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2/8【DDT】UNIVERSAL戦調印式で坂口が上野襲撃、赤井と越境タッグ結成の雪妃は「華やかに強さアピール」宣言

 2・14川崎大会へ向けた直前会見が8日、東京・渋谷のAbema Towersで行われ、DDT UNIVERSAL王座に挑戦する坂口征夫が王者・上野勇希を襲撃し、「俺の名前を呼ぶのを後悔するぐらいお灸据えて、そのままプロレスやめればいい」と引導を渡す構え。赤井沙希と越境タッグを組んで安納サオリ&松本都と対戦する雪妃真矢は「華やかに強さをアピールして勝利したい」と宣言した。

 2021年最初のビッグマッチとなる2・14川崎大会で坂口はUNIVERSAL王座に挑戦する。王者・上野からの指名を受けてのタイトル戦で、前哨戦では1・28新宿大会で上野をスリーパーで失神TKOに葬るなど圧倒。「チャンピオンから指名を受けた時、正直、舐められたもんだなと。それが最初の感想。一番名前を出しちゃいけない人間を、一番挑戦者として呼んじゃいけない人間を指名したってことを後悔させてやる」と殺気をみなぎらせている。

 ビッグマッチでのシングル王座戦はKO-D無差別初戴冠を果たした2015年8・23両国大会以来5年半ぶりとなる。「あれ以来なんで、それだけ気合が入ってる」と燃えている坂口は「試合終わった後、もう俺の名前を呼ぶのを後悔するぐらいお灸据えて、そのままプロレスやめればいいんじゃないですか」と上野に引導を渡す構え。写真撮影の際には上野の肩にあるベルトに手を伸ばし、拒まれるとボディブローをお見舞い。その場にうずくまった上野を踏みつけながらベルトを掲げた勝ち誇った。

 2・14川崎大会で唯一の女子プロレスとなるのが「スーパー女子プロ大戦〜咲乱華〜」と題された一戦。赤井と雪妃が越境タッグを結成し、安納&松本と対戦する。DDT唯一の女子レスラー・赤井は大舞台へ向けて「対戦相手の松本選手、安納選手と戦うのももちろんなんですけど、他のカードだったりとか、団体だったりプロレス界だったり世間と、女性として戦っていきたい」と気合を入れ、「相手と戦うのはもちろん、パートナーの雪妃選手に負けないつもり」と雪妃にも対抗意識を燃やしている。

 雪妃はアイスリボン所属。「パートナーだろうと、やはり負ける気はないというか、もっていかれてたまるかという気持ちで試合に臨みたい」と赤井発言に呼応した。現在は尾崎妹加と組んでインターナショナルリボンタッグ王座を保持。「もし万が一、都さんとサオリに私が獲られるようなことが起きれば、私、今アイスリボンのタッグチャンピオンなんで二人で挑戦してきてくださいよ」と“負けたらタッグ王座戦"の構えも見せたが、それも自信の裏返し。「DDTプロレスリングがなければ、私プロレスをみることがなく、プロレスラーになることもなかったと思うので、こうしてDDTさんのビッグマッチに呼んでいただけるというのは凄く感慨深いこと。ちゃんと暴れて、ちゃんと華やかに強さをアピールして勝利したい」と宣言してみせた。

☆2/14(日)神奈川・カルッツかわさき『KAWASAKI STRONG 2021』12:30開場、14:00開始

▼スーパー女子プロ大戦〜咲乱華〜
松本都
安納サオリ
vs
雪妃真矢
赤井沙希

▼DDT UNIVERSAL選手権試合
[挑戦者]
坂口征夫
vs
上野勇希
[第4代王者]
※上野3度目の防衛戦


【調印式の模様】
▼坂口「自分のことをチャンピオンが指名したんで、俺からしゃべるんじゃなく、指名してくれたチャンピオンから」

▼上野「そんなことないでしょ。第4代DDT UNIVERSALチャンピオンの僕がチャレンジャーの坂口さんより先にお話しさせていただきたいと思います。この坂口さんを挑戦者に選んだ理由としては、2020年、坂口さんに蹴り飛ばされて、絞め落とされてまして、2021年が始まりまして、もう終わってるんですけど、2020年をしっかり終えるべく、ベルトをかけて坂口さんと試合をして、苦い思い出を晴らそうと思っていたんですけれども、坂口さんと出会うたびに落とされ、ベルトを獲られ、やられてきたわけですけど、僕はこの時点で坂口さんとやるなら愛とサウナを語って、坂口さんから防衛して、この2021年もこのベルトでもっともっともっと楽しくて魅力的な1年にしたいと思っています」

▼坂口「チャンピオンから指名を受けた時、正直、舐められたもんだなと。それが最初の感想。一番名前を出しちゃいけない人間を、一番挑戦者として呼んじゃいけない人間を指名したってことを後悔させてやろうかなと思って、この一戦に挑むつもりで。今さら後悔してもしょうがないんで、来週のカルッツで悔いなくプロレス人生を終わらせるような、そんな感じでフィニッシュしたいと思います」

――指名された時点で勝てると思われているのが気に入らない?

▼坂口「あの指名された時点で、俺がチャンピオンベルトを掲げた時に、これが本来の姿っていう。あの時に会場にいたお客さん、ファンみんなこれが本来の姿ってものに納得してたと思うんで。それに対して、指名されてずいぶん舐められたもんだなと。チャンピオンになって自信がついたんだか何だか知らねぇけど、この間バリバリにやられて、人の名前をよく出したなと。それに対して舐められたもんだなと思います」

▼上野「そもそも坂口さんがベルトを掲げてこうやってる姿が本来の姿なわけはないんですよ。なぜか? このベルトに挑戦したことないですし、このベルトを持った姿もないので、本来の姿でも何でもないですから。僕は非常にユーモアな坂口さんは面白いなと思ってます」

▼坂口「俺が言ってんのは人間として強いか弱いかの話なんだよ。お前が弱い、俺が強い」

▼上野「強いか弱いかはお客さんが出すことではないと思います」

――その日で上野選手のプロレスラー人生を終わらせる?

▼坂口「正直、自分の中でDDTのビッグマッチでシングル挑戦というのは5年前のKO-D、あれ以来なんで、それだけ気合が入ってるというのと、誰の名前出したんだって? それを後悔させるために、試合終わった後、もう俺の名前を呼ぶのを後悔するぐらいお灸据えて、そのままプロレスやめればいいんじゃないですか。やれる体だったらいいけど。そんな感じです」

――前哨戦、あるいはバックステージで絞め落とされてきたが、坂口選手の寝技対策はどうする?

▼上野「やっぱり坂口さんはどこでも襲ってくる恐ろしさももちろんあるんですけど、やっぱり今まで坂口さんが経験してきているものとか、培ってきている技術というのは僕にはないもので。今ホントに坂口さんはこう言ってますけど、僕が後悔するかどうかは置いておいても、やっぱりこの前哨戦でもわかっている通り何も対応できていないのが現状なので。同じサウナ好きであり、筋肉も好きな青木さんにちょっと今、連絡を取らせていただいていまして、坂口さんに対抗するべくというよりは自分を守るべく、青木さんにどこかでご教授いただけるように連絡を取っていまして、それがどこまで自分が習得できるかはまだまだ分からないですけど、もしそれが実現すれば、少しでも僕の体を守り、後悔しないためにできるんではないかなと思っています」

――サウナはプロレスにどう活きる?

▼上野「プロレスには基本的には体をリフレッシュさせる。体を回復させたりとか、もちろん精神的にも向上しますし。サウナというとあれですけれども、お風呂とかもそうで、血液もよくなりますし、体のコンディションを整えるということでもプロレスに直結してきます。コンディションを上げるというところですかね」

――坂口選手はサウナは好き?

▼坂口「それは俺に対する嫌がらせですかね? 俺は1000%入れないですよ」

▼上野「でも銭湯は全然入れますから。1000%は難しくても、浅草なんかは全然大丈夫ですので、もしよろしければご紹介もいたします」

▼坂口「上野、お前に俺は超えられない。カルッツでお前を絞め落としてやる」

※写真撮影へ

▼上野「(坂口が拡げたジャケットに)血が付いてる血が」

▼坂口「(ベルトに手を伸ばして)いいから貸せよ」

▼上野「ベルトはね、チャンピオンが付けるものであって、チャレンジャーがこう付けるっていうのは、応援してくれてるようなファンの方がすることであって、このベルトがほしくて、このベルトを獲って写真を撮りたいなら、チャレンジャーが頑張って僕からこれを引っぺがして、2・14で獲るべきじゃないでしょうか? チャレンジャー、頑張ってください」

※坂口は上野にボディブローを見舞い、ベルトを手に上野を踏みつけてポーズ


【会見の模様】
▼赤井「DDTプロレスの赤井沙希です、今回このカードなんですけど、DDTという団体で唯一の女子のカード。華やかで美しいカードだっていうふうに印象を持ってる方がたくさんいると思いますけど、今こうして4選手は旬なので、華やかで当たり前だと思っています。戦っているところで強さを求めていきたいなと思ってるので、対戦相手の松本選手、安納選手と戦うのももちろんなんですけど、他のカードだったりとか、団体だったりプロレス界だったり世間と、女性として戦っていきたいなと思っています。相手と戦うのはもちろん、パートナーの雪妃選手に負けないつもりでやるので、雪妃選手にもそういうつもりで来てほしいと思っています。その気持ちが重なって同じ方向向いたら、よりよいタッグチームになるのかなと思っています。凄い楽しみです」

▼雪妃「女子プロレス アイスリボン所属の雪妃真矢と申します。今、赤井さんが言ってくださったんですけど、DDT所属の紅一点の赤井さんと組ませていただくというのは凄く光栄なことで、本当に心強いと思っています。ですが、今おっしゃったようにパートナーだろうと、やはり負ける気はないというか、もっていかれてたまるかという気持ちで試合に臨みたいと思っています。対戦相手について。サオリについては組むことが最近多くて、あまり対戦する機会がなかったんですけれども、本当に楽しみにしてる戦い。雪妃真矢から安納サオリに推し変した人たちにぜひとも見てほしいですよ、この一戦は。そして松本都選手については、いつも特にないですって感じなんですけど、今日は一言…一言じゃない。かつて同じ団体でしのぎを削った先輩であり、その後、たもとを分かつことになって、その後の松本都選手がどのように進化を遂げているのか…そんなこと一切興味ないので。ハッキリ言ってこのカードで都さん、やっぱりどうでもいいかな。サオリの方が興味があるかなって感じです。だけど、もし万が一、都さんとサオリに私が獲られるようなことが起きれば、私、今アイスリボンのタッグチャンピオンなんで二人で挑戦してきてくださいよ。必ず私、赤井さんと組ませていただいて、この勝負は勝ちにいきたいと思います。そしてDDTプロレスリングがなければ、私プロレスをみることがなく、プロレスラーになることもなかったと思うので、こうしてDDTさんのビッグマッチに呼んでいただけるというのは、凄く感慨深いことだと思っています。ちゃんと暴れて、ちゃんと華やかに強さをアピールして勝利したいと思います。よろしくお願いします」

▼安納「皆さん、こんにちは。安納サオリです。はぁ…今日来るの悩んだんですよね。二人の姿を目の当たりにするのが嫌で。正直めっちゃやきもち焼いています、二人が組むことに対して。凄くやきもち焼いてますし、めちゃめちゃ嫉妬です。先に言っておきます。松本都選手とは合わないと思います。でも、合わせていきたいと思います。ちょっと努力して松本都さんと向き合って、二人への嫉妬をさらに膨れ上がらせていって14日ぶつけたいと思います」

▼松本「株式会社サイバーファイト傘下団体・崖のふち女子プロレス代表・松本都です。このたびは兄弟団体DDTさんに出られること本当にうれしいです。ありがとうございます。対戦相手、パートナー含め、何で都なの?って言われたんですけど、私には理由がわかっております。出ることになってどうなるの?とか、どうなっちゃうの?とか、大丈夫?って凄く言われました。先が見えない、何でもあり、自由っていうのはそのままDDTさんの最高の魅力だと私は思っております。いっても沙希ちゃん一人でそのDDTイズムを体現できてたら、誰がカード組んでくださったのかわかんないんですけど、私はここに呼ばれてないので。沙希ちゃん、どういうことかちょっと考えた方がいいと思います。誰がカードを組んでくださったのかはわかんないですけど、凄くうれしいです。で、タッグベルトとかいいですけど、私たちが勝って、ウチの団体でやりましょう。それが条件です。女のキラキラ、バチバチと同時に、ドロドロ汚いところも含めて女子プロの魅力だと思うので、そういったものをみせていけたらと思います。とても楽しみです」

――安納選手に推し変されたファンがいるとのことだが?

▼雪妃「そうですね。実感として明らかなのは5名ほどいらっしゃいますね。非常に気まずそうに売店に行かれるんですよ、その方々。私の方をちらっと見て、コソコソコソっと並ばれるんですけど、気にせずに行っていただいた方が傷つかない。私としては」

▼安納「わかんなかった、すいません。そうなんだ」

▼雪妃「別にいくら推しがいようと全然構わないですし、まあまあ雪妃も魅力的だよというのはお見せしたいかなと思います」

――安納選手はこの二人と組みたかった?

▼安納「はい。カードみた時、最初はうれしかったですよ。凄いたまらんカードやなと思ったんですけど、インスタライブとかみたんです。かわいい、かっこいいと思って。そういうのみると、いいですよ。インスタライブやります?」

▼松本「やりましょうか?」

▼安納「やっぱりやめます。嫉妬。初めてこういう感情を覚えるんですけど、大好きだからなんだろうなと改めて感じました」

――連係を考えたりしている?

▼松本「してます、してます。当日楽しみにしていてほしいです。DDTさんにないものを女子プロで持ち込めたらと思ってます」

――今のDDTに何かが足りない?

▼松本「足りないものだらけなんじゃないですかね。高木社長もそういったものを見据えてオーナーをしてくださってると思うので。でも私は大好きなんです、兄弟団体のDDTさんが。だから、これは愛をもって沙希ちゃんに私こそがDDTだよというところを見せたいと思っておりますね」

――新コスチュームで臨むつもりは?

▼松本「はい、あります、あります。新コスチュームです。これ本当なんですけど。兄弟団体さんで新コスチュームでやります。あれ? ないんですか? 沙希ちゃんとか新コスチュームじゃないの? やばくない?」

▼赤井「いつもビッグマッチのつもりでやってるので、特に考えてないです。でもせっかく雪ちゃんと一緒に組むので、どっかしらで揃えたいなとインスタライブで仲良くなって言ってました」

――サイバーファイト傘下団体ということでいい?

▼松本「はい、よろしいです」

――高木さん個人でオーナーだったのでは?

▼松本「今、こうやって公式の前で言ったことでそうなりました。傘下団体になります。ABEMAタワーで。高木さんは今いらっしゃらないので大丈夫です」

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