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2/28【DDT】KO-D獲りへ樋口ブレーンクローで暴走 秋山は「絶対言うこときかせてやる」

『Into The Fight 2021』東京・後楽園ホール(2021年2月28日)
○クリス・ブルックス&樋口和貞&坂口征夫vs秋山準&大石真翔&岡谷英樹×

 KO-D無差別級次期挑戦者の樋口が王者・秋山相手に得意のブレーンクローで暴走。前哨戦第1Rで勢いをまざまざと見せつけ、「おい、秋山準。そんなもんか、コラ。3月28日、覚悟しとけよ」と挑発した。一方、秋山は「絶対あいつに言うこときかせてやる。『はい』って言わせてやる」と予告した。

 秋山は2・14川崎大会でKO-D無差別級王座初挑戦・初戴冠を果たした。リング上でD王GP公式戦で敗れている樋口を次期挑戦者に指名。リベンジするまではベルトを腰に巻かないという覚悟を示した。その後、秋山がDDTに所属することが発表となり、3・28後楽園大会でのV1戦が決定した。

 前哨戦第1Rとして、秋山が準烈の大石&岡谷と、樋口がブルックス&坂口と組んで激突。序盤から対峙すると、秋山は樋口を挑発して上手く場外戦に持ち込み、鉄柵にぶん投げて先制した。しかし、樋口は鉄柱に頭から投げつけあれても微動だにせず、ぶちかましで鉄柵に叩きつけて大暴れ。リングに戻っても、ストンピングやチョップでメッタ打ちにした。ここから秋山は防戦一方に。相手チームに代わる代わるに攻め込まれると、樋口のブレーンクローに捕まってピンチを迎える。それでもエクスプロイダー、ランニングニーの波状攻撃で一矢報いてみせた。

 しかし、その後も秋山は樋口組の猛威を抑えることができなかった。ブルックスが岡谷を追い詰めると、慌てて秋山がリングに飛び込むが、呼応した樋口がブレーンクローに捕獲。そのまま足を刈って押し潰すと、場外でも執ように絞め上げる。ブルックスがプレイングマンティスボムで岡谷を葬ったあとも、興奮状態の樋口はブレーンクローを続けて、坂口が止めに入るほどの暴れっぷりを見せた。

 D王GPで秋山を仕留めたブレーンクローをこれでもかと繰り出し、秋山を圧倒した樋口は、マイクを持つと、「おい、秋山準。そんなもんか、コラ。3月28日、覚悟しとけよ」と通告。バックステージでも「秋山準がKO-D無差別巻いてる、DDT所属、そしてヘッドコーチ…全部気に食わねえんだよ。間違いなく俺は秋山準からKO-D無差別のベルトを引っぺがす。立派なチャンピオンかもしれない。でも俺はしっかり秋山準からピンフォール取ってるし、今日だってリング上で自分の強さを見せたんで。なんとも思っちゃいねえよ」と“反秋山"の姿勢を鮮明にした。


 一方の秋山は「いってえ…爪切ってねえだろアイツ。あんなの簡単な技だからな。(つかむ仕草で)こうやってやるだけだからな。やり返さないとな。逆に(※両手のゲンコツでこめかみを挟む仕草で)こうやってやるか。これ(ベルト)獲ってからずっと負けてんだよな…こんなチャンピオン初めてじゃないか。普通獲ったら威勢よく勝っちゃうんじゃないのか。連勝街道ならぬ連敗街道だな…」とぼやき節。

 とはいえ樋口が“反秋山"提示には「俺が来た時からずっと反発してる。でもあいつは言ったよ。俺が勝ったら言うこときくって。絶対あいつに言うこときかせてやる。『はい』って言わせてやる。あいつ、俺の前で『はい』って言ったことない。絶対あいつには、勝った直後にとりあえず『はい』って言わせてやる」と実力で“上下関係"を刻み込む構えを示した。

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