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2/23【新日本】本間がSANADAにシングル完敗 「何がなんでも諦めない」

『Road to CASTLE ATTACK』東京・後楽園ホール(2021年2月22日)
○SANADAvs本間朋晃×

 本間がSANADAとのシングルマッチで奮闘。完敗に終わったものの、「俺は勝つまで諦めねぇ。絶対諦めねぇ。何がなんでも諦めねぇ。絶対、結果を残してみせる」と視線を前に向けた。

 内藤が右ヒザ負傷により欠場したことで、急きょ、SANADAと本間のシングルマッチが後楽園大会のセミファイナルで実現した。内藤との一騎打ちを狙っていた本間にとっては、またとないチャンス。昨年10月の山形大会でSANADAが「東北で一番山形が好きです」と発言したことについて山形出身の本間は「山形が一番好きなのは俺」とライバル心をあらわにしており、並々ならぬ覚悟で戦いに臨んだ。

 全日本マットではGAORA王座を懸けて対戦したこともある2人の戦いは本間が先手。コーナーめがけてのコンプリートショットを皮切りに、首攻めで主導権を握る。後手に回ったSANADAだったが、不意を突く低空ドロップキックで逆襲。場外に本間を投げ捨て、プランチャを敢行すると、鉄柵を使った左ヒザ攻めにつなげ、試合は“首攻めvsヒザ攻め"の様相に。

 しばらく劣勢を強いられた本間はネックブリーカードロップやDDTで首を狙い撃ちにしたものの、SANADAも譲らず、スワンダイブ式ミサイルキックで流れをたぐり寄せると、バックドロップ、TKOと大技もさく裂した。

 それでも本間は勝負を捨てない。ラウンディングボディプレスを狙ってコーナーに上がったSANADAの背中、そしてアゴにこけしロケットを叩き込んでマットに転落させると、ラリアットからSTFで絞めに絞める。これで決まらないとみるや、雪崩式ブレーンバスターの体勢に。

 しかし、余力を残すSANADAは華麗に背後に不時着し、背中にドロップキックを放つと、たまらずコーナーから転落してきた本間の体をキャッチして、ドラゴンスリーパーの構え。粘る本間は首固めで愚直に3カウントを迫り、ドロップキックを食らっても仁王立ちして雄叫びを上げたが、冷静なSANADAは続くラリアットをかいくぐると、TKOの構えから前方に落とし、流れるようにSkull Endに捕獲。あざやかにギブアップを奪い取った。

 奮闘したものの、終わってみればSANADAに完敗。内藤戦はさらに遠のいてしまった本間は「この選手層の厚い新日本プロレスで、SANADAとのシングルマッチ。彼に爪跡を残せましたか!? いい試合でしたか!? なんて言うわけねぇだろ、バカ野郎!」と悔しさをあらわに。それでも気持ちは死んでおらず、「俺は負けてんだよ。負けたままで終わるか、バカ野郎! この世界勝った者が強い。勝った者が全てなんだ。俺は勝つまで諦めねぇ。絶対諦めねぇ。何がなんでも諦めねぇ。絶対、結果を残してみせる。俺と真壁の夢の続きだってあるんだ。このままで終わるわけねぇだろ」と吠えた。

 全日本時代以来、約8年ぶりの一騎打ちとなったが、本間は「次は8年後? そんなワケねぇだろ。すぐにでもやってやる。絶対、借りを返してやるから。勝ち逃げは許さねぇ」と早くも再戦を視野に。内藤に続き、SANADAの名前も本間の標的リストに加わった。

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