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2/8【DDT】MAOの「楽させる」発言&挑発行為に坂口が怒りのボディブロー KO-Dタッグ調印式

 2・23名古屋大会で行われるKO-Dタッグ選手権試合「樋口和貞&坂口征夫vs竹下幸之介&MAO」へ向けた調印式が8日、東京・渋谷のAbema Towersで行われ、両チームが調印書にサイン。MAOが「そろそろ体も大変でしょうし、47歳になったんですか? 楽をさせてあげようかなって思ってます」と通告し、写真撮影時にベルトを奪う挑発行為に出ると、坂口は怒りのボディブローでお仕置きした。

 2・23名古屋大会のメインに組まれたのは王者・樋口&坂口に竹下&MAOが挑戦するKO-Dタッグ王座戦。その前の2・14川崎大会では坂口が上野勇希に挑戦するUNIVERSAL王座戦もあり、この2月のタイトルマッチ2試合がEruptionとDDTサウナ部の間で争われることになる。

 そして、MAOは2・28後楽園大会で王者・勝俣瞬馬に挑戦するサウナ部対決によるEXTREME王座戦も決まったばかり。「今、DDTを実際動かしてるのは我々この若い世代、中心地は俺ら」と自負するMAOはタイトルマッチ2連勝を飾り、2冠王となるつもりだが、まずは竹下とのタッグ王座獲りに全力を注ぐ。二人のタッグ歴は浅いものの、MAOは「タッグを組んで一番やりやすいって思う人は確実に勝てる人なんですね。というのも自分は自由に戦うだけなんで、それを尻拭いしてくれる人が絶対必要で。尻拭いという意味で竹下さんはこれ以上ないサポートをしてくれる」と竹下に全幅の信頼を寄せている。

 坂口から戦う姿勢を批判されたが、MAOは「こっちはね、まじめにふざけてるんだよ。ただふざけてるんじゃないの。ちょっと気抜いたぐらいが一番強いって自分でわかってる」と主張して譲らず。「そろそろ体も大変でしょうし、47歳になったんですか? 楽をさせてあげようかなって思ってます」と強気に挑発してみせた。

 対するEruptionは2度目の防衛戦。1・31板橋大会で前哨戦初黒星を喫し、「本当にしのぎを削れるような、やり合える相手になる」(樋口)、「こいつらもだいぶケツに火がついたみたいなんで、ようやくタイトルマッチらしい戦いになる」(坂口)と口を揃えたように完全に着火した。

 特に坂口は2・14川崎大会でのUNIVERSAL王座挑戦を控え、燃えている。これに勝利すれば2冠王としてタッグV2戦に臨むことになり、「2冠チャンピオンとしてこいつらの挑戦受けてやろうと思ってる」と予告。「舐めてかかってきてケガしても困る。俺らもケガするかもしれない。そのつもりで戦ってるんで、そういう気概で来てくれないと困る」と竹下&MAOに注文を付けた坂口は、会見後の写真撮影時、「ちょっと重いだろうから持ってあげる。チャンピオン、俺が楽にさせてあげるからね」と挑発してタッグベルトを奪ったMAOに怒りのボディブローでお仕置き。樋口もブレーンクローで竹下を捕まえてテーブルに投げつけ、息を吹き返したMAOが突っかかってきてもヘッドバットで返り討ちにしていた。

☆2/23(火・祝)愛知・名古屋国際会議場『友情、努力、勝利 in NAGOYA 2021』12:00開場、13:00開始

▼メインイベント〜KO-Dタッグ選手権試合
[挑戦者]
MAO
竹下幸之介
vs
坂口征夫
樋口和貞
[第68代王者]
※樋口&坂口2度目の防衛戦

【会見の模様】
▼MAO「チャンピオンからでもよいでござるよ」

▼坂口「お前らがチャレンジャー。お前らがしゃべれ」

▼MAO「しゃべるでござるよ。自分が2015年のDDTの名古屋の時は一番下っ端の、デビューしてすぐの一番下の若手で、試合も組まれてなくて、ずっと裏方を一日中走り回ってやってるっていう状況だったんですけども、5年経って、こうやって名古屋国際に帰ってきた時にはメインイベンターになってるという。このビッグドリームを必ずつかんで。今、DDTを実際動かしてるのは我々この若い世代。中心地は俺らってことで、絶対にここは譲れない戦いで。そろそろ体も大変でしょうし、(坂口は)47歳になったんですか? 楽をさせてあげようかなって思ってます」

▼竹下「DDTサウナ部の竹下です。今MAOが言った通り、今、完全にDDTの中心を走ってるのはDDTサウナ部だと思ってるので。実際、上野も先日の後楽園ホールでメインイベントに立ち、MAOもこの名古屋のメイン。で、28日の後楽園もサウナ部対決でメインも決まってるわけで、完全に僕たちが今、中心をいってるのは明らかなので。あとはこれに僕とMAOに結果がついてくればいうことなし。というわけで、そのタッグのベルトは竹下&MAOでいただきたいと思います。よろしくお願いします」

▼樋口「DDT、Eruptionの樋口和貞です。前哨戦重ねてサウナ、サウナどうのこうの言ってたのが、だいぶそちらも気合が入ってきたと思うんでね。自分が望んでたのはそういうMAOと竹下幸之介なんで。名古屋国際、タッグ王座をかけて戦いますけども、本当にしのぎを削れるような、やり合える相手になると思いますので、自分は非常に楽しみに思っています」

▼坂口「今回こうやって出てきてくれて、正直うれしい半面、舐めんじゃねぇぞって反面と。この間、前哨戦でやられて。こいつらもだいぶケツに火がついたみたいなんで、ようやくタイトルマッチらしい戦いになるなと、そう思ってます。今、若手が回してるだとか、どうのこうのっていう挑戦者からの発言があったけど、実際、回してるのかよくわからないけど、DDT決してお前らだけで回ってねぇだろって。ここにいねぇかもしれねぇけど、HARASHIMAがいて、男色ディーノがいて、そういう人たちの頑張りもあって今みんな上がってる。俺らもそう。全然関係ねぇだろ。お前らが入る前から俺ら戦ってる。それを名古屋でみせてやる」

――ユニットのキャラクター性が全く違うが、サウナ部に対する感情は?

▼樋口「そうですね。まぁ、そういう、どうのこうの抜きにして、自分は本当にこの二人の強さというのはわかってるし、やっとそういうのが剥がれて、しっかりとタッグ王座に向けて、戦いに向けての姿勢ができたのかなと思ってるので、そこは関係ないのかなと。本当にやるかやられるかのそういう試合ができると思ってるので関係ないのかなと思ってます」

▼坂口「率直な意見は二人とも強い。この前もやられてるし。ただ、ふざけてやってくるなって。やる時はやれって。これは戦いだから。舐めてかかってきてケガしても困るし、こっちもそのつもりで。俺らもケガするかもしれない。そのつもりで戦ってるんで、そういう気概で来てくれないと困るかなと思います」

――サウナ部の二人はタッグを組んだ経験があまりないが、チームとしての完成度、お互いの信頼度は?

▼MAO「自分、タッグを組んで一番やりやすいって思う人は確実に勝てる人なんですね。というのも自分は自由に戦うだけなんで、それを尻拭いしてくれる人が絶対必要で。尻拭いという意味で竹下さんはこれ以上ないサポートをしてくれるんで、自分は何も考えないで好きなようにやらせていただく。それだけですね。あとは思ってたところにバチっと竹下さんがいいアシストがあったりだとかがあるんで、そのへんの信用度は満点。満点以上です」

▼竹下「先ほど坂口選手からふざけた態度で試合に臨むなって言葉がありましたけど、MAOに関しては真剣にふざけてるんで。本気でふざけてるんで。僕もそれを本気で尻拭いしようと思ってますので。僕らはアメリカでもタッグ組んで、EVOLVEのタッグ王座に挑戦した経験もあるし。決してタッグの数は多くないですけど、僕が4年前、タッグベルト最後巻いてた時はマイク・ベイリーとのタッグで、2年前、MAOが最後タッグベルト巻いてた時も同じくマイク・ベイリーとのタッグで。僕らにはマイク・ベイリーという共通項があるんでね。(MAOとの間に手をかざして)ここにはうっすらと皆さんに見えますかね? マイク・ベイリーの姿が。ベイリーと3人で戦いたいと思います」

――MAO選手はこの2月、2冠のチャンスとなるが?

▼竹下「言ったれ、言ったれ」

▼MAO「もうホントこっちはね、まじめにふざけてるんだよ。ただふざけてるんじゃないの。ちょっと気抜いたぐらいが一番強いって自分でわかってるんで。(勝俣)瞬馬君とのタイトルマッチも決まって、今一番楽しんでます、この状況をね。毎日が楽しい。毎日がエブリデイ」

▼竹下「毎日がエブリデイ?」

▼MAO「毎日が楽しい。真面目にふざけるじゃないけど、ユーモアのあるライフスタイルを送ってるんだ、こっちは。だから自分の一番いい状態でタイトルマッチに臨めてますね」

▼坂口「じゃあ、せめてふざけていいけど、ケガすんなよ。ケガして泣いても知らないよ。俺も2冠なんだ。この興行、2冠チャンピオンとしてこいつらの挑戦受けてやろうと思ってる」

▼MAO「(写真撮影の際、坂口の肩にあるベルトを手にして)ちょっと重いだろうから持ってあげる(とベルトを自分の肩に) チャンピオン、俺が楽にさせてあげるからね。重たくて大変だったもんね」

※坂口がMAOにボディブローをお見舞い。樋口はブレーンクローで竹下を絞め上げる。立ち上がったMAOが樋口の頭を両拳でグリグリしたが、振りほどいた樋口がヘッドバットで返り討ち。坂口と二人で写真撮影に応じて

▼坂口「舐めんじゃねぇってんだよ」

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