プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/4【新日本】ジェイが「IWGP&IC復活」の青写真 NJC制覇足がかりに

『旗揚げ記念日』東京・日本武道館(2021年3月4日)
〇EVIL&KENTA&チェーズ・オーエンズ&ジェイ・ホワイト&石森太二vs棚橋弘至&ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー&田口隆祐×

 二冠統一とIWGP世界ヘビー級王座の新設に不満を爆発させたジェイがNEW JAPAN CUP制覇を足がかりに「俺がIWGP世界ヘビー級王者に君臨した際には、ベルトの分裂を提案するぞ。そして、もう一度IWGPとインターコンチの歴史を復活させる」との青写真を描いた。

 NEW JAPAN CUP1回戦での対決を控えるジュースとKENTA(3・6大田区)、フィンレーとオーエンズ(3・10福知山)、ヘナーレとジェイ(3・10福知山)が10人タッグによる前哨戦に臨んだ。

 まずはヘナーレとジェイの前哨戦で幕開け。ジェイが逆水平で乾いた音を響かせたのもつかの間、いきり立つヘナーレをいなすようにKENTAにタッチを渡した。するとジュースがKENTAと向き合う。KENTAがミドルキックを連発すれば、ジュースはナックルパンチ連打で応戦。マンハッタンドロップ、河津落とし、セントーンで攻め立てた。

 ここから棚橋が集中砲火を浴びて劣勢となったが、フィンレーがランニング、ダイビングとオーエンズにエルボースマッシュを連発して巻き返す。オーエンズも負けじとジャンピングニーで逆襲。フィンレーは代わったEVILにも飛びつきネックブリーカードロップで反撃したものの、最後はEVILが田口をEVILで叩きつけて料理した。

 試合後、マイクを持ったジェイは「勝者、EVIL!」と英語でアナウンス。収まらないヘナーレが突っかかろうとしても相手にせず。「1回戦でお前を倒し、お前は無価値なレスラーだという現実を叩きつけてやる」と通告し、「俺とお前が同じニュージーランド出身だなんて信じたくもない。お前は全くもってどうでもいい存在だ!」と徹底的に見下した。

 ジェイの目はすでにNJC制覇後へと向いている。王者・飯伏の主張が認められ、二冠統一によるIWGP世界ヘビー級王座の新設が決定。IWGPヘビー、インターコンチネンタル両王座の歴史は幕を閉じる。両王座を戴冠したことがあるだけにジェイは「新日本と飯伏はIWGP王座の歴史を抹消したがっていたんだろう! 飯伏、この俺も歴代王者の一人として名を刻んだというのに、よくも“ジェイ・ホワイト"の名前を消してくれたな!」と怒りを爆発させた。

 NJCを制すれば、4・4両国大会でIWGP世界王者に挑戦する権利を得る。そこでジェイは「これでハッキリした。俺が次にするべきことは、NEW JAY-PAN CUP優勝だ! “REAL"JAY1優勝者のこの俺が今度は“REAL"NEW JAY-PAN CUPを優勝する」と宣言。「俺がIWGP世界ヘビー級王者に君臨した際には、ベルトの分裂を提案するぞ。そして、もう一度IWGPとインターコンチの歴史を復活させる!」との青写真を描いた。

 ジェイは初代王者・飯伏からIWGP世界王座を強奪し、IWGPヘビー&IC両王座を復活させるつもり。そのためにもNJC制覇が絶対条件となるのは言うまでもない。

【ジェイの話】「今日は抜群に調子が良い。2つ言いたいことがある。大事なことと、大事じゃないことだ。まず1つ目、大事なことは、飯伏のIWGPとインターコンチのベルトの統一についてだ。俺は何のためにあいつが統一を望んでいるのか、ずっと疑問に思ってた。もしかして会社からけしかけられていたんじゃないのか? 新日本と飯伏はIWGP王座の歴史を抹消したがっていたんだろう! 飯伏、この俺も歴代王者の一人として名を刻んだというのに、よくも“ジェイ・ホワイト"の名前を消してくれたな! 新しいベルトには俺の名前は刻まれない。だが、これでハッキリした。俺が次にするべきことは、NEW JAY-PAN CUP優勝だ! “REAL"JAY1優勝者のこの俺が今度は“REAL"NEW JAY-PAN CUPを優勝する。会社はチャンピオンのリクエストであるベルトの統一を承諾したわけだが、俺がIWGP世界ヘビー級王者に君臨した際には、ベルトの分裂を提案するぞ。そして、もう一度IWGPとインターコンチの歴史を復活させる! 2つ目、大事じゃないことだ。ヘナーレ、お前は俺の対戦相手に相応しい顔だと思っているのか? 俺が新日本のリングで数々の輝かしい功績を築き上げてきた中、お前は何一つ残していないじゃないか! ヘナーレ、俺の時間を無駄にさせないでくれ。こう言ったらお前に伝わるだろうか。(※インタビューバックを指差し)ヘナーレ、俺にとってお前はこのインタビューバックと同じだ。つまり、あってもなくても変わらない、壁紙のようなどうでもいい存在ってことだ。1回戦でお前を倒し、お前は無価値なレスラーだという現実を叩きつけてやる。俺とお前が同じニュージーランド出身だなんて信じたくもない。お前は全くもってどうでもいい存在だ!」

【EVILの話】「俺が前回のNEW JAPAN CUPの覇者だ。(不敵な笑みで)この俺がいつ何時、誰の挑戦でも受けてやるよ。2連覇はこの俺のものだ!」

【KENTAの話】「ずっと長く持ってたカバンも失い、やっとこぎ着けたUSタイトルマッチも負けて、何かいいことないかなって、何かいいことないかなってずっと探してたんだよ。太ってんなぁ!(カメラマンに)久しぶりだなぁオイ! 何? 今シリーズ、来んの? (カメラがうなずく)はぁ…今日勝ったじゃねぇか、お前来てんのに! な、何が起きたの? ホントに。どうなってんの? ちょっと久しぶりだから座りたい…とこだけど別にそんな長く話すこともないから座んないけど、あんだけ防衛したカバン…俺がカバン防衛してたの知ってる? (カメラがうなずく)その間、ずっと防衛してきたのに結局タイトルマッチがどうなったか知ってる? (カメラがうなずく)いや負けた! 意味ねぇ! 意味ねぇなオイ! 意味ないんだよ。でもこんだけ守ってきて、負けたとしても何か意味があるんじゃないかなと思うでしょ。いや、ない。負けたら意味ねぇ。そうなんだよ、負けちゃったよ。でもね、でもこれから今シリーズ、NEW JAPAN CUP始まるだろ。見たよ、オカダ風に言うと、『ニュージャカンパック』? NEW JAPAN CUPで、こっから俺また再浮上していくから。(カメラマンに)今回は違うから、来たら勝てんじゃない? なぁ? シカトかよ! 何か言えよ! まぁいいや。また会うことあるのか、もしかしたら。まぁそういうことだな。まぁとにかく今日俺が何が言いたかったかっていうと…俺がカラーリングする時の割合で意識することは、オカダ以上マスター・ワト未満ってこと!」

※オーエンズ、石森はノーコメント


【棚橋の話】「よし、今日から開幕、NEW JAPAN CUP。1回戦シードになってるし。シングルのベルト巻いてNEW JAPAN CUPに出るのは俺だけ。のはず。そう、だったら、このNEVERにとって最高のチャンス到来。飯伏、IWGPは高みで待っててくれ。俺が駆け上がるから」

【ジュースの話】「(顔馴染みの記者だと思い)俺の新コスチュームはどうだ? あれ、今日はあいつはいないのか。KENTA、どうやらブリーフケースはもう持っていないようだな。てことはNEW JAPAN CUPの1回戦でブリーフケースを使って俺を痛めつけられないってことだ。残念だな! それからgo 2 sleepも通用しないぞ! だって俺はそんなに早くベッドに行かないからな! それとも俺をベッドに連れて行って、絵本の読み聞かせをして、コップ一杯のミルクをくれるなら話は別だけど。大田区、ペラペラうるさいそのおしゃべりな口を黙らせて、俺のケツにモロにキスさせてやる!」

【フィンレーの話】「ジュースはKENTAへのリベンジに燃えてるな。俺の1回戦の相手はチェーズか。あいつは現テキサスヘビー級王者なんだっけ。そもそも誰から勝ってベルトを巻いてるのかさっぱり知らないけど。チェーズを倒して、この俺が決勝まで進出を決めて絶対に優勝する。ファンのみんな、応援を頼むよ」

【ヘナーレの話】「NEW JAPAN CUP、準備はバッチリだ! 去年は1回戦でイシイと当たるはずだったが、パンデミックで実現しなかった。だが、ジェイ、京都で思いっ切りお前をぶっ潰してやる! おまえは俺を恐れているんだろう。必死に隠してても伝わってきたぞ。このビックチャンス、必ずモノにしてやる!」

※田口はノーコメント

プロ格 情報局