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2/1【全日本】世界タッグ前哨戦で小林と初シングルも宮原気乗り薄 「あんまり関わりたくない」

 宮原健斗が1日、2・18新木場大会で世界タッグ前哨戦としてシングル対決するアブドーラ・小林に対する嫌悪感をむき出しにし、「あんまり関わりたくない」と消極姿勢をみせた。

 青柳優馬とNEXTREAMを再結成した宮原は昨年暮れの「2020世界最強タッグ決定リーグ戦」に優勝。2021年オープニング興行となった1・2後楽園大会で諏訪魔&石川修司の暴走大巨人を破って世界タッグ王座を戴冠した。タッグの頂点に立った二人の前に大日本の関本&小林が現れて挑戦を表明。2・23後楽園大会での初防衛戦が決まった。

 昨年11・18新宿大会における最強タッグ公式戦でマッスル&ファットですに敗れているNEXTREAMにとっては雪辱戦。しかも宮原が小林にピンフォール負けを喫し、「何とかして消し去りたい。プロレスキャリア一番の汚点じゃねぇかなってぐらい思ってますよ」と言うほどの屈辱を味わった。だからこそ、関本&小林の挑戦を受けて立ち、「関本大介はいいですよ。もう過去、彼の実績というのはプロレス界で認められてますから。これは燃えてますよ」と気合を入れた。

 問題は2・18新木場大会だ。世界タッグ前哨戦として小林とのシングル対決が組まれたのだ。2月は11日がデビュー記念日で、27日が誕生日。最高男にとって「1年の中で最も宮原が光る月」だ。それが32歳を迎える今年、用意されたのは小林との2連戦。発表された小林との一騎打ちのカード画像をSNS上でみて目を疑ったという宮原は「対戦カードの画像も何か悪いよね。並ぶだけでちょっとね、恥ずかしいというか汚点なんですよ」と小林に対する嫌悪感を微塵も隠そうとしない。

 1・2後楽園大会でマッスル&ファットですが挑戦表明した際の小林の服装を「コンビニに行くような格好」と表現していたが、そこに「人前に出る商売をしてる以上はね、ああいうコンビニに行くような格好しちゃね…そこはたぶんね、僕とイメージするものが違う」と相容れないものを感じている。小林戦が決まって困惑すると同時に、「2020年のホントに汚点、プロレスキャリアの汚点。非常に恥ずかしい思いをした」と最強タッグでの悪夢を嫌でも思い返してしまう。「でもこれ、ホントでしょ? 事実でしょ? やるんでしょ? いやぁ、もうね、全日本プロレスが何を考えてるのかな」と疑問符を連発した宮原は「あんまり関わりたくないんですよ僕は」と言い切った。

 注目される小林とのシングル初対決だが、当の宮原は明らかに気乗り薄。インタビュー中も「汚点」という表現を9回も使うほど嫌悪感を抱いている。「宮原健斗というものを築いてきた、そこに何か汚点を残してるというか、僕の歴史にアブドーラ・ザ・小林いらないでしょう」と言い切った最高男は、小林との縁を断ち切るためにも2・18新木場、2・23後楽園を連勝で突破し、「汚点」を払しょくするつもりだ。

☆2/18(木)東京・新木場1stRING『2021 EXCITE SERIES』17:30開場、18:00開始

▼世界タッグ選手権試合前哨戦
アブドーラ・小林
vs
宮原健斗


☆2/23(火・祝)東京・後楽園ホール『2020 EXCITE SERIES』11:30開始

▼世界タッグ選手権試合
[挑戦者]
アブドーラ・小林
関本大介
vs
青柳優馬
宮原健斗
[第88代王者]
※宮原&青柳初防衛戦

【宮原の話】
――2・23後楽園大会で関本&小林との世界タッグ戦が決まったが、まず小林選手の印象は?

▼宮原「ただ、アブドーラ・ザ・小林に関しては僕、去年の最強タッグの開幕戦で負けてるでしょ。やはり、ホントに去年の年末、あの一戦っていうのは僕にとって汚点。白星がアブドーラ・ザ・小林に付いて、宮原健斗に黒星が付いてるという、その文面というか、それしか見てない人からしたら、えっ?と思うわけじゃないですか。宮原健斗どうした?と。非常に僕としては汚点。何とかして消し去りたい。プロレスキャリア一番の汚点じゃねぇかなってぐらい思ってますよ」

――世界タッグ前哨戦として2・18新木場大会で小林選手とのシングル対決も決まったが?

▼宮原「もう2月23日、世界タッグ決まってるでしょ。そこはもう僕、負けてるんで言い訳せずに受けましたよ。2月18日、全日本プロレスの公式発表があったでしょ。僕、SNSでエゴサーチしてたら、あの対戦カードの画像が出てきたんですよ。宮原健斗とアブドーラ・ザ・小林が並んだやつ。僕、世界タッグだと思ってたんですよ。パッと見たら世界タッグだなと思ったらシングルマッチと書いてあったんですよ。あれ?と思って。僕、3度見ぐらいしましたよ、携帯を。携帯の液晶画面がおかしくなっちゃったかと思って。あれ?っと思って、これはホントかな?と思って。でもこれ、ホントでしょ? 事実でしょ? やるんでしょ? いやぁ、もうね、全日本プロレスが何を考えてるのかなと思って。そこまでやるっていうね。いやぁ…やるんですよね? ホントね、汚点を思い出してますよ。2020年のホントに汚点、プロレスキャリアの汚点。非常に恥ずかしい思いをしたんで。ホントにやるんですかね? いやぁ、参った。ホント参ってる。非常に参ってる。味わったことのない参ってる。こういう感覚っていうのは。あのね、対戦カードの画像も何か悪いよね。並ぶだけでちょっとね、恥ずかしいというか汚点なんですよ。わかりますかね? プロレスラーにしかわからないかもしれないけど。ちょっとね、恥ずかしい思い。やるんですかね18日は?」

――1・2後楽園で青柳選手と世界タッグを獲った試合後、関本&小林が挑戦を表明したが、その時の気持ちは?

▼宮原「もうね、会場中がハッピーエンドだったじゃないですか。第88代新チャンピオン生まれたと。NEXTREAMここからいくぞっていうね。ああいう新しい雰囲気を感じてる中でしょ。来たでしょ、凄い格好で。みました? あの格好。俺ね、ホント、コンビニ帰りかなと思って。いかんよ入っちゃって思って。ダメダメ、セキュリティー止めなきゃダメだと思って、セコンド止めろよと思ったらアブドーラ・ザでしょ、来たのが。関本大介はいいですよ。もう過去、彼の実績というのはプロレス界で認められてますから。アブドーラ・ザに関してはね、ホント、コンビニに行くような格好で上がられちゃったら、写真を撮る際に僕と同じ写真に納まっちゃうじゃないですか。ああいうコンビニに行くような格好で。プロレスを知らない人からしたら、あれ? あのコンビニに行くような格好の人のお弟子さんかな? とか思われるじゃないですか。僕ちょっと若いから。癪だよね癪。人前に出る商売をしてる以上はね、ああいうコンビニに行くような格好しちゃね…そこはたぶんね、僕とイメージするものが違うというかね。同じところに収まるっていうのもやっぱりね、アブドーラ・ザ・に関しては非常に…あのコンビニに行くような格好の挑戦表明が全てじゃないですかね。ホント汚点」

――その日は夜が大日本の後楽園大会で、小林選手は早めに来てみたら宮原と青柳がいたからリングに上がったと言っていたが?

▼宮原「何かね、変な嗅覚もってそうな感じでしょ、あれ。ねぇ。アブドーラ・ザ・小林ってね、プロレスキャリアどれぐらいあるんですかね。どんなもんですかね。関本大介の方が先輩でしょ。だからやっぱりね、関本大介、先輩を立てるってことを彼は知らないよね。コンビニに行くような格好でサングラスかけたりする服のセンスを疑うよね、ホントに。初めて全日本プロレスをみた人はさ、びっくりしちゃうよね。ああいう格好で来られちゃうと。知らない太ったおじさん入ってきたみたいな。全日本プロレスのセキュリティーが甘いってことになっちゃうからね。ホントにやるんですかね。そういう心境」

――これ以上、小林選手に触れたくない?

▼宮原「もうね(苦笑) 全日本プロレスがシングルマッチを組んでる時点で、どういうことだろうと。僕はアブドーラ・ザ・小林、何を求めてるのかなというのはありますけどね。まぁ、2月、世界タッグ、アブドーラ・ザ・小林。シングルマッチ、アブドーラ・ザ・小林。2月、僕の誕生日ですよ。そしてデビュー記念日ですよ。そんな1年の中で最も宮原が光る月。あいつ、そういう嗅覚あるんじゃないですか。凄ぇ俺のこと調べてるんじゃないですか。マジ、キモいわ」

――全日本の公式ツイッターなどにもコメントを残しているが?

▼宮原「ホントにね、あんまり関わりたくないんですよ僕は。宮原健斗というものを築いてきた、そこに何か汚点を残してるというか、僕の歴史にアブドーラ・ザ・小林いらないでしょう。2月18日やるんですかね? いやぁ…。世界タッグは初防衛ってことに意味がありますから。で、関本大介でしょ。これは燃えてますよ。2月18日がシングルマッチというのはちょっと…本当にやるのかな?ってまだ疑問に思ってますね。ファンの皆様はどう思ってるんですかね。ホントそこが聞きたい」

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