【全日本】諏訪魔&芦野初合体も 新勢力「TOTAL ECLIPSE」が快勝始動 ジェイク「勝った奴が正義だ」 2021/3/6
『2021 DREAM POWER SERIES』東京・新木場1stRING(2021年3月6日) イリミネーションマッチ 〇ジェイク・リー&TAJIRI&土肥こうじ&児玉裕輔&大森北斗vs諏訪魔&岩本煌史&佐藤光留&田村男児&芦野祥太郎× ジェイクら新勢力「TOTAL ECLIPSE(トータル・エクリプス)」が快勝始動。変貌を遂げた姿でインパクトを残したジェイクは「勝った奴が正義だ」と吠え、さらなる侵攻を宣言した。 2・23後楽園大会で事件が起きた。土肥らが芦野に三行半を突きつけ、Enfants Terriblesを脱退。ジェイクが岩本を裏切り、元アンファン勢と結託したのだ。そこにTAJIRIも加わり、一大勢力が新たに出来上がった。 初陣となったこの日、ジェイク&TAJIRI&土肥&児玉&北斗の布陣で諏訪魔&芦野&岩本&光留&田村とイリミネーションマッチで激突。復讐を誓う芦野と岩本がEvolutionと共闘した形となったが、新勢力の勢いが上回った。 5人がロゴ入りの新コスチュームで登場。中でもジェイクが黒を基調とした新コスチュームで姿を現すと、悲鳴にも似た女性ファンの声が上がった。これまでも感情を表に出すタイプではなかったジェイクだが、その中で激情をほとばしらせることもあった。が、コスチュームの色が示すように、ジェイクはまるで氷のような冷酷さをこれまで以上に充満させた。 氷は冷たさだけでなく、火傷を負うような熱も持つ。非情と化したジェイクはまず田村をジャイアントキリングで料理すると、テーピングが施された芦野の脇腹を容赦なく狙い撃ち。その後も土肥がラリアットで光留を仕留めると、ジェイクはエプロンで土肥をスリーパーで捕らえた諏訪魔をフロントハイキックで蹴落とした。 その後、TAJIRI、北斗が芦野のアンクルロックに敗れたが、新勢力の勢いは止まらない。延髄斬りやドラゴンスクリューで攻め立てる岩本をジェイクがショートレンジニーリフトで返り討ち。後頭部を踏みつけ、顔面をマットに叩きつける荒技で痛めつけると、芦野を捕まえて岩本に向かって「もう一度チャンスをやる。お前もやれ!」と迫った。2・23後楽園と同じような状況となったが、岩本が張り手を見舞って拒むと、ジェイクは岩本を場外に投げ飛ばして失格に追い込んだ。 残るは芦野のみ。エルボースマッシュを連発するなど粘る芦野をジェイクがニーリフトで黙らせると、児玉がトラースキックで追い討ち。そしてジェイクがリングを往復して勢いをつけてのジャイアントキリングを後頭部に容赦なくぶち込んで手負いの芦野から3カウントを奪った。 新勢力が初陣で快勝。試合後、ジェイクは「どの世界でも結果がすべてだ。正論を言ったって勝たなきゃ意味ねぇんだ。正義が勝つんじゃない。勝つのが正義だ」と主張した。3・14後楽園大会では児玉と組んで芦野&岩本と激突するが、大の字となった岩本に向かって「後楽園、最後のチャンスをやる。よく考えとけ」と合流を迫りつつ通告した。 そしてジェイクの口からチーム名が明かされた。その名も「TOTAL ECLIPSE」だ。「皆既日食」を意味する。「月ってさ、自分で光り輝いてるわけじゃないんだよ、あれ。太陽の光が反射してるんだよ。太陽の光が色濃くなればなるほど、俺らの存在もより暗く、より濃くなっていく」とジェイクが“氷の微笑"をみせながら宣言したように、月のごとく怪しい光を放ち、全日マットを侵食していくつもりだ。 ジェイクを中心としたTOTAL ECLIPSEの誕生によって、これから全日本の勢力図が塗り替えられることになることになる。 【試合後のジェイク&TAJIRI&土肥&児玉&北斗、羆嵐】 ▼ジェイク「いいか、見たろ? さっきの見たろ? 勝った奴が正義なんだよ。北斗、お前も何か言ってやれ」 ▼北斗「勝つことが正義、結果がすべて。めちゃくちゃカッコいいじゃないですか。こういうユニットに憧れてたんですよ。ねぇ? 芦野君、聞いてます? 結果にこだわるってこういうことなんですよ。ねぇ羆さん?」 ▼羆嵐「あぁ、このチームはよ、素晴らしいよ。今日、俺はよ、個人的に負けたけどよ、血圧と尿酸値だけは負けてねぇぜ。ほんでもってよ、内臓疾患を持ってるこうじ先輩からひと言」 ▼土肥「GTP(の数値が)千超えてんだ俺は。死ぬって言われてるよ。プロレスにな、スポーツライクなんていらねぇんだよ。戦った奴に感謝するなんていらねぇんだよ。結果が全てだ。ねぇ、師匠?」 ▼TAJIRI「師匠? あれだよ、オッチャンね、久しぶりに張り切っちゃって、ボディビルディングやってポンプアップしてきた」 ▼児玉「パンプアップじゃない?」 ▼TAJIRI「パンプアップ?」 ▼児玉「頭打ってるから…」 ▼ジェイク「まぁまぁまぁ、とりあえず岩本、次、後楽園だ。もう一回チャンスをやる。もう一回。もう一回だけチャンスをやる。もう一回だけだ」 ▼北斗「こっから最高にカッコよくやっていきましょう」 ▼羆嵐「まぁまぁ、俺もよ、血圧とよ尿酸値をよ、ポンプアップさせてよ、張り切って頑張っちゃうからよ。よろしくな」 ▼土肥「とりあえず俺らはまずよ、体の中をしっかり整理しなきゃいけないから。ポンプアップしてな」 ▼羆嵐「健康とも戦ってんだよ」 ▼TAJIRI「ポンプアップでも何でもいいよ。これ、あくまでも俺の予測だけど、えれぇことになるよ、これから。とんでもないことになるわ。大変なことが起きる」 ▼児玉「やばい、頭打ってる?」 ▼TAJIRI「さっきから聞いてりゃ、俺が薄汚ぇお前らとかよ、育てるために!…」 ▼ジェイク「まぁまぁ、とりあえず次、後楽園。次、後楽園だ。もっと今日以上に楽しませてやるよ」 ――TOTAL ECLIPSEの由来、意味合いは? ▼ジェイク「月ってさ、自分で光り輝いてるわけじゃないんだよ、あれ。太陽の光が反射してるんだよ。太陽の光が色濃くなればなるほど、俺らの存在もより暗く、より濃くなっていく。この全日本にそういったものなかったろ。ずっと影潜めてたんだよ。ずっと。みんな心の中にあったんだよ、そういう部分が。それをただ俺が出しただけです。先頭に立ってね。TOTAL ECLIPSE…皆既日食だ」 【芦野の話】「クソー。ケガを言い訳にすんのレスラーとしてよくないと思うんですけど、必ずね…今、後楽園で食らったヒザでアバラいってるんですけど、これ確実に治してね。保土谷もすぐ近くだし、後楽園もある。ジェイクは必ず俺がこの手で…チャンピオン・カーニバルも開幕戦組まれてるから。次の後楽園でも3・8保土谷でも全部あいつと当たるから、どんな状態でもいいよ。このアバラ折れて内臓に刺さってもいいよ。それぐらい覚悟決めてあいつとやるよ。あとは児玉裕輔だな。今日も散々やられたけど、悲しいね。寂しいですよ。一緒に5年間も同じアンファンでやってきたから寂しいけど、裕輔がその気なら俺も容赦なく思い切りぶん投げて、足首極めて、あいつタップアウトさせてやるから。児玉も覚悟しとけ。あとのプラスアルファのレスラーもな」 【岩本の話】「やってくれるなジェイク、ホントに。チャンスをやるって? 俺にもう一度。未練たらたらかよ俺に。おい、ジェイク。一人でよ、行動起こして、てめぇの信念貫けってんだ。俺がいないと何もできねぇのかって。3月14日、後楽園ホール。芦野と俺二人で組んでジェイク&児玉。そこで俺の答え出してやるよ。たらたらな、未練かましてんじゃねぇよ、このヤロー」
『2021 DREAM POWER SERIES』東京・新木場1stRING(2021年3月6日)
イリミネーションマッチ 〇ジェイク・リー&TAJIRI&土肥こうじ&児玉裕輔&大森北斗vs諏訪魔&岩本煌史&佐藤光留&田村男児&芦野祥太郎×
ジェイクら新勢力「TOTAL ECLIPSE(トータル・エクリプス)」が快勝始動。変貌を遂げた姿でインパクトを残したジェイクは「勝った奴が正義だ」と吠え、さらなる侵攻を宣言した。
2・23後楽園大会で事件が起きた。土肥らが芦野に三行半を突きつけ、Enfants Terriblesを脱退。ジェイクが岩本を裏切り、元アンファン勢と結託したのだ。そこにTAJIRIも加わり、一大勢力が新たに出来上がった。
初陣となったこの日、ジェイク&TAJIRI&土肥&児玉&北斗の布陣で諏訪魔&芦野&岩本&光留&田村とイリミネーションマッチで激突。復讐を誓う芦野と岩本がEvolutionと共闘した形となったが、新勢力の勢いが上回った。
5人がロゴ入りの新コスチュームで登場。中でもジェイクが黒を基調とした新コスチュームで姿を現すと、悲鳴にも似た女性ファンの声が上がった。これまでも感情を表に出すタイプではなかったジェイクだが、その中で激情をほとばしらせることもあった。が、コスチュームの色が示すように、ジェイクはまるで氷のような冷酷さをこれまで以上に充満させた。
氷は冷たさだけでなく、火傷を負うような熱も持つ。非情と化したジェイクはまず田村をジャイアントキリングで料理すると、テーピングが施された芦野の脇腹を容赦なく狙い撃ち。その後も土肥がラリアットで光留を仕留めると、ジェイクはエプロンで土肥をスリーパーで捕らえた諏訪魔をフロントハイキックで蹴落とした。
その後、TAJIRI、北斗が芦野のアンクルロックに敗れたが、新勢力の勢いは止まらない。延髄斬りやドラゴンスクリューで攻め立てる岩本をジェイクがショートレンジニーリフトで返り討ち。後頭部を踏みつけ、顔面をマットに叩きつける荒技で痛めつけると、芦野を捕まえて岩本に向かって「もう一度チャンスをやる。お前もやれ!」と迫った。2・23後楽園と同じような状況となったが、岩本が張り手を見舞って拒むと、ジェイクは岩本を場外に投げ飛ばして失格に追い込んだ。
残るは芦野のみ。エルボースマッシュを連発するなど粘る芦野をジェイクがニーリフトで黙らせると、児玉がトラースキックで追い討ち。そしてジェイクがリングを往復して勢いをつけてのジャイアントキリングを後頭部に容赦なくぶち込んで手負いの芦野から3カウントを奪った。
新勢力が初陣で快勝。試合後、ジェイクは「どの世界でも結果がすべてだ。正論を言ったって勝たなきゃ意味ねぇんだ。正義が勝つんじゃない。勝つのが正義だ」と主張した。3・14後楽園大会では児玉と組んで芦野&岩本と激突するが、大の字となった岩本に向かって「後楽園、最後のチャンスをやる。よく考えとけ」と合流を迫りつつ通告した。
そしてジェイクの口からチーム名が明かされた。その名も「TOTAL ECLIPSE」だ。「皆既日食」を意味する。「月ってさ、自分で光り輝いてるわけじゃないんだよ、あれ。太陽の光が反射してるんだよ。太陽の光が色濃くなればなるほど、俺らの存在もより暗く、より濃くなっていく」とジェイクが“氷の微笑"をみせながら宣言したように、月のごとく怪しい光を放ち、全日マットを侵食していくつもりだ。
ジェイクを中心としたTOTAL ECLIPSEの誕生によって、これから全日本の勢力図が塗り替えられることになることになる。
【試合後のジェイク&TAJIRI&土肥&児玉&北斗、羆嵐】
▼ジェイク「いいか、見たろ? さっきの見たろ? 勝った奴が正義なんだよ。北斗、お前も何か言ってやれ」
▼北斗「勝つことが正義、結果がすべて。めちゃくちゃカッコいいじゃないですか。こういうユニットに憧れてたんですよ。ねぇ? 芦野君、聞いてます? 結果にこだわるってこういうことなんですよ。ねぇ羆さん?」
▼羆嵐「あぁ、このチームはよ、素晴らしいよ。今日、俺はよ、個人的に負けたけどよ、血圧と尿酸値だけは負けてねぇぜ。ほんでもってよ、内臓疾患を持ってるこうじ先輩からひと言」
▼土肥「GTP(の数値が)千超えてんだ俺は。死ぬって言われてるよ。プロレスにな、スポーツライクなんていらねぇんだよ。戦った奴に感謝するなんていらねぇんだよ。結果が全てだ。ねぇ、師匠?」
▼TAJIRI「師匠? あれだよ、オッチャンね、久しぶりに張り切っちゃって、ボディビルディングやってポンプアップしてきた」
▼児玉「パンプアップじゃない?」
▼TAJIRI「パンプアップ?」
▼児玉「頭打ってるから…」
▼ジェイク「まぁまぁまぁ、とりあえず岩本、次、後楽園だ。もう一回チャンスをやる。もう一回。もう一回だけチャンスをやる。もう一回だけだ」
▼北斗「こっから最高にカッコよくやっていきましょう」
▼羆嵐「まぁまぁ、俺もよ、血圧とよ尿酸値をよ、ポンプアップさせてよ、張り切って頑張っちゃうからよ。よろしくな」
▼土肥「とりあえず俺らはまずよ、体の中をしっかり整理しなきゃいけないから。ポンプアップしてな」
▼羆嵐「健康とも戦ってんだよ」
▼TAJIRI「ポンプアップでも何でもいいよ。これ、あくまでも俺の予測だけど、えれぇことになるよ、これから。とんでもないことになるわ。大変なことが起きる」
▼児玉「やばい、頭打ってる?」
▼TAJIRI「さっきから聞いてりゃ、俺が薄汚ぇお前らとかよ、育てるために!…」
▼ジェイク「まぁまぁ、とりあえず次、後楽園。次、後楽園だ。もっと今日以上に楽しませてやるよ」
――TOTAL ECLIPSEの由来、意味合いは?
▼ジェイク「月ってさ、自分で光り輝いてるわけじゃないんだよ、あれ。太陽の光が反射してるんだよ。太陽の光が色濃くなればなるほど、俺らの存在もより暗く、より濃くなっていく。この全日本にそういったものなかったろ。ずっと影潜めてたんだよ。ずっと。みんな心の中にあったんだよ、そういう部分が。それをただ俺が出しただけです。先頭に立ってね。TOTAL ECLIPSE…皆既日食だ」
【芦野の話】「クソー。ケガを言い訳にすんのレスラーとしてよくないと思うんですけど、必ずね…今、後楽園で食らったヒザでアバラいってるんですけど、これ確実に治してね。保土谷もすぐ近くだし、後楽園もある。ジェイクは必ず俺がこの手で…チャンピオン・カーニバルも開幕戦組まれてるから。次の後楽園でも3・8保土谷でも全部あいつと当たるから、どんな状態でもいいよ。このアバラ折れて内臓に刺さってもいいよ。それぐらい覚悟決めてあいつとやるよ。あとは児玉裕輔だな。今日も散々やられたけど、悲しいね。寂しいですよ。一緒に5年間も同じアンファンでやってきたから寂しいけど、裕輔がその気なら俺も容赦なく思い切りぶん投げて、足首極めて、あいつタップアウトさせてやるから。児玉も覚悟しとけ。あとのプラスアルファのレスラーもな」
【岩本の話】「やってくれるなジェイク、ホントに。チャンスをやるって? 俺にもう一度。未練たらたらかよ俺に。おい、ジェイク。一人でよ、行動起こして、てめぇの信念貫けってんだ。俺がいないと何もできねぇのかって。3月14日、後楽園ホール。芦野と俺二人で組んでジェイク&児玉。そこで俺の答え出してやるよ。たらたらな、未練かましてんじゃねぇよ、このヤロー」