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2/14【DDT】飯野が半年ぶり復帰戦で激勝 火野戦へ「ぶっ潰してやる!」

『KAWASAKI STRONG 2021』神奈川・カルッツかわさき(2021年2月14日)
飯野雄貴復帰戦 ○飯野雄貴&竹下幸之介&彰人&勝俣瞬馬vs佐々木大輔&高尾蒼馬&火野裕士&マッド・ポーリー×

 飯野が半年ぶりの復帰戦でポーリーをスピアー2連発で下して激勝。一騎打ちを控える火野に「ぶっ潰してやるからな。覚えとけよ」と言い放った。

 脊髄硬膜外血種のため、昨年8月から欠場していた飯野。復帰戦でALL OUTの竹下&彰人&勝俣と組み、DAMNATIONの佐々木&高尾&ポーリー&火野と激突した。飯野は自身の欠場中にDDTに再び参戦するようになった火野を強烈に意識。2・23名古屋での一騎打ちを前に、1・28新宿では火野を襲撃していた。

 この日も飯野は火野狙い。ゴングを待たずに飯野はスピアーで襲撃すると、そのまま大乱闘で試合の幕が開ける。試合権のある状態で火野と対峙しても飯野は気合いの入った表情でラグビー仕込みの闘志を表す舞い・ハカを披露し、スピアーで突っ込んだ。しかし、避けられてコーナーマットに自爆。火野のラリアットに被弾すると防戦一方に。欠場の原因になった腰にDAMNATIONの集中攻撃を受けて苦もんした。それでも必死に抵抗し、高尾をダブルチョップでなぎ倒して自力でピンチを脱してみせる。

 ALL OUTのメンバーが巻き返しに出ると、体力を回復させた飯野が再登場。火野とまたも向かい合う。串刺しラリアット、ショルダータックルとパワフルな攻めを見せた飯野は、果敢に逆水平合戦を仕掛けた。火野もTシャツを脱いで呼応し、衝撃音が場内に何度も響き渡る。火野は両腕を背中に回してノーガードで受け止めたが、飯野はラリアットで強引にねじ伏せた。しかし、火野も投げ捨てジャーマン、ラリアットで一歩も引かない。

 動きの止まった飯野にDAMNATIONが総出で一気呵成。粘る飯野はポーリーにボディスラムを狙うが、押し潰されてしまうと、勝俣がダイビングボディプレスで強引にカットイン。他の選手も次々にダイブ攻撃を浴びせ、結果的に一番下になった飯野はさらなるダメージを負った。両軍の総力戦は続き、竹下と火野が意地になって同時に眉山を決めれば、4対4でエルボー合戦を展開。飯野とポーリーも打撃戦で火花を散らした。

 エプロンに固定したラダーめがけて火野が勝俣を叩きつけるなどDAMNATIONが強引に主導権を握るが、孤立した飯野は奮闘。佐々木が脳天にパイプイスを振り下ろしても絶叫とともに受け止め、因縁の火野もバックフリップで黙らせる。ポーリーの空中胴締め落としを食らって追い詰められたが、リバーススプラッシュは寸前で避けて自爆を誘うと、竹下がジャーマンで援護射撃。ここがチャンスと、スピアーをぶち込んだ飯野は、カウント1でキックアウトされても、ロープを往復してから再度スピアーを突き刺し、ポーリーを撃破した。

 復帰戦で自ら勝利を飾った飯野は「勝ったぞ!」と絶叫。一騎打ちを控える火野に対し、「おい、火野。来週の名古屋国際、シングル、ぶっ潰してやるからな。覚えとけよ」と言い放ち、にらみ合いを繰り広げた。

 腰を攻め込まれながらも20分を超す激闘を乗り切った飯野。火野戦での勝利を足掛かりにし、半年間で差をつけられたライバルたちを猛追する構えだ。

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