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2/5【全日本】北斗&児玉がアジアタッグ挑戦権獲りへ おふざけ公開練習 亮生&HAYATOを真似て徹底挑発

 アジアタッグ王座挑戦者決定戦を控える大森北斗&児玉裕輔が5日、神奈川・横浜市の全日本道場で公開練習。出場チームである青柳亮生&ライジングHAYATOの合同練習を真似るなどのおふざけに終始し、最古のベルト挑戦権獲りへ自信をのぞかせた。

 北斗&児玉は2・23後楽園大会で亮生&HAYATO、佐藤光留&田村男児とのアジアタッグ王座次期挑戦者決定3WAYマッチに臨む。が、亮生&HAYATOの挑戦表明には不満しかない。1・24後楽園大会で北斗&児玉は8人タッグながら亮生&HAYATOに完勝。北斗が「あいつらは俺に完璧に負けたじゃん。なのに、アジアタッグ挑戦? これはおかしくなるよね」と首をかしげるのも無理はない。

 北斗&児玉はこの日、公開練習を行ったが、その中身は公開練習とは名ばかりの挑発行為だった。先月29日、亮生&HAYATOが宮原健斗&青柳優馬とともに合同練習していたが、それを真似つつおちょくった。

 北斗と児玉は合同練習後の全日本道場を占拠。「先週ぐらいにNEXTREAMがこんな動画上げてたんですよ。なんで僕らも公開練習しちゃおうかなって」と切り出した北斗は、スマホで亮生&HAYATOの公開練習の動画をみながら、鼻をすするところまで再現しながら亮生を真似て挑発した。児玉が「我々この二人がアジアタッグベルト獲るためにお二方にみっちりしごいてもらおうと思います」とHAYATOに扮すると、北斗は「2月23日に向けて…つかむため…挑戦者決定…最高」と宮原をも真似して小馬鹿にした。

 いざ公開練習になっても、二人は挑発行為を繰り返すばかり。亮生&HAYATOが行った相手を飛び越えるジャンプを「これで練習してる感出すとかしょっぱい」と嘲笑した北斗は、これを再現。しかもよく見ると、児玉を飛び越えているわけではなく、ただ左右に軽く飛んでいるだけ。にもかかわらず呼吸を乱しながらその場に倒れ込んだ。馬跳びを再現した児玉はしゃがみこんだ北斗をまたいで往復するだけ。いずれもトレーニングの部類に入るレベルとはいえそうにない。

 二人のおふざけはエスカレートしていく。児玉が「地獄の坂道ダッシュ、始めようぜ行こうぜ!」と宮原の合図を真似ると、北斗はほんの数段しかない階段を何度も往復。その場に倒れ込んで「きついっすね。でも人よりきついことしないと強くなれないんで」とHAYATOの言葉を真似たが、次の瞬間、涼しい顔で立ち上がる始末。「普段、自分パワーあるところ人に見せたことないんで、やっぱ大森選手、ベンチとか凄ぇんだなってところを見せたいと思います」と宣言した北斗はベンチプレスを披露したが、持ち上げていたのは重りをつけていないバーだけ。北斗は「全日本で俺よりベンチ上げる奴いる?って感じ」とうそぶいた。

 最後に二人は「最先端を重ねていく中で薄れていく文化を僕たちは大切にしてる。クラシックベーシック、それが僕らのプロレスのスタイルなんで」(北斗)とプロレスのトレーニングに欠かせないヒンズースクワットを行った。が、数回やっただけで数字をごまかし、3千回達成をねつ造。北斗は「他のタッグチーム、ヒンズースクワット3千回やれんのかって。俺と児玉さんはそういう練習から逃げずにやってきたんだ。レベルが違うんだよ」と勝ち誇った。

 公開練習とは言い難い内容に終始したが、裏を返せば二人の余裕と自信の表れともいえる。「やりきったね。これで23日の試合もバッチリでしょ」と児玉が呼びかければ、北斗も「イージー、イージー。イージー・ウェイ!」と呼応。呼吸が一切乱れないまま公開練習を終えた二人は、アジア挑戦権獲りへの景気づけとばかりに食事へと向かっていった。

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