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2/24【NOAH】新GHC王者・武藤が清宮眼前で快勝発進 博多へ「親切丁寧に潰す」

『STEP FORWARD 2021』東京・後楽園ホール(2021年2月24日)
○武藤敬司&丸藤正道&田中将斗vs清宮海斗&潮崎豪&稲葉大樹×

 新GHCヘビー級王者の武藤が、次期挑戦者・清宮の眼前で快勝スタート。「“安パイ"の域は脱してない」と酷評し、「ノアの一員として、親切丁寧に清宮を潰しにいきます」と余裕を漂わせた。

 日本武道館大会でのGHCヘビー初挑戦・初戴冠から12日。58歳の武藤がGHCヘビー級王者としての初戦を迎えた。3・14福岡国際センター(博多)大会での初防衛戦に向けて、24歳の若き挑戦者・清宮と前哨戦で向き合った。

 のっけから先発したが、序盤を支配したのは清宮。武藤をあの手この手のヘッドロック、袈裟固めでコントロールし、ドラゴンスクリューも回転させずに封じて再び袈裟固めへと持ち込んだ。

 中盤過ぎにも再び対峙。やはり清宮がダイビングエルボーやミサイルキックで躍動し、ランニングエルボーからの投げ捨てジャーマンも見舞ったものの、武藤は崩れず。逆にシャイニング・ウィザードで返礼してみせた。

 そして最後も武藤が決めた。稲葉の卍固めで捕まりかけたところを、“M's alliance"の同志・丸藤がフックキックでカットし、続けざまに虎王を発射。さらには同じくM's allianceの田中もスライディングDを叩き込む。超強力な援護を受けたところで、最後は武藤がシャイニング弾を叩き込み、清宮の眼前で稲葉から3カウントを奪ってみせた。

 GHC王者としての初陣を飾ると同時に、3・14博多決戦に向けた唯一の前哨戦にも快勝。悔しげな清宮は「もしあなたが神様だとしても、俺は負けることができない。俺がノアの未来だ!」とマイクで叫んでも、武藤は貫禄たっぷりにゆらゆらと花道を下がった。

 昨年8月の一騎打ちで清宮を破っているだけに、好きな麻雀になぞらえて「安パイ」と形容していた武藤。この日も「やっぱりまだ安パイの域は脱してない」と酷評しつつ、「もっともっと彼の持っているエネルギーを貯めて向かってきてほしい」と注文をつけた。

 GHCヘビー戴冠を果たして、ノアにもサプライズ入団。「清宮が期待の星っていうのはわかるんだけど、もっとスピーディに成長してほしいというか。まあ、タイトルマッチまでそんなにねえからな。まあ、俺もノアの一員として、親切丁寧に清宮を潰しにいきますので。以上です」。ノアの武藤、GHC王者の武藤として、清宮を再び谷底へ突き落とす。

【試合後の武藤&丸藤】
▼武藤「正直、この前もちょっと麻雀にたとえて言ったけど、やっぱりまだ安パイの域は脱してないというか。このハイが通るか、通らないか。俺は通ったらハネ満以上ツモれるなっていう、そこまで危険な感じはまだしねえな。ある意味、潮崎戦でチャンピオンになって、もしかしたら若干燃え尽き症候群というかさ。清宮には潮崎以上の脅威というかさ、そういうのを。もっともっと彼の持っているエネルギーを貯めて、向かってきてほしいというか。実はノアの一員になったからね。わかるよ。俺は清宮が期待の星っていうのはわかるんだけど、もっとスピーディに成長してほしいというか。まあ、タイトルマッチまでそんなにねえからな。まあ、俺もノアの一員として、親切丁寧に清宮を潰しにいきますので。以上です。今日はありがとう」

▼丸藤「ありがとうございます。武藤さんを攻略するには、たぶん麻雀覚えたほうがいいんじゃないのか。例えが全部麻雀だからな」

▼武藤「俺、麻雀弱えんだよ」

▼丸藤「麻雀覚えとけ、清宮」

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