プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/23【新日本】オカダ屈辱のピンフォール負け EVIL無法勝利で「テメーはもう顔じゃねえ」

『Road to CASTLE ATTACK』東京・後楽園ホール(2021年2月22日)
○EVIL&ジェイ・ホワイトvs石井智宏&オカダ・カズチカ×

 オカダが屈辱のピンフォール負け。無法勝利を挙げたEVILは「オカダ、テメーはこの俺には勝てねえ。なぜだかわかるか? テメーはもう顔じゃねえんだよ、コノヤロー」と宣告した。

 2・27大阪城大会ではCHAOSとBULLET CLUBによるシングル5大決戦が組まれている。一騎打ちに向けて、オカダとEVIL、石井とジェイは激しい前哨戦を重ねてきたが、今宵も荒れた展開となった。

 序盤はBULLET CLUBの独擅場に。ジェイは何度も場外に退避して石井に揺さぶりをかけると、EVILはセコンドのディック東郷に加勢させ、場外でオカダを暴行。その後も代わる代わるに腰を痛めているオカダをむき出しになったコーナーの金具に投げつけると、ジェイは中継用のカメラケーブルで首を絞め上げた。

 執ような挑発を受けた石井はブチ切れモードに。ようやくタッチをもらうと、髪を引っ張るなど珍しくラフファイトを見せ、止める海野レフェリーを振り払うなどエキサイト。コーナーでへたり込んだジェイにエルボーや逆水平の雨あられを浴びせた。その後、ジェイが捻りを加えたブレーンバスターやデスバレーボム、石井はブレーンバスターでそれぞれ投げ合ってここは痛み分けに。

 終盤には遺恨が深まる一方のオカダとEVILも激しい火花を散らした。ジェイや東郷の援護射撃を受けたEVILは首をカッ切るポーズからEVILを狙うが、振り払ったオカダはローリングラリアットからマネークリップに捕獲する。ジェイが加勢に飛び込んでも石井が投げ捨てジャーマンで返り討ち。外道と東郷の介入も阻止すると、オカダはEVILにドロップキックをぶち込み、再びマネークリップに絡み取って決定的なチャンスを掴んだ。

 だが、EVILは剥き出しになったコーナー金具に押し込んで脱出に成功。すかさず海野レフェリーの注意を外道が引きつけているスキに、東郷がスポイラーチョーカーでオカダの首を絞め上げる。意識もうろうとなったオカダを見た暗黒の王はEVILをズバリ。完璧な一撃で3カウントを強奪した。

 オカダを屈辱的なピンフォール負けに追い込んだEVILは勝ち誇るばかり。怒り心頭の石井は海野レフェリーの胸ぐらを掴み、ストンピングで蹴りつけて暴走し、ジェイの首をタオルで絞め上げるが、外道が救出。逆にジェイがタオルで石井を絞首刑に処した。

 オカダも石井も大の字になった中、マイクを持ったEVILは「おい、いいか、オカダ。これが3カウントだ。勝ったこの俺が正義だ」と豪語。「オカダ、テメーはこの俺には勝てねえ。なぜだかわかるか? テメーはもう顔じゃねえんだよ、コノヤロー。大阪城ホール、もう一度テメーを叩き潰してやるからな。よく覚えとけ」と予告して、後楽園大会はエンディングとなった。

 オカダは何も語らずノーコメントで控え室へ。興奮状態の石井はパイプイス片手に控え室襲撃を仕掛けようとしたもののあとの祭り。大阪城ホール決戦が刻一刻と迫る中、EVILとジェイの勢いばかりが目立つ結果となった。

プロ格 情報局