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3/6【新日本】オーカーンが飯伏処刑予告 内藤は静観姿勢

『NEW JAPAN CUP 2021』東京・大田区総合体育館(2021年3月6日)
○ジェフ・コブ&グレート-O-カーン&ウィル・オスプレイvs内藤哲也&SANADA&BUSHI×

 NEW JAPAN CUP1回戦で内藤を撃破したオーカーンがIWGP世界ヘビー級王者・飯伏の処刑を予告した。一方、リベンジを狙う立場の内藤は静観の構えを見せた。

 NJC初出場のオーカーンは1回戦(3・4日本武道館)で内藤の右ヒザを攻め立ててレフェリーストップ勝ち。初制覇に向けて最高のスタートを切ると、「弱すぎる! ヤングライオンと変わらねえ」と制御不能男を酷評した。そんな2人が早くも再激突。UNITED EMPIREのオーカーンはオスプレイ&コブと、ロス・インゴ軍の内藤はSANADA&BUSHIとそれぞれ組んで対決した。

 オーカーンからの奇襲を受けて後手に回った内藤だったが、BUSHIの援護を受けて反攻。オーカーンの弁髪を引っ張り、まるでペットのように引きずり回すと、ロス・インゴ軍がクイックタッチで畳みかけた。

 しかし、オーカーンもスタンディングの肩固めから逆襲へ。NJC1回戦で痛めつけた右ヒザを蹴り飛ばすと、そのままオーカーンはヒザ攻めを開始。怒号を発しながらストンピングでメッタ打ちにすると、今度はUNITED EMPIREが内藤を代わる代わるに痛めつける。それでも内藤はネックブリーカードロップをオーカーンに決めて、自力で反撃した。

 その後、両軍入り乱れての混戦となったが、NJC2回戦(3・11松山)でEVILと激突するコブがジャーマン、ツアー・オブ・ジ・アイランドの連続攻撃でBUSHIを沈めて試合終了。ロス・インゴ軍は好連係を何度か披露したものの、UNITED EMPIREの勢いが目立つ結果となった。

 試合後には地声で「ひれ伏せ、愚民ども。そしてロス・インゴ。これがウィル・オスプレイ、ビー・プレストリー、ジェフ・コブ、グレート-O-カーン、UNITED EMPIREの力だ!」と吠えたオーカーン。バックステージでは「今、新日本に愚民が押し寄せて来ないのは、飯伏と内藤のせいだ。決してコロナや“二冠問題"のせいではない」と内藤と並んで、IWGP世界ヘビー級王者・飯伏を名指しして否定し、「今揺れ動いてんのはベルトの問題じゃない。それを持ってる飯伏幸太に魅力や価値がないからだ。果ては、その環境を作り出した内藤だ」と断罪した。

 「内藤はすでに処した。ならば次はどうする?」と意味深げにコメントしたオーカーンの視線は早くも飯伏に向いている。「正直言って、この“二冠問題"にウダウダウダウダ女の腐ったような文句をつけてきてるヤツに挑む資格はねぇ。余は飯伏の意見に賛成だ。だがヤツには! 批判も含めて荷が重いだろう。余が奪ってやる」と新ベルト強奪を予告した。そのためにはNJC制覇が絶対条件。2回戦(3・11松山)の相手はくせ者・矢野通となるが、完膚なきまでに叩きのめし、新日本制圧に向けて一歩前進したいところだ。

 一方、1回戦で敗れた立場の内藤は「『弱い。弱すぎる。これじゃあヤングライオンに勝ったのと変わらねぇじゃねぇか』ってオーカーンが言ってたよ。首を押さえながら、そして息を切らしながらオーカーンは言ってたよ。よっぽど首が痛かったんだね。そして、よっぽど体力が限界だったのかな!?」とオーカーンを皮肉りつつも、「とはいっても勝ったのはオーカーン。そして負けたのは俺。別に言い訳するつもりはまったくないよ」と敗北を素直に受け止めた。ひとまずリベンジには動かず、「さあオーカーン、せっかく俺に勝ったんだ。この先もどんどん勝ち進んでくれよ。オーカーンが勝ち進む、その姿をじっくり見て、楽しませていただくぜ。カブロン!」と静観の構えを見せた。

【試合後のオスプレイ、ビー・プレストリー】
▼オスプレイ「よし、これでまたUNITED EMPIREに1勝。こんな試合に出るなら休みのほうがマシだった。なんで今このタイミングでL・I・Jとやらされるんだ。もうオーカーンが内藤を片付けてくれたし、俺はSANADAとBUSHIからシングルで勝ってるだろ。だから、今日この試合を組んだ意図がわからない。でも、今日もまたUNITED EMPIREの力を見せてやったぞ。な、ビー?」

▼プレストリー「てか、新日本とは関係ないんだけど、林下詩美、アンタはショッパイ。デモ、渡辺桃ハ、イチバンショッパイ、ネ?」

▼オスプレイ「L・I・Jも忘れないでくれ。あいつらもショッパイぞ」

▼プレストリー「ナイトー、SANADA、BUSHI…ショッパイ! ショッパイ! ショッパイ!」

▼オスプレイ「ショッパイってのは、つまらないってことだ!」

【オーカーンの話】「前にも言ったが、今、新日本に愚民が押し寄せて来ないのは、飯伏と内藤のせいだ。決してコロナや“二冠問題"のせいではない。いいか? 余は別にプロレスなんぞ好きじゃないから、IWGPだ、インターコンチネだ、そんな違いは全然わからん。だが、理解してるのは、ベルトっちゅうのはしょせん“強い者をわかりやすく示すアクセサリー"だ。だから大事なのは“チャンピオンの言うことは絶対である"ということだ。いいか? 勝者が歴史を作るんだ。それ以外は負け犬の遠吠え、部外者のクレームだ。そこがブレたらベルトの価値がないだろ! なんのために命を削って戦ってるんだ!? チャンピオンベルトを巻いてリングに立つためだろ!? あぁ!? なんのために命削ってんだよ!? 価値がねぇアクセサリーを求めるためか!? 違うだろ。だからな、今揺れ動いてんのはベルトの問題じゃない。それを持ってる飯伏幸太に魅力や価値がないからだ。果ては、その環境を作り出した内藤だ。内藤はすでに処した。ならば次はどうする? 正直言って、この“二冠問題"にウダウダウダウダ女の腐ったような文句をつけてきてるヤツに挑む資格はねぇ。余は飯伏の意見に賛成だ。だがヤツには! 批判も含めて荷が重いだろう。余が奪ってやる」

※コブはノーコメント


【内藤の話】「(3・4)日本武道館大会の試合後、『弱い。弱すぎる。これじゃあヤングライオンに勝ったのと変わらねぇじゃねぇか』ってオーカーンが言ってたよ。首を押さえながら、そして息を切らしながらオーカーンは言ってたよ。よっぽど首が痛かったんだね。そして、よっぽど体力が限界だったのかな!? とはいっても…とはいっても勝ったのはオーカーン。そして負けたのは俺。別に言い訳するつもりはまったくないよ。さあオーカーン、せっかく俺に勝ったんだ。この先もどんどん勝ち進んでくれよ。オーカーンが勝ち進む、その姿をじっくり見て、楽しませていただくぜ。カブロン!」

※SANADA&BUSHIはノーコメント

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