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3/8【NOAH】藤田迎撃へナショナル王者・拳王が“最強のオヤジ狩り"宣言

 前夜(7日)の横浜武道館大会でケンドー・カシンの挑戦を退けて6度目の防衛に成功したGHCナショナル王者・拳王が、8日、都内ホテルで防衛一夜明け会見。3・21後楽園大会の藤田和之戦に向けて“最強のオヤジ狩り"を見据えた。

 相次ぐ乱入で再三に渡って引っ掻き回されたカシンを破ってV6。一夜明けた拳王は「ケンドー・カシン、ある意味ではメチャクチャ怖かったな。そんな怖い相手を、そしてクセの強すぎる相手を倒すことができ、またひとつこのナショナル選手権のベルトの価値を上げることができ、本当にうれしいと思っている」と所感を述べた。

 試合後にはカシンのセコンドに就いていた藤田を自ら指名。3・21後楽園での激突が決まった。

 昨年末から桜庭和志、村上和成、船木誠勝、ケンドー・カシンを相手に防衛を続け、MMAでの実績もある“格闘レジェンド"キラーと化している拳王だが、「誰がどう見ても藤田和之、凄まじく強いだろ。俺は前々からプロレスラーは強くないといけない、と言っている。良い試合をすればいい? 面白い試合をすればいい? それがプロレスラーなのか? 違うだろ。プロレスラーは強くならなくてはならない。その強さの象徴みたいなものが藤田和之だろ。そいつを倒すことで、“プロレスラー・拳王が強い"というのを見せられる相手だからこそ藤田和之を指名した」と説明した。

 一方で「今のノアで一番危惧していることがある。ノアが“老人ホーム化"していることだ」とも問題提起。武藤敬司のGHCヘビー戴冠&ノア入団に触れつつ、「俺が今までナショナル選手権、闘ってきたヤツら、ほぼ50代だよな。あんなヤツらにノアの上で闘ってもらって、ノアの未来が見えるのか? 見えねえだろ。あと10年もすれば、つぶれちまうだろ。だからノアの未来を見せるために、ナショナル選手権を使って、50代のイキイキしてるヤツらを倒していく。それが今のテーマでもある。今は目の前の凄まじく強い、50代でイキイキしている藤田和之を倒してから、その後のことは考えてやるよ」と話した。

 生き物としての単純な強さを感じさせるため“野獣"と形容されてきた藤田。初春の後楽園で拳王が“最強のオヤジ狩り"に挑む。


【会見の模様】

――カシンとの王座戦を改めて振り返って?

▼拳王「対戦相手がケンドー・カシンに決まり、まぁ『ちょうどいい相手だな』と言ってたけど、ケンドー・カシン、ある意味ではメチャクチャ怖かったな。そんな怖い相手を、そしてクセの強すぎる相手を倒すことができ、またひとつこのナショナル選手権のベルトの価値を上げることができ、本当にうれしいと思っている」

――藤田を指名した理由を改めて?

▼拳王「誰がどう見ても藤田和之、凄まじく強いだろ。俺は前々からプロレスラーは強くないといけない、と言っている。良い試合をすればいい? 面白い試合をすればいい? それがプロレスラーなのか? 違うだろ。プロレスラーは強くならなくてはならない。その強さの象徴みたいなものが藤田和之だろ。そいつを倒すことで、“プロレスラー・拳王が強い"というのを見せられる相手だからこそ藤田和之を指名した」

――船木戦は間合いを制す、桜庭戦ではPRIDE時代の桜庭を蘇らせるというテーマがあったが、今回のテーマは?

▼拳王「藤田戦のテーマ…? テーマを考えてその場に臨もうと思っても、超えることはできないくらいの相手だと思ってる。テーマなんかない。藤田和之を倒す。それが今回の俺のテーマだ」

――藤田の“強さの種類"というのは

▼拳王「“ナチュラル"だろ。あいつはナチュラルな強さがあると思っている」

――金剛としてもタッグ王座を獲って勢いがついたが、軍団としての今後の展望は?

▼拳王「もちろん強い信念を貫くだけだ。強い信念を貫き通せば、みてみろ。タッグのベルトも獲れた。俺たちの強い信念でプロレスリング・ノアを引っ張っていくだけだ」

――強さを目指しているが、あと何人くらい“強い相手"がいる?

▼拳王「今のノアで一番危惧していることがある。ノアが“老人ホーム化"していることだ。武藤敬司がノアに入団して喜んでるヤツら、メチャクチャいるだろ。選手のなかでも喜んでるヤツらがいるだろ? そうじゃねえだろ。あんなオッサンがノアに入って未来が見えるのか? 俺が今までナショナル選手権、闘ってきたヤツら、ほぼ50代だよな。あんなヤツらにノアの上で闘ってもらって、ノアの未来が見えるのか? 見えねえだろ。あと10年もすれば、つぶれちまうだろ。ノアの未来を見せるために、ナショナル選手権を使って、50代のイキイキしてるヤツらを倒していく。それが今のテーマでもある。残り、いるか? 50代でイキイキしてるヤツ。とりあえず今は目の前の凄まじく強い、50代でイキイキしている藤田和之を倒してから、その後のことは考えてやるよ」

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