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3/4【新日本】「IWGP世界ヘビー級、クソダセえよ」 オカダが飯伏を「邪神」呼ばわり

『旗揚げ記念日』東京・日本武道館(2021年3月4日)
〇SHO&オカダ・カズチカ&石井智宏vs鷹木信悟&SANADA&BUSHI×

 オカダが二冠王者・飯伏を「邪神」呼ばわりし、「IWGP世界ヘビー級、クソダセえよ、この野郎!」とIWGP世界王座新設に不快感を示した。

 2・27大阪城大会でEVILとの一騎打ちに勝利し、頂点返り咲きを宣言したオカダ。NJCに優勝すれば4・4両国大会での新設・IWGP世界ヘビー級王座への挑戦権を得る。2年ぶり3度目の優勝を狙うオカダの1回戦は3・6大田区大会の鷹木戦。昨年10・10大阪大会におけるG1公式戦以来、5ヵ月ぶり2度目の一騎打ちとなる。

 この日、鷹木と6人タッグによる前哨戦に臨んだオカダは1回戦へ向けて激しく火花を散らした。エルボーや逆水平を打ち込んでくる鷹木にフロントハイキックを見舞って譲らず。その後、フロントハイキックやDDTで攻勢に出ると、マネークリップで捕らえた。振りほどかれて鷹木にナックルパンチをぶち込まれたが、フロントハイキックで応戦した。

 最後はパートナーのSHOがBUSHIをショックアローで料理。前哨戦を制した形となったオカダは「大阪でね、あんなでかい口叩いて、これでギブアップなんて言ってられないでしょう。言ったからにはね、しっかりNEW JAPAN CUP、ああいう元気な鷹木信悟を倒して、その次もどんどんどんどん勝ち上がっていって、また今かなり話題になってるものに僕が中心となっていかないといけない」と自分に言い聞かせるように2年ぶりのNJC制覇を見据えた。

 IWGP戦線から遠ざかったまま1年以上が経過し、その間、二冠闘争が展開された末、現王者・飯伏の主張が認められて統一によるIWGP世界ヘビー級王座の新設が決まった。「ベルトに関して率直に言わせてもらうと、あそこにいないからこそ、もう僕は何も言う権利ない」と自覚するからこそ、「NEW JAPAN CUPで勝って、またそちらに進んでいきたい」と2年ぶりV3によるタイトル戦線復帰を誓った。

 だが、オカダが考える新日本の頂点はあくまでもIWGPヘビー級王座。それが統一によって消滅してしまうことになるだけに、「プロレスが好きな33歳のオッサンから言わせてもらうと、『神だ、神だ』と思っていた人間がとんだ邪神でしたね」と統一を提唱した飯伏をチクリと批判。やはり不満を口にせずにはいられなかったようで、「IWGP世界ヘビー級、クソダセえよ、この野郎!」と吐き捨てた。

 王者に返り咲けば発言権を得られる。状況を変えられるかわからないが、オカダはNJCを制し、不本意だとしても4・4両国でIWGP世界王者に挑むしかない。

【オカダの話】「鷹木さんが元気ですね。まあ、体調はいいとは言えないけど、やっぱり今、世界中のみんなが体調がいい人なんて、元気いっぱいだなんて人は誰もいないと思いますし、なんとかしっかりと立っていようという人たち、かなり多いと思うんで、僕もそんな簡単にギブアップするわけにはいかないし、大阪でね、あんなでかい口叩いて、これでギブアップなんて言ってられないでしょう。言ったからにはね、しっかりNEW JAPAN CUP、ああいう元気な鷹木信悟を倒して、その次もどんどんどんどん勝ち上がっていって、また今かなり話題になってるものに僕が中心となっていかないといけないと思いますから。まあ、ベルトに関して率直に言わせてもらうと、あそこにいないからこそ、もう僕は何も言う権利ないと思うので、NEW JAPAN CUPで勝って、またそちらに進んでいきたいなと思います。まあね、これはプロレスラー、“レインメーカー"オカダ・カズチカとしての意見。ただプロレスが好きな33歳のオッサンから言わせてもらうと、『神だ、神だ』と思っていた人間がとんだ邪神でしたね。IWGP世界ヘビー級、クソダセえよ、この野郎!」

【石井の話】「久しぶりだな、SANADA。ああ、(垂直落下式ブレーンバスターのゼスチャーをしながら)またお見舞いしてやるよ。おめえの大好きなプロレス、味わえ」

【SHOの話】「とりあえずは、この日本武道館で俺の入場曲『100% Voltage』を聴くことができた。それは良かった。良かったんだけど、悔しくて悔しくてね、たまんねえよ。今日のメインに立ってるのがエル・デスペラードか。ああ、悔しいな。それは俺だけじゃねえ、新日本ジュニアの奴、全員思っているかもしんねえよ。それに俺にとっちゃあね、俺にとっちゃあヘビーの二冠が統一されたIWGP世界ヘビー、そんなんよりジュニア二冠っていう響きのほうがね、俺にとっちゃあね、魅力的に聞こえんだよ。だからこそ、相手は大好きな飯伏さんなんだけど、今日のところはちょっとねデスペに勝ってもらって、新日本のジュニアが最強なんだっていうことを証明してもらいたい。そんな気持ちもある。そんな気持ちになってる自分が悔しい。そう、今日のメインに立ててない自分がめちゃくちゃ悔しいよ。だからこそ今の俺はデスペが持ってるIWGPジュニアのベルトをずっと追い求めて、獲ってからもそのベルトの価値、どんどんどんどん上げてってやる」


【鷹木の話】「いよいよ! NEW JAPAN CUPが始まったな。俺は昨年、1回戦で負けてんだ。(声をことさらに大きく張り上げて)今年は! 今年こそはやってやるぞ! と意気込んでいたが、まさか1回戦の相手がオカダ・カズチカとは思わなかったぜ。オイ、新日本プロレス!おもしろいことしてくれるな。そう来たかと思ったぜ、また。だがよ、裏を返せば、万全の状態で優勝候補と当たれるんだ。オイ、俺にもチャンスは大ありだぜ! それから、なんだオカダ? 今年の戦いを見てると、封印したと思ったはずのレインメーカーを使ってるらしいな。どういうことだよ? 去年のG1では俺はマネークリップで寝ちまったな、確か。オカダがこの間の大阪城での試合後に言ったよな? こんな状況だからこそ、こんなご時世だからこそ、お客さんには満足して帰ってもらいたいと。その言葉、本音だな? 本音だな? 俺も同じくその考えには同感だ。全くもって同感だ。こういう時期だからこそ、客を満足させなきゃいけない。オイ、中途半端に出してくるレインメーカー、しっかり俺にも食らわせてくれよ(とニヤリ)。俺はまだ一発も食らったことねえんだよ。怖いもの見たさってものかな? あさっての大田区、(自分の右腕に力こぶを作り)俺のパンピングボンバーが上か、お前のレインメーカーが上か、どっちかハッキリさせようぜ!」

※SANADA、BUSHIはノーコメント

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