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2/11【GLEAT】稔が3月1日付でGLEATに入団 「UWFスタイルでもう一回熱狂的な時代を作りたい」

 GLEATは11日、田中稔の入団を公式YouTubeチャンネルで発表した。

 稔は94年1月に藤原組でデビュー。バトラーツ、新日本、全日本、WRESTLE-1を経て、2016年からフリーとして活動してきたが、3月1日付でGLEATに所属することになった。

 鈴木裕之リデットエンターテインメント代表から「UWFルールの方で田村(潔司)エグゼクティブをサポートしていただきたい」と打診されて快諾した稔。GLEATはプロレスルールとUWFルールの両スタイルが存在するが、新生UWFの大ファンだっただけに「時間はかかるかもしれないけど、UWFスタイルの、UWF部門というかを凄いものにしたいと本気で真剣に思っております」と意気込んだ。鈴木代表も「UWFルールのテクニカルオフィサーという形で入っていただいて、UWFルールの活性化、活況化にご尽力いただきたい」と期待している。

 新生UWFは社会現象といえるブームを巻き起こしたが、稔が目指すのはその再現。「あの頃の社会現象になるような新生UWFをリアルタイムで経験してるので、当時とは時代背景とか全部違うんですけど、UWFスタイル、あのスタイルのプロレスでもう一回社会現象になるような熱狂的な時代を作りたい」と壮大な目標を掲げ、「僕キャリア27年で鈴木さんとお話しさせていただいて、自分がこの業界でやる最後の大仕事」との覚悟も示した。

 田村潔司エグゼクティブディレクターとは97年のリングス参戦時に接点がある。この時、中量級トーナメントに出場する稔を手ほどきするため、当時、埼玉・越谷市にあったバトラーツの道場に1週間寝泊まりで練習したという。「凄く器用な選手でザ・プロレスもできてIWGPジュニアを11回防衛して、格闘技の試合でも結果を出して、なかなかそういう選手っていない」と稔を評した田村エグゼクティブディレクターは「GLEATのUWF部門とプロレス部門しっかり試合していただいて、二刀流の選手だと思うんで、そういうGLEATの二刀流の選手をどんどん増やしていけたらなというのが僕の願望」と大きな期待を寄せた。

 GLEATのチーフ・テクニカル・オフィサーを務めるカズ・ハヤシは全日本時代、稔と世界ジュニアヘビー級王座を巡って何度も激闘を繰り広げた。「一言で表しますとミスターパーフェクト。僕たちプロレスラー側から見ていて、強さあり、それでいてストイックであって、かっこよくて、見た目もいい」と一目を置いたカズは、「UWFの世界を作っていただくのはもちろんなんですけど、選手としてお互いにバチバチ火花を散らし合いながら戦っていきたい」と再会に胸を躍らせた。

 また、GLEATは7月1日に旗揚げ戦を予定しているが、鈴木代表は「その前にGLEATのプロレスだけの大会とUWFだけの大会を一回ないし二回ずつぐらいやりたい」と考えている。まだ会場など詳細は決まっていないが、田村エグゼクティブディレクターは「会場押さえろ!」と新日本vsUインターの対抗戦決定時の長州力のようにその場で要請していた。

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