プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

1/31【DDT】タッグ戦へDDTサウナ部一矢でEruption着火、6人タッグ挑戦へディーノが若手通信世代に強烈メッセージ

 『新春ドラマティック・イタバシリーズ2021』が31日、東京・板橋グリーンホールで行われ、竹下幸之介&MAOのDDTサウナ部がKO-Dタッグ前哨戦で一矢報い、王者・Eruptionも着火。男色ディーノは6人タッグ王座挑戦へ向けて王者・若手通信世代に強烈なメッセージを突きつけた。

 2・23名古屋大会でKO-Dタッグ王者・樋口&坂口に挑戦する竹下&MAOだが、UNIVERSAL王座戦「上野vs坂口」とのダブル前哨戦となった1・28新宿大会で敗戦。坂口からはDDTサウナ部を酷評された。

 この日は渡瀬瑞基と組んだ坂口との前哨戦となった。坂口のキックと関節技に苦しみながらもサウナ部は冴え渡る連係でしっかり応戦。最後はMAOが雪崩式みちのくドライバーIIを決めて渡瀬から3カウントを奪い、1・28新宿の借りを返した。

 Eruptionに一矢報いたDDTサウナ部。MAOは「この間の新宿ではずいぶんやってくれたね。私はセコンドだったので、何もできずに歯がゆい思いをしましたけど。見たか、このザマは! この間、『これが戦いだ』って言ったよな? これも戦いだよ。楽しみましょう」と勝ち誇ったうえで呼びかけた。

 これには坂口も「これだよ。俺が求めてるのは。できんじゃないか。ヒリヒリしてきたよ」と着火。「全員完全に殺してやる。カルッツ、名古屋、戦争だ!」と臨戦態勢に入った。バックステージでも坂口は「やりゃできるんじゃないか。やるかやられるか。燃えてきた。ヤル気スイッチ入った。カルッツ、名古屋、最初からその気で来い!」と気合十分に通告。パートナーの樋口も「アイツらの実力はわかってるけど、やっと来たな。こっちはエンジンかかってたけど、ヤツらもエンジンかかってきた」と挑戦者組の勢いを歓迎した。

 2・23名古屋大会でKO-D6人タッグ王座に挑むDDTレジェンド軍のHARASHIMA&ディーノ(パートナーは高木三四郎)が王者・若手通信世代に強烈なメッセージを投げかけた。

 5年ぶりとなる名古屋でのビッグマッチでDDTレジェンド軍は6人タッグ王座に挑戦する。この日はHARASHIMA&ディーノが彰人&平田との前哨戦に臨んだ。一進一退の攻防となった中、いつしか試合はレジェンド軍のペースに。ディーノの尻とHARASHIMAの蒼魔刀の合体技「地獄刀」が決まって彰人から3カウントを奪った。

 前哨戦を制したレジェンド軍は試合後、若手通信世代に痛烈なメッセージを投げかけた。「アンタたち余裕ぶっこいて、アタシたちを挑戦者に指名したのかはわからない。でも、ベルト獲ったら、また私が『自分こそがDDTだ』って旗振るぞ! それでもいいのか? その覚悟があって挑戦者に指名したんだね?」と問いかけたディーノは、「アンタたちの口から『応援よろしくお願いします』『この世代で盛り上げていきます』は聞きました。私が聞きたいのは『俺たちこそがDDTだ』って言葉よ! その言葉をもう1回、私が言うことになるんだよ。かかって来いや! 『頑張ります』『私たちが盛り上げていきます』じゃない! 『俺こそがDDTだ』って聞かせてよ。さもなくば、また私が言うことになる。またHARASHIMAさんが『黙って付いて来い』って言うことになる。それがイヤなら力づくで。多少自信なくてもリング上で言い切ってくれよ。当然、させませんけどね!」と魂の叫びとともに王者組にプレッシャーをかけた。

 バックステージでもディーノは「これは私だけの話だけどね。準ちゃん(秋山準)、DDTに上がって来てるじゃない? みんなの意識も変わった。それはわかる。もう私もそっちに行くのかと言ったらそんなことない。だから私が戦わなきゃならないのは、もしかしたら準ちゃんなのかもしれないと思ってるんで。それを言うにはまずベルトでしょ? みんながここを目指すって場所をつくってからでしょ。なんでそういうモチベーションで今回いってます」と秋山の存在を意識しつつ6人タッグ王座戦にかける覚悟を示した。

【彰人の話】「僕らは若手通信興行でもあったように、真ん中を取ろうとしない世代なんですよ。矛盾してるんですけど、あの人たちを越えたいと思ってずっとやってて、あの人たちを越えるということは真ん中に立ちたいとは思ってるんですよ。勝とうとはしてるんですよ。だけど、真ん中を取ろうとはしない。あの人が言う『僕たちがDDTだ』っていうのは、そういうことだと思うんですよ。団体の中心にいたいけどいれないと思ってしまって、使い勝手のいいポジションに自分たちから行ってしまった世代なのかなって。言い方は悪いけど、そういう世代なのかなと思ってしまって。ああ言われた以上、名古屋で」

プロ格 情報局