉄柱にぶつけられると、佐々木、高尾にも左ヒザを徹底攻撃された。

 それでも秋山はひるまない。遠藤にラリアット、ヒザ蹴りを叩き込むと、フロントネックロックで絞め上げ、雪崩式ブレーンバスターを見舞った。負けじと遠藤も低空ドロップキック、変型ニーロックと再び左ヒザ攻めを展開し、ハンドスプリングオーバーヘッドキックを放ったが、秋山は高尾のエルボー連打、ダイビングフットスタンプをしのぐと、ヒザ蹴り、エクスプロイダーで逆転。最後はスターネスダストαで高尾から3カウントを奪った。

 遠藤の眼前で最上級技をみせつけた秋山が唯一の前哨戦を制した。試合後、遠藤とにらみ合った秋山はベルトに手をかけると、「遠藤! いっぱい攻めてくれてありがとな。いいリハビリになったよ。お前らなんて俺のリハビリ相手だよ」と豪語すると、「そのベルトの右側がくすんでるんだよ。2月14日のKO-Dまでにピッカリンってヤツでしっかり磨いとけ。きれいにしとけ。俺のベルトなんだから」とベルト奪取は既定路線と言わんばかりに通告した。

 復帰戦とは思えない戦いぶりをみせた秋山はバックステージでも「気持ちいいくらい攻めてくれて、いいリハビリになった。もっともっと攻めてこい。攻めてくるのが怖いのか。最初にやってきたら決めちゃうぞ。タイトルマッチで『せーの』で組む試合ばかりじゃないぞ。覚悟しとけ。休ませてもらって気力も充実した」と強気の発言に終始。気になる左ヒザの状態も「現時点で(術後)3週間なんで、(不安は)全くないとは言えないけど、痛かったところを取ったので、単に術後で痛いだけで、術前より確実に踏ん張れてる」と上向きを強調し、「(フリーになって)頑張らないと。51歳で無職じゃどうしようもない。コロナ禍の中で。それくらいの方が気持ちも入る」と気合を入れた。

 一方の遠藤は「俺たちがヒザを攻めたけど、そんなに問題にしてないんじゃない。何回かヒザ食らったし、軸足になる左ヒザはしっかり立ってたと思うし。2週間もすれば、完ぺきに治してくるんじゃないか」と警戒する一方で、「チームとしては負けたけど、俺にはとっておきの切り札がある。俺の細くて短い人脈で、とある人物とコンタクトを取ることに成功した。秋山を最もよく知っていて、俺と同じハードトレーニングする人。その人物と近日中に会って、この体を鍛え直してもらう」と告白。「ひと皮むけた遠藤哲哉と、秋山準で2月14日、世界一の戦いを見せます。ピッカリンは用意する。俺が勝ってベルトを防衛して、リング上でピッカリン使って、秋山のツルツルの頭をさらに輝かせてやる」と秋山発言を逆手にとって予告してみせた。

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