プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

3/8【全日本】PURPLE HAZEがアジアタッグ完勝V4、世界タッグ&世界ジュニア獲りへ弾み ゼウスは「秋山&大森超え」視野に

『2021 DREAM POWER SERIES〜横浜EXTRA〜』神奈川・横浜市保土ヶ谷公会堂(2021年3月8日)
アジアタッグ選手権試合 ○ゼウス&イザナギvsライジングHAYATO&青柳亮生×

 ゼウス&イザナギが亮生&HAYATOに完勝し、アジアタッグ王座4度目の防衛に成功。世界タッグ&世界ジュニア挑戦へ向けて弾みをつけた。タッグ2冠に王手をかけたゼウスはアジアタッグV12を誇る「秋山準&大森隆男」超えをぶち上げた。

 2・23後楽園大会で亮生&HAYATOが光留&田村、児玉&北斗との3WAY戦による挑戦者決定戦を制し、この日のアジアタッグ挑戦を決めた。NEXTREAM入りから間もない若い二人がタイトル初戴冠に挑んだが、PURPLE HAZEの牙城は強固だった。

 機動力で切り崩しにかかる挑戦者組だが、ゼウスが亮生に逆水平を何発も打ち込んで圧倒。対照的にイザナギは急角度の逆片エビ固めで絞め上げるなどテクニックで翻ろうした。

 挑戦者組も亮生がドロップキックで突破口を開くと、HAYATOがミサイルキックやスワンダイブ式フェースクラッシャーで立て直しにかかる。イザナギがコーナーからダイブしてもドロップキックで撃墜。亮生も名誉挽回とばかりにハンドスプリングレッグラリアットで続き、フィッシャーマンスープレックスでイザナギを攻め立てた。

 終盤には挑戦者決定戦での決まり手となったHAYATOのトラースキック→亮生の回転十字固めの連続攻撃がイザナギに決まったものの、ゼウスがカットに飛び込んで3カウントを入れさせない。二人まとめてチョークスラムで叩きつけて怪力をみせつけたゼウスはバイセップスエクスプロージョン、チョークスラム、バイセップスエクスプロージョンと怒とうの波状攻撃で一気に亮生を粉砕した。

 PURPLE HAZEが完勝でアジアタッグV4を達成。ゼウスは3・14後楽園での世界タッグ挑戦、イザナギは3・21京都での世界ジュニア挑戦へ向けてそれぞれ弾みをつけた。ゼウスは3・6新木場大会で青柳をめった打ちにする暴走を見せており、完全に着火。試合後は挑戦者組のセコンドについていた青柳を「次はお前じゃ。14日、覚悟しとけオラ!」と挑発し、にらみ合った。王者・CIMAに挑むイザナギは「俺は21日、京都で世界ジュニアのベルトを巻くぞ。それまで負けねぇ。誰にも負けねぇ」と豪語してみせた。

 そしてゼウスは大目標をぶち上げた。アジアタッグ王座の最多防衛記録は第25代王者・吉村道明&アントニオ猪木組の15回だが、それに次ぐのが第3代王者・力道山&豊登組と、第62代王者・秋山&大森組の12回。「12回まであと8回、何が何でも死守する。見とけ。今年いっぱいは俺らが絶対アジアタッグチャンピオンでいる」と秋山&大森超えを誓ったゼウスは「俺とイザナギの絆のベルト」で長期政権を築き上げるつもりだ。

【試合後のゼウス&イザナギ】
▼ゼウス「よし、よし、よし、よし。まず一つ。おい、次は14日。青柳優馬、待っとけオラ! 俺と入江でお前らの持ってる世界タッグのベルト獲りにいったるぞ。覚悟しとけ!」

▼イザナギ「ゼウスを怒らせたな。亮生、またやろうぜ。亮生、効いたよ。俺、足にきちゃったよ。またやろうぜ。次は俺とやろう。それと世界タッグもそうだけど、俺は21日、京都で世界ジュニアのベルトを巻くぞ。それまで負けねぇ。誰にも負けねぇ。亮生、HAYATO、何回でもいいよ。何回でもやろう。ありがとう、ゼウス」

▼ゼウス「これで4回目の防衛。ええか、秋山準、大森隆男組の記録12回。12回まであと8回、何が何でも死守する。見とけ。今年いっぱいは俺らが絶対アジアタッグチャンピオンでいる。このベルトは俺とイザナギの絆のベルトや。誰でもかかってこい」

【HAYATOの話】「あぁクソ。負けた。俺たちが新生NEXTREAMに入って、初陣でこのアジアタッグを巻いて、NEXTREAM全員がベルトを巻くっていう大きな目標は破れてしまいました」

【亮生の話】「次だよ、次。これからだ」

【青柳の話】「もう新木場で見ての通り散々やられましたよ。ホント散々な目にあいましたよ。でもやっぱりね、ゼウス選手っていうのはあれぐらいこないとつまらないんですよ。僕からしたらね。周りがどう思ってるかわからないけど、脳みそまで筋肉でできてるような、ああいう単細胞はガッチガチにきてくれないと面白くないですよ。世界タッグ、たぶん後楽園ホール、メインイベントになるでしょう。意味もなく組まれたカードですよ。ガッチガチにきてくれないと世界タッグというネームバリューを落とすことになりかねないですからね。僕からしたら骨が折れそうな気持ちですけど、あれぐらいで来てくれたら僕も楽しめますし、スイッチ入りますよ。世界タッグは意地でも譲りませんから」

プロ格 情報局