プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/4 大仁田が米AEW「ケニーvsモクスリー」電流爆破デスマッチの立会人オファーを断念

 大仁田厚が4日、米AEWで行われる電流爆破デスマッチ「ケニー・オメガvsジョン・モクスリー」の“立会人"としてオファーを受けていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で渡米を断念したことを明かした。
 
 同団体は7日(日本時間8日)に米フロリダ州ジャクソンビル・デイリーズプレイスで開催されるPPVマッチ『REVOLUTION』のメインイベントで「王者ケニー・オメガvs挑戦者ジョン・モクスリー」のAEW世界選手権試合を有刺鉄線電流爆破デスマッチで実施する。

 これは大仁田が日本国内で行っている電流爆破のノウハウなどを輸出するわけではなく、あくまでもAEWが独自で考案して実施するもの。同団体では爆破マッチ開催にあたり、創始者の大仁田に敬意を表して“立会人"としてオファーした。

 しかし、コロナ禍で渡米した場合、帰国した際に2週間の自主隔離が求められる。大仁田はかつてのライバルである故ミスター・ポーゴさんが設立したWWSから3・21伊勢崎市第二市民体育館大会へのオファーを受けていた。AEW行きを選択した場合、WWSへの参戦が困難になるため、亡きライバルとの“友情"を優先し、渡米は断念した。

 AEWは2019年5月に旗揚げした新興団体ながら、クリス・ジェリコ、ランス・アーチャー、コーディ・ローデス、スティング、ダスティン・ローデス、マット・ハーディ、ザ・ヤング・バックス(マット・ジャクソン、ニック・ジャクソン)といったそうそうたるメンバーが在籍。米国内ではWWEに対抗する勢力として急躍進した大手の団体。ケニーは昨年12月、モクスリーを破ってAEW世界王座を戴冠したが、その決着戦の舞台として有刺鉄線電流爆破デスマッチを要求した。

 米国での電流爆破デスマッチは、2017年8月5日(同6日)にハードコア団体CZWが「大仁田&雷神矢口&保坂秀樹組vsマット・トレモント&リッキー・シェーン・ペイジ&ダニー・ハボック組」の1度だけ行われており、今回が2度目となる。

 大仁田は「AEWはできたばかりだけど、世界最大手のWWEに対抗しようとする団体で、メジャーと言ってもいいでしょう。その団体が俺がつくった電流爆破を団体最高峰の世界王座を懸けてやるというのは光栄に思います。本来なら米国に行って、直接この目で見てみたかったんだけど、ポーゴさんへの義理立てもあって断念しました」と説明。「AEWがどんな電流爆破を見せてくれるか楽しみにしてます。メジャー団体のAEWが、そして米国が電流爆破という試合形式を認めてくれたことに敬意を表したい。米国に認められたってことは世界に認められたようなものだから」と自身が考案した電流爆破のアメリカ開催を歓迎した。今回は渡米ならなかったものの「アメリカでの電流爆破、コロナが落ち着いたら、俺がAEWに乗り込んで電流爆破をやってもいいし、日本で本家である俺のホンモノの電流爆破でAEWの選手と戦ってみるのもいいかもしれない」と将来のAEW参戦に色気を見せていた。

プロ格 情報局