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2/27【新日本】KENTAようやく挑戦もUS獲りならず 1年ぶり防衛戦のモクスリーがデスライダー葬でV2

 『NJPW STRONG #29 NEW BEGINNING USA 2021』が27日、新日本プロレスワールドで配信され、ジョン・モクスリーがKENTAを退けてIWGP USヘビー級王座2度目の防衛に成功。権利証獲得から6ヵ月にしてようやく挑戦を果たしたKENTAだったが、US王座奪取はならなかった。

 昨年8月に「NEW JAPAN CUP in THE USA」を制し、US王座挑戦権利証を獲得してから6ヵ月。KENTAのUS王座挑戦がこの日ようやく実現した。1月末の『NJPW STRONG』で王者モクスリーがKENTAを襲撃し、デスライダーでKO。これをきっかけにUS王座戦が決まると、KENTAは現地時間3日に行われた米AEW『AEW Dynamite』に乱入し、モクスリーを逆襲撃。go 2 sleepで報復KOを遂げた。

 遺恨を深めに深めて決戦を迎えた両者はのっけから喧嘩腰のせめぎ合いを繰り広げた。開始早々、額を押しつけ合ってのにらみ合いからエルボー合戦で火花。スライディングラリアットで先手を取ったモクスリーに対し、KENTAは場外でのブレーンバスターで反撃して譲らず。ブリーフケース上へのDDTも敢行した。

 これで主導権を握ったKENTAは顔面を張って挑発してから後頭部に攻撃を集中。カカトで側頭部を蹴りつけ、ミドルキック連打を浴びせる。モクスリーがエルボー合戦に持ち込んでもフルスイングの一撃で返り討ち。モクスリーがトペスイシーダで反撃し、リングサイドにテーブルをセットしても、KENTAはUSベルトで殴打してモクスリーをテーブル上に。コーナー最上段からのダイビングエルボードロップでテーブル葬にした。

 すかさずKENTAは串刺しジャンピングフロントハイキック、串刺し低空ドロップキック、ダイビングフットスタンプの波状攻撃でたたみかける。go 2 sleepを阻止されても張り手連打を浴びせたが、モクスリーはジャーマン、ラリアットで意地の逆襲。馬乗りになってエルボーを連打すると、KENTAがGAME OVERで切り返しても、さらにスリーパーで切り返した。

 反転したKENTAが再びGAME OVERで捕らえたが、モクスリーはギブアップしない。ならばとKENTAはブサイクへのヒザ蹴りを狙ったものの、モクスリーはカウンターのラリアットで迎撃。KENTAがデスライダーを阻止してgo 2 sleepを仕掛けても決めさせず。KENTAもラリアットを連発し、左右の掌底を連打したが、モクスリーは高速DDTで返り討ち。意地のKENTAも中指を突き立てて挑発したが、モクスリーはデスライダーで突き刺して一気に3カウントを奪った。

 KENTAは惜しくもUS王座奪取ならず。昨年2・9大阪城大会での鈴木みのる戦以来1年ぶりの防衛戦となったモクスリーがV2を果たした。「飲み込むと血の味がする。呼吸をするたびに耳鳴りもする。体中が痛い。この感じ最高だぜ。この感じが好きでたまらないんだ!」と戦うことの充実感を噛み締めたモクスリーは、「俺には赤信号も黄色信号も見えていない。青信号しか見えていない。俺は自分の行きたいところに行って、自分のやりたいことをする」と豪語し、US王者であり続ける構えをみせた。

【モクスリーの話】「ああ、グロいな。飲み込むと血の味がする。呼吸をするたびに耳鳴りもする。体中が痛い。この感じ最高だぜ。この感じが好きでたまらないんだ! 新日本プロレスで試合をするのは最高だぜ。前にも言ったように、俺には赤信号も黄色信号も見えていない。青信号しか見えていない。俺は自分の行きたいところに行って、自分のやりたいことをする。誰かが俺を引きずり下ろすまで、俺はUSヘビー級王者なんだ」

※KENTAはノーコメント

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