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3/6【全日本】世界タッグ戦へ鬼神・ゼウスが怒りの青柳粉砕 “同い年&同期”宮原と入江は相思相愛

『2021 DREAM POWER SERIES』東京・新木場1stRING(2021年3月6日)
〇ゼウス&入江茂弘&イザナギvs宮原健斗&青柳亮生&青柳優馬×

 ゼウスが世界タッグ前哨戦で鬼神と化し、「脳みそ筋肉野郎」呼ばわりしてきた青柳を怒りのバイセップスエクスプロージョン3連打で粉砕。試合後もイスでめった打ちにするなど大暴れをみせた。一方、宮原と入江は同い年・同年デビューもあって「いいもの作ろうじゃねぇか」(宮原)、「彼と一緒に素晴らしいものを見せる」(入江)と相思相愛で意識し合って口をそろえた。

 タイトル総獲りを狙うPURPLE HAZEが3・14後楽園大会で世界タッグ強奪に乗り出す。宮原&青柳に挑むのはPURPLE HAZE最強タッグといえるゼウス&入江。青柳からツイッターで「脳みそ筋肉野郎」呼ばわりされたゼウスの怒りが爆発した。

 先発で青柳と対峙すると、のっけから喧嘩腰。ドロップキックで先制した青柳がスカし、苛立ちを募らせたゼウスだったが、後半になって制裁の時を迎えた。青柳がジャンピングエルボー、ダイビングボディアタックで攻め立てても、エンドゲームは決めさせず。ブレーンバスター、マシンガン逆水平の猛攻で逆襲し、急角度の逆エビ固めでギブアップ寸前に追い込んだ。青柳も王者の意地。ジャーマンやトラースキックで反撃に出るものの、ゼウスの勢いを止めるには至らない。チョークスラムで青柳を失速させたゼウスは、鬼のようなバイセップスエクスプロージョン3連打を叩き込んで3カウントを奪った。

 ゼウスが世界タッグ前哨戦で青柳を粉砕した。一度は花道を下がったものの、青柳が「やりゃできんじゃねぇか。脳みそ筋肉野郎、最初からそれぐらいやる気出して俺にかかってこい!」と挑発すると、リングに引き返してイスでめった打ち。会場外や青柳のコメント中も暴行を加え、徹底的に痛めつけた。ゼウスは完全に鬼モード。「おいおい、やるか? 世界タッグ14日? やったんぞ! 潰すぞ! 待っとけ!」と怒声とともに通告した。

 殺伐としたゼウスと青柳とは対照的に、宮原と入江は真っ向勝負で火花を散らした。序盤からタックル合戦を展開し、宮原がフロントハイキックを見舞えば、入江もショルダータックルでなぎ倒して譲らず。エルボー合戦でも意地をぶつけ合い、入江がノーモーション頭突きをぶち込むと、宮原もフロントハイキックですぐさまやり返した。

 世界タッグ挑戦へ向けて入江は「世界タッグで僕が目をつけてる相手がいる。それは宮原健斗」と最高男狙いを宣言した。というのも宮原とは1988年生まれの同い年で2008年デビューという共通項があるからだ。デビューした団体は違えど、同期として意識する入江は「僕たちの世代で熱い、素晴らしいものを見せていこうと思ってるんで、僕は宮原健斗、彼と一緒に素晴らしいものを見せて、僕が3月14日、世界タッグを巻きます」と誓った。

 奇しくも宮原も思いは同じだった。「面白ぇ奴みつけたぞ。入江茂弘、お前のことウィキペディアで調べたらな、お前、2008年デビュー、そして同い年らしいじゃねぇか。このプロレス界の先頭を走る宮原健斗と同い年か。めでてぇな」と入江の存在を意識し、「お前が俺のところまでたどり着けるか不明だがな、3月14日、2008年組か。面白ぇじゃねぇか。いいもの作ろうじゃねぇか」と呼びかけた。

 3・14後楽園の世界タッグ戦へ向けて二つの図式が出来上がった。前哨戦はこれが最初で最後。あとは本番を迎えるのみとなったが、青柳とゼウス、宮原と入江の構図がタイトルマッチに熱をもたらすのは間違いない。

【試合後のゼウス&入江】
▼入江「ゼウスさん落ち着いて…」

▼ゼウス「おいおい、やるか? 世界タッグ14日? やったんぞ! 潰すぞ! 待っとけ!」

▼入江「ゼウスさんはスイッチ入ってしまって、相手どうなっても僕は知らない。でも僕はこの3月14日、後楽園ホール、世界タッグで僕が目をつけてる相手がいる。それは宮原健斗。宮原健斗は1988年生まれ、2008年デビュー。ということはこの入江茂弘、1988年生まれ、そして2008年デビュー。ともに同い年で同期のプロレスラー。そしてこの2008年デビューのプロレスラーは去年、今年、最近のプロレス界でどんどんどんどん上に食らいついていってる。僕たちの世代で熱い、素晴らしいものを見せていこうと思ってるんで、僕は宮原健斗、彼と一緒に素晴らしいものを見せて、僕が3月14日、世界タッグを巻きます。入江茂弘、世界の全てを獲りにきた」


【宮原の話】「おっしゃ! おい、DREAM POWER SERIES、世界タッグが3月14日だ。V2だ。いいか、面白ぇ奴みつけたぞ。入江茂弘、お前のことウィキペディアで調べたらな、お前、2008年デビュー、そして同い年らしいじゃねぇか。このプロレス界の先頭を走る宮原健斗と同い年か。めでてぇな。お前が俺のところまでたどり着けるか不明だがな、3月14日、2008年組か。面白ぇじゃねぇか。いいもの作ろうじゃねぇか2008年組」

【試合後の青柳】
▼青柳「僕の作戦勝ちですよ。ホントにしょうもない小学生以下の挑発に乗ってくれた、あの脳みそ筋肉野郎のおかげでだいぶ楽しくなって…」

※さえぎるようにゼウスが乱入し、青柳に馬乗りになって何度も殴りつける。イザナギらに制止されて立ち上がると倒れたままの青柳に向かって

▼ゼウス「おい、14日待っとけよ」

▼青柳「待ってるよ〜」

※ゼウスが引き返してきてストンピングを浴びせる。青柳は這って控室へ

【亮生の話】「ゼウス! と思ったけどイザナギだな。あのヤロー、アジアタッグでぶちのめしてやる」

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