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3/7【新日本】真モンゴリアン連発の天山肉薄もオスプレイが初戦突破、2回戦でザックと英国対決へ

 『NEW JAPAN CUP 2021』アイメッセ山梨(甲府)大会が7日、行われ、真モンゴリアンチョップを連発するなど肉薄した天山広吉を破ったウィル・オスプレイが1回戦を突破。3・14尼崎大会での2回戦でザック・セイバーJr.との英国対決が実現することになった。

 この日のメインに組まれたのが天山とブリティッシュヘビー級王者・オスプレイが激突する1回戦。今年1月にテンコジとUNITED EMPIREの抗争が勃発し、天山はグレート-O-カーンとの一騎打ちに敗れてモンゴリアンチョップ封印の憂き目にあったものの、2・28大阪城大会で勝手に解禁し、「真モンゴリアンチョップ」と命名。盟友・小島聡は1・30名古屋大会におけるノーDQマッチでオスプレイの軍門に下っており、テンコジとしての雪辱戦となった。

 気合十分の天山は試合前からオスプレイと近距離でにらみ合うと、のっけから真モンゴリアンチョップを連打した。ラリアットで場外に叩き落として勢いづいたかに思われたが、オスプレイもロープ越しのスイングネックブリーカーを敢行して逆転。首に爆弾を抱える天山の動きが一気に鈍り、オスプレイはすかさず首に攻撃を集中。天山をエプロンに乗せてジャンピングニードロップを後頭部に投下し、スイングネックブリーカードロップからのネックロックでひねり上げた。

 それでも天山は起死回生のニールキックで逆襲すると、またも真モンゴリアンチョップを連打。カーフブランディング、ブレーンバスターの猛攻で巻き返す。オスプレイがその場飛びスパニッシュフライで反撃しても、スワンダイブ式エルボーを石頭で撃墜し、アナコンダバイスで絞め上げて勝機を作る。TTDを阻止したオスプレイが変型バックドロップ、ローリングエルボー、フックキックの波状攻撃に出ても、ラリアットで吹き飛ばした天山はTTDを敢行し、再びアナコンダバイスで捕らえた。

 だが、オスプレイはギブアップしない。ムーンサルトを狙ってコーナーに上がった天山の顔面をトラースキックで射抜くと、そのままパワーボムで叩き落とす。天山もオスカッターを3カウント寸前に返して粘り、真モンゴリアン連打で最後の抵抗を見せたものの、TTDを食い止めたオスプレイが開脚式変型フェースバスター、後頭部へのフルスイングエルボーで動きを止めると、ストームブレイカーでダメ押しして3カウントを奪った。

 天山を破ったオスプレイが1回戦を突破した。奮戦した猛牛に肉薄されたものの、「これまで散々好き放題言ってきたからには、ここで負けるわけにはいかなかった」との意地でつかんだ勝利。「テンザンさん、あなたは持てる力全てを出し切った。でも、この俺を倒すことはできなかった」と敬意を表しつつ勝ち誇った。

 「俺はBILLY GOAT、コモンウェルス・キングピン、そしてニュージャパン最強のレスラーだ! 相手が優勝候補でも誰でもやってやる。俺はウィル・オスプレイだ! レベルが違う!」。そう豪語したオスプレイが2年ぶり2度目の出場となったNJC初制覇へ向けて第一歩を踏み出した。3・14尼崎大会での2回戦の相手はザックに決定。両者は2019年のG1公式戦で対決し、ザックが勝利。昨年2・2札幌大会でのブリティッシュ王座戦もザックが制したが、同年のRPW2・24ロンドン大会で雪辱を遂げたオスプレイがブリティッシュ王座を奪取している。至高の英国対決がNJCの舞台で実現する。

【オスプレイの話】「これまで散々好き放題言ってきたからには、ここで負けるわけにはいかなかった。だからこれからも思うがままに言わせてもらうぞ。相手が50を過ぎていても関係ない。容赦はしない。テンザンさん、あなたは持てる力全てを出し切った。でも、この俺を倒すことはできなかった。俺はBILLY GOAT、コモンウェルス・キングピン、そしてニュージャパン最強のレスラーだ! 相手が優勝候補でも誰でもやってやる。俺はウィル・オスプレイだ! レベルが違う!」

【天山の話】「ああ、クソッ! (と言ってヒザをつきながら)なんでこうなるのや。NEW JAPAN CUP、一発目がいつもこうや。なんかおかしい。NEW JAPAN CUP、俺にとっては鬼門もええとこや。それが誰が相手でもそんなパターンもあるかもしれん。だが、オスプレイよ、お前がいくら若いか知らんけど、俺は50になって、まだ胸張って歩いとんねん。50でもな、とことん追い込めんのや。今日はたまたまお前が強かっただけや。次やったらわからんぞって。オスプレイよ、若いからってチャラチャラしやがって! お前、ナメんなよ! クソジジイでもな、やる時はやるんじゃ、ボケ! カモン・オスプレイ!」

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