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2/25【新日本】内藤IC戦目前で9日ぶり復帰 「神様…いや、飯伏幸太! お互い楽しもうぜ!」

『Road to CASTLE ATTACK』東京・後楽園ホール(2021年2月25日)
○鷹木信悟&内藤哲也&SANADAvs飯伏幸太&永田裕志&本間朋晃×

 内藤が大阪城大会目前で9日ぶりに復帰。IWGPインターコンチネンタル(IC)王座戦最後の前哨戦で飯伏と火花を散らすと、「神様…いや、飯伏幸太! お互い楽しもうぜ!」と呼びかけた。

 2・28大阪城ホール大会で飯伏とのIC王座戦を控える内藤あったが、2・16後楽園大会で右ヒザを負傷。その後の大会を欠場していたが、この日、9日ぶりに復帰を果たし、大阪城決戦目前でリングに立った。

 6人タッグで飯伏と対戦。2人はいきなり先発すると、グラウンド戦やハンマーロック合戦など基本的な動きでせめぎ合う。内藤はヒザ負傷の影響を感じさせない動きを披露した。

 ここは様子見に終わったが、再び対峙すると、スピーディな攻防を展開。飯伏は低空ドロップキックをジャンプしてかわすと、レッグラリアット、その場飛びムーンサルトプレスと躍動感溢れる攻撃を仕掛ける。負けじと内藤は左ヒザに照準。低空ドロップキックを見舞うと、執ように関節技で絞め上げた。逃れられても再び低空ドロップキックを放ったが、飯伏はハイキックでなんとか挽回する。

 終盤、両軍入り乱れての大混戦となると、内藤が延髄斬りから一気にランニング式デスティーノを狙ったが、飯伏はフランケンシュタイナーで追撃を許さず。その後、鷹木がパンピングボンバーからラスト・オブ・ザ・ドラゴンで本間を仕留めて試合は終了となった。

 内藤は場外で飯伏の前に立つと、屈伸運動を見せて万全の状況をアピール。一方、飯伏もリングに上がった内藤の右ヒザを場外から掴んで揺さぶりをかけると、ロープを挟んだ状態で2人はにらみ合った。

 内藤は欠場中も飯伏に舌戦を仕掛けていたが、二冠王から思うような返答は届かなかった。ここに来て、ようやく飯伏は自分の思いを一部マスコミに語ったが、内藤は「伝えたことはしつこいぐらいに言わないと、多くの人になかなか想いは伝わらないからさ。そういう意味では、今回の“神様"飯伏幸太の自分の意見の伝え方に関して、もうちょっと考え直したほうがいいと思うよ」「タイミング的に遅すぎるよ。もう大阪城ホール大会直前だよ。皆様に伝わる前に、もう大阪城大会、迎えちゃうよ。だから、そのへんは考えたほうが良いと思うよ」と上から目線で忠告した。

 二冠統一に向けての論争は平行線が続いてきたが、あとはリング上で雌雄を決するのみ。「こうして“神様"飯伏幸太の考えを知ることができて、俺は嬉しいよ。“神様"飯伏幸太と試合するのはやっぱ楽しいよ。何回やっても楽しいよ。そんな“神様"飯伏幸太とちょっとピリピリした雰囲気のなか、大阪城ホール大会で試合できること、俺は嬉しいよ。お互いの意見が対立するのは当たり前のこと。彼の言ってることも正解だし、俺の言ってることも正解だと思う。どちらの意見も間違ってないと思うよ」と一定の理解を示した内藤は、「神様……いや、飯伏幸太! 大阪城ホール大会でのインターコンチネンタル選手権試合、お互い楽しもうぜ! カブロン!」と呼びかけた。


【鷹木の話】「見ての通りだよ。俺はいつも通り絶好調だ。だが、俺たちロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンにとって、正直、高橋ヒロムの欠場は痛い。まあ、本人が一番辛いと思うけどよ、このネガティブなニュースを俺たちはポジティブに変えていかなきゃいかんから、こういう時期は。彼の分も俺たちが明るく元気に陽気に暴れ回るだけよ。まあ、今年に入って浮き沈みが激しい俺たちL・I・Jだが、俺も大阪城では試合が組まれてないけど、内藤がやってくれんだろ。満身創痍に見えてやってくれるのが内藤だよ。内藤! 見てんのか? まあ、俺も『CASTLE』でハッスルしたかったぜ。(※カメラマンに向かって)オイ、今のは笑うとこだぞ」

【内藤の話】「皆様、新日本プロレスワールドでの“神様"飯伏幸太のインタビュー観た? それから、週刊プロレスでの“神様"飯伏幸太のインタビューはお読みになられましたか? なかなか面白いインタビューだったよ。やっぱ、“神様"飯伏幸太の頭のなかではこの先のビジョンがちゃんとあったってことだね。喋ることが苦手なら、毎回同じことを繰り返し言えばいいよ。リング上でも、バックステージでも同じことを繰り返し言えばいい。伝えたことはしつこいぐらいに言わないと、多くの人になかなか想いは伝わらないからさ。そういう意味では、今回の“神様"飯伏幸太の自分の意見の伝え方に関して、もうちょっと考え直したほうがいいと思うよ。今回の新日本プロレスワールドのインタビューも、週刊プロレスのインタビューも、タイミング的に遅すぎるよ。もう大阪城ホール大会直前だよ。皆様に伝わる前に、もう大阪城大会、迎えちゃうよ。だから、そのへんは考えたほうが良いと思うよ。でも、こうして“神様"飯伏幸太の考えを知ることができて、俺は嬉しいよ。“神様"飯伏幸太と試合するのはやっぱ楽しいよ。何回やっても楽しいよ。そんな“神様"飯伏幸太とちょっとピリピリした雰囲気のなか、大阪城ホール大会で試合できること、俺は嬉しいよ。お互いの意見が対立するのは当たり前のこと。彼の言ってることも正解だし、俺の言ってることも正解だと思う。どちらの意見も間違ってないと思うよ。あとは2月28日、大阪城ホール大会のリングで戦うだけ。2月28日、大阪城ホール大会、神様……いや、飯伏幸太! 大阪城ホール大会でのインターコンチネンタル選手権試合、おたがい楽しもうぜ! カブロン!」

※SANADAはノーコメント

【飯伏の話】「最後に1つだけ……最後の最後に1つだけ言いたいです。僕はこの2つのベルトを、2つとも本当に守りにいきたい。だから、だからこそ、『これを1つにしたい』って言ってる。それが本当に伝わってもらえない。でも、僕の中では2つとも残すから。絶対に残すから! もっともっと上のステージに行くから」

【試合後の永田&本間】
▼永田「本間、大丈夫か?」

※永田が本間の肩を叩きコメントブースを去ると

▼本間「ありがとうございます。ハァハァ、負けても、負けても、負けても、俺は立ち上がって見せる。次だ次、内藤だけじぇねぇ。鷹木、SANADA、ヒロム、BUSHI、みんなブッ潰してやりてぇよ。そんな夢を持っちゃダメか。オイ、俺が勝つ夢、持ったらダメか。俺は絶対、勝ってみせる。クソー! 負けたままで絶対に終わんねぇから、俺は。ただ1つ、内藤、今お前の目は飯伏に向いてるのかもしんねぇけど、絶対、俺は振り向かせてみせるからよ。絶対に振り向かせる。鷹木、お前もだ。SANADA、お前もだ。勝ち逃げは許さなねぇから」

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