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3/3【ストロングスタイル】新間会長がリハビリ中・猪木の姿にショック隠せず 初代タイガーと「1、2、3、ダー!」でエール

『ストロングスタイルプロレス Vol.9』東京・後楽園ホール(2021年3月3日)

 大会開始に先立ち、新間寿会長と初代タイガーマスクがリングサイドであいさつ。テレビに映し出されたリハビリ中であるアントニオ猪木氏の姿にショックを隠せなかった新間会長は、初代タイガーとともに「1、2、3、ダー!」でエールを贈った。

 原因不明の病と戦い、一時は試合会場からも遠ざかっていた初代タイガーだったが、昨年の12月大会ではリングサイドながら車椅子から立ち上がり、観客にあいさつして復活を印象づけた。今年は初代タイガーのデビュー40周年記念イヤー。その初戦となった今日、初代タイガーはこれまでの車椅子ではなく、自ら歩いて新間会長とともにリングサイドに立つと、猪木氏について言及した。

 現在、猪木氏は腰の治療のため入院中。YouTubeチャンネルでリハビリに励む姿を公開し、テレビなどでも話題になった。新間会長にとって猪木氏は苦楽をともにした元盟友であり、初代タイガーにとっては師匠にあたる。

 マイクを持った新間会長は前夜に猪木氏が亡くなったという未確認情報が舞い込んだが、事実無根だったことを明かし、テレビでリハビリする元盟友の姿を見たことにも触れ、「私が知っているアントニオ猪木ではありませんでした」とショックを隠せず、「どうしてこのような姿をテレビにさらさなきゃいけなかったのか。なんでこのような姿を私どもに見せなくちゃいけなかったのか」と残念がった。そして、「私は今月、86歳になります。86、そうだ、私の寿命は86でもいい。この残った命をアントニオ猪木のために使おうじゃないか」と決意をあらわに。「ぜひ私とタイガーの命を、多くの人々のの思いとともに、アントニオ猪木に捧げたい」と語り、猪木氏の1日でも早い回復を祈るべく、観客とともに、叫び声をあげない形ながら、「1、2、3、ダー」と拳を突き上げて、猪木氏を激励した。

 もちろん初代タイガーも気持ちは同じ。「猪木さんの映像を僕も見ました。いたたまれなくて、涙が出てきました。僕にとって師匠であるアントニオ猪木に絶対頑張ってもらいたい。心から応援したいと思います」と師匠にメッセージ。「リアルジャパンプロレス、初代タイガーマスクのプロレス、これは猪木さんの魂です。これを他の選手たちに引き継いでいってもらいたいです。切なる願いで、猪木の夢を僕が継いで、その夢を引き継いでもらいたいです。応援をよろしくお願いします」と次代へのストロングスタイルの伝承を改めて誓った。

プロ格 情報局