プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/26【CyberFight】4団体合同興行『CyberFight Festival 2021』6・6さいたまSAで開催 KO-D、GHC、プリンセスの3大タイトルマッチ、提供試合、交流戦を予定

 CyberFightは26日、東京・渋谷スクランブルスクエアで会見し、6・6さいたまスーパーアリーナ大会『CyberFight Festival 2021』の開催を発表した。DDT、ノア、東京女子、ガンバレ☆プロレスの4団体による合同興行で、KO-D無差別級、GHCヘビー級、プリンセス・オブ・プリンセスの3大タイトルマッチの開催が決定。各団体による提供試合、団体交流戦などを予定し、高木三四郎社長は「今回のCyberFightフェスティバルでそれぞれの団体のファンの人たちや広く世間にも改めてプロレスの魅力を伝えていければ」と意気込んだ。

 DDT、ノア、東京女子、ガンバレ☆プロレスのCyberFight4団体による合同興行『CyberFight Festival』の開催が決まった。4団体が一堂に会し、DDTのKO-D無差別級、ノアのGHCヘビー級、東京女子のプリンセス・オブ・プリンセスの3大タイトルマッチが主軸となる。全試合数など詳細は未定ながら各団体による提供試合、団体交流戦などを予定しており、CyberFightオールスター戦の様相を呈することになりそうだ。

 CyberFightでは“業界1位"の大目標をぶち上げているが、6・6さいたまSA大会はそれを目指すうえで、大きなアピールの場となる。会見には高木三四郎社長、丸藤正道副社長、彰人、甲田哲也(東京女子プロレス代表)、大家健(ガンバレ☆プロレス代表)が出席。高木社長は「株式会社CyberFightを設立した際にプロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレス、それぞれの運営団体の魅力を伝えることのできるロックフェスティバルのような大会を企画できないか」と思案していたという。それが今回実現することになり、「今回のCyberFight Festivalでそれぞれの団体のファンの人たちや広く世間にも改めてプロレスの魅力を伝えていければ」と意気込んでいる。

 合同興行ながらノア勢はさいたまSA初進出。丸藤副社長は「先の(2・12)日本武道館大会以降、このようにビッグマッチのスケールがどんどん上がってきているということで、ノアの選手、スタッフ、大変モチベーション上がっておりますし、ファンの方々の声を聞いていても期待しか感じることができません」と高ぶりを隠せない。「この機会にノアのファンの皆さんにはぜひともDDTさん、東京女子さん、ガンプロさんの試合を見ていただいて、その逆もしかり。ぜひともみんなでCyberFight Festivalを楽しんでいただけたら」と呼びかけつつ相乗効果を期待している。

 そして、一選手として丸藤がどのような戦いに臨むか注目される。当日はタイトルマッチ、提供試合、交流戦と3つの選択肢がある。「自分としてはずっとノアでやってきて、ノアの誇り、そして自分たちがやってきたプロレスに対して自信がある」と豪語した丸藤は明言こそしなかったものの、「自分のプロレスを一番表現できる位置で僕自身は試合をしたいなと。目立ちに目立てる場所でと、そう思っています」と最高の舞台での戦いを描いた。

 彰人副社長は「CyberFightのプロレスの幅、多様性というものをしっかり認知していただきたい」と4団体が集結する特色を最大限に活かせることを強調した。その中で「一番大事なのは、まだCyberFightのプロレスを見たことないというお客様に対して、このCyberFightフェスを通して、しっかり認知してもらって応援していただければ」と新規ファン獲得も目指す。

 東京女子の甲田代表はこのビッグイベントで団体の存在を広くアピールするつもり。モーニング娘。が音楽フェス『ロック・イン・フェス』に2年連続で出演した際、大反響を呼んだことを例に出し、「普段あまり東京女子プロレスを見ない、あるいは見たことないファンの方に東京女子プロレスを見つけてほしい」と女子プロ版モー娘。となる構えをみせつつ、「普段、東京女子プロレスを応援してくださってる方には東京女子プロレスがさいたまスーパーアリーナで勝つところをお見せしたい」と力を込めた。

 ガンプロ代表の大家は「DDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、他団体におんぶに抱っこじゃダメなんだよ! 俺たちは刺身のツマじゃねぇ!」と意地をむき出し。この中で何としても存在をアピールするつもりで、「ガンバレ☆プロレスをもっともっと大きくして、ガンバレ☆プロレスがもっともっと頑張って、ガンバレ☆プロレスがもっともっと燃えて、このフェスでガンバレ☆プロレスがどういうものか絶対に! 爪痕を残してみせます!」と声高に誓った。

 「まだまだ正直、世間に届いているかというと届いていない部分が大きいかなと思ってはいますので、まずは世間に届けていくことを考えたい」とした高木社長はCyberFight Festivalの定期開催を見据えている。そのためにも第1回となる6・6さいたまSA大会を何としても成功させる。

☆6/6(日)さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ『CyberFight Festival 2021』12:00開場、14:00開始

[席種]
・CyberFightシート:50000円(当日51000円/非売品グッズ及び大会パンフレット付き)
・アリーナS:20000円(当日21000円)
・アリーナA:15000円(当日16000円)
・特別リングサイド:15000円(当日16000円)※ひな壇
・スタンドS:12000円(当日13000円)
・スタンドA:8000円(当日9000円)
・スタンドB:5000円(当日6000円)

[販売場所]
DDT公式チケット購入フォーム、チケットぴあ、ローソンチケット、e+
※NOAH'S ARK会員並びにUNIVERSE会員先行受付=2021年3月4日(木)12:00〜3月8日(月)12:00
※会場先行販売=3月14日DDT後楽園ホール大会
※一般販売=3月24日(水)〜


【会見の模様】
▼高木社長「株式会社CyberFight代表取締役社長の高木三四郎です。もともと昨年9月1日にプロレス事業部を経営統合して株式会社CyberFightを設立した際にプロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、東京女子プロレス、ガンバレ☆プロレス、それぞれの運営団体の魅力を伝えることのできるロックフェスティバルのような大会を企画できないかと思っておりました。2021年6月6日に国内の有数の大会場であるさいたまスーパーアリーナのメインアリーナで開催することとなりました。今回のCyberFightフェスティバルでそれぞれの団体のファンの人たちや広く世間にも改めてプロレスの魅力を伝えていければと思っております。当日は新型コロナウイルスの感染予防に十分対策を講じて開催します。人々に活力を与えるイベントにしたいです」

▼丸藤副社長「本日は皆さん、ありがとうございます。フェスという形でこういう合同興行になるんですけど、団体としては初めてのさいたまスーパーアリーナということで非常にテンションも上がっておりますし、CyberFightのおかげだと思っております。先の日本武道館大会以降、このようにビッグマッチのスケールがどんどん上がってきているということで、ノアの選手、スタッフ、大変モチベーション上がっておりますし、ファンの方々の声を聞いていても期待しか感じることができません。この機会にノアのファンの皆さんにはぜひともDDTさん、東京女子さん、ガンプロさんの試合を見ていただいて、その逆もしかり。ぜひともみんなでCyberFight Festivalを楽しんでいただけたらと思っております。また、デリケートな話ではございますが、オリンピックという話も非常に大変な中、プロレスでこの日本を元気にして、ぜひともたくさんの人に見ていただいて、こんなに楽しいんだ、こんなに元気になるんだというのをぜひとも日本のみならず世界中の人たちに感じていただいて、明日への糧にしていただけたらと思います」

▼彰人副社長「取締役副社長の彰人です。さっき丸藤さんがおっしゃったように、普段ノアしか見ない方もいらっしゃると思いますので、そういう方にDDTのプロレスの幅広さというものを知っていただきたいですし、ほかにも東京女子プロレスの華やかさ、ガンバレ☆プロレスのプロレスに対する真摯さ。CyberFightは多様なプロレスがそこに展開されていて、1個の団体だけじゃなくて各団体見ていただいて、CyberFightのプロレスの幅、多様性というものをしっかり認知していただきたいと思います。一番大事なのは、まだCyberFightのプロレスを見たことないというお客様に対して、このCyberFightフェスを通して、しっかり認知してもらって応援していただければなと思います」

▼甲田東京女子代表「東京女子プロレス代表・甲田です。今回CyberFightフェスということで、フェスと言われまして私がすぐに浮かぶのが『ロック・イン・ジャパン』…ロッキンと言われていて夏に行われる大きな音楽のフェスがあるんですが、そこに2018年と2019年にモーニング娘。が出場しました。そこで大きな反響を呼びまして、ネット上などでは『モーニング娘。ロッキン大勝利』と新しいファンを獲得いたしました。今回、東京女子プロレスCyberFightフェス出させていただくわけですけど、まずは普段あまり東京女子プロレスを見ない、あるいは見たことないファンの方に東京女子プロレスを見つけてほしい。そういう気持ちでいます。普段、東京女子プロレスを応援してくださってる方には東京女子プロレスがさいたまスーパーアリーナで勝つところをお見せしたい。CyberFightフェスで東京女子プロレス大勝利、そういったものをお見せしたいと思いますので、そのためにぜひ会場に足をお運びいただけたらと思っております」

▼大家ガンプロ代表「ガンバレ☆プロレス代表の大家健です。ガンバレ☆プロレスはプロレスをメジャースポーツにするために日々頑張っております。もともとはDDTプロレスリングに所属しておりまして、プロレスリング・ノアが仲間に加わり、CyberFightという大きな会社となりました。そこで行われるフェス。そこに参加させていただくことは大変光栄であり、ありがたいことであります。でもな! でも! このDDTプロレスリング、プロレスリング・ノア、東京女子プロレス、他団体におんぶに抱っこじゃダメなんだよ! 俺たちは刺身のツマじゃねぇ! ガンバレ☆プロレスをもっともっと大きくして、ガンバレ☆プロレスがもっともっと頑張って、ガンバレ☆プロレスがもっともっと燃えて、このフェスでガンバレ☆プロレスがどういうものか絶対に! 爪痕を残してみせます! そしてこのコロナ禍ではありますが! ガンバレ☆プロレスの熱すぎるファイトを皆さんにお届けしたい! そして皆さんに勇気を与えたい! 元気を与えたい! そのつもりで全力で戦いたいと思いますので、皆さんよろしくお願いします!」

――これをきっかけに交流戦として発展していく可能性はある?

▼高木社長「基本的にはどうですかね。いわゆる各団体の提供試合、各団体のいいものを見せていただければと思っております。交流戦に関しては現時点では未定です」

――大会に向けて選手として立ち位置をどう考えている?

▼丸藤副社長「ノアの一個人、イチレスラーとしてですか? そうですね。やっぱり自分としてはずっとノアでやってきて、ノアの誇り、そして自分たちがやってきたプロレスに対して自信があるんで、自分のプロレスを一番表現できる位置で僕自身は試合をしたいなと。目立ちに目立てる場所でと、そう思っています」

▼彰人副社長「僕もイチプレイヤーとして言わせていただくと、DDTのプロレスの一番いいところを出せるカードがそこでできればなというふうには思っておりまして。そこに自分がいるかいないかはわからないですけど、CyberFightフェスティバルを通じてDDTの楽しいプロレス、面白いプロレスっていうものを凄く世間にみせていきたいのがあります。そこに交流戦があるのかどうかはわからないですけど、もし仮にそれがあるとしたらノアの本流のプロレスというものをDDTの選手が何かそこから学ぶものがあってほしいし、お互い相乗効果でいいものがそこで作れればなと思います」

▼大家ガンプロ代表「俺自身がガンバレ☆プロレスなんで。僕はプロレスをやっていくうえで凄く思っていることは、こんなダメな人間でも頑張れば何とかなるんだよというところがあるんですよ。ホントにやられてもやられても立ち上がるところを皆さんにみていただきたいと思っておりまして。それが相手が例えばプロレスリング・ノアの選手でも、DDTの選手でも、ガンバレ☆プロレスの選手でも誰でもいいです。俺を叩き潰そうとする、その相手に噛ついていこうと思っております」

▼甲田東京女子代表「ちょっと質問とは違うかもしれませんけど、先ほどのロッキンの話にまた戻らせていただきますと、ロッキンの主催者の方がモーニング娘。が大変な反響を呼んだ時に、彼女らはロックフェス用に特別なセットリストを組んだりだとか、特別なことをしたりしたのではないと。普段通りのパフォーマンスをみせて音楽ファンを魅了した。そこが素晴らしいところだということを言っていたんですよ。東京女子も普段やっているパフォーマンスに自信を持っていますので、普段通りのものをさいたまスーパーアリーナでも見せて、それを多くの人に見つけてほしい。そう思っています」

――出場選手、全試合数などの詳細は決まっている?

▼高木社長「現状では正直まだ結構、未定の部分が大きいので、これからたぶん詰めていくことになると思うんですけども。それぞれがそれぞれのベストなものを提供していただけると思っておりますので、それにのっとった形になると思います」

――試合順はそれぞれの最高峰のベルトがある中で難しいと思うが?

▼高木社長「これも正直な話、まだ決まっていない部分でありまして、各団体のファンの皆さんもそれぞれの思いがあると思いますので。なるべく一番いいものというふうに、それぞれのいいところが出る形で調整していきたいなと思っております」

――CyberFight以外の団体の選手の参戦はある?

▼高木社長「現状では考えてはおりませんが、それぞれの各団体の裁量にお任せしたいなと思っておりますので、全くないということではないです」

――定期的に開催していく考えはある?

▼高木社長「基本的にはやっぱりCyberFightというのがいわゆる今お話もしてる通り、業界で一番の座を目指していきたいという気持ちもございますし、その中でやはりまだまだ正直、世間に届いているかというと届いていない部分が大きいかなと思ってはいますので、まずは世間に届けていくことを考えたいなと思ってますので。基本的には定期開催できればいいとは思っております」

プロ格 情報局