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3/14【NOAH】潮崎が右肩手術で長期欠場決断 「もう一度GHC巻くために」

『GREAT VOYAGE 2021 in FUKUOKA』福岡国際センター(2021年3月14日)
○丸藤正道&潮崎豪&杉浦貴&鈴木鼓太郎vs中嶋勝彦&マサ北宮&タダスケ&征矢学×

 前GHCヘビー級王者の潮崎豪が右肩の手術を決断。この日の博多大会を区切りに、長期欠場に入ることになった。

 ノア旗揚げ20周年イヤーとなった昨年をGHC王者としてけん引。通年防衛を成し遂げたが、激闘を重ねるにつれ、上半身のテーピングは日を重ねるごとに増していっていた。

 それでも常に「絶好調」を強調し、今年2月に武藤敬司に敗れてGHCヘビーを手放してからも出場を続けてきた。この日の博多大会でも丸藤&杉浦&鼓太郎と“ノアイズム"カルテットを特別に結成。丸藤とともに逆水平チョップの雨あられを相手方の金剛に降らせ、最後は鼓太郎のファンネル→杉浦の予選スラム→潮崎の豪腕ラリアット→丸藤の真・虎王の豪華連係で征矢を仕留めてみせた。

 ノアでデビューし、現在のノアを支える4人での勝利。試合後の潮崎は「丸藤さん、杉浦さんと組ませてもらったことで、失ったGHC。それを獲り返すのに、また俺の腰に巻くために、今日で欠場して体を万全にして戻ってきたいと思えました」と手術欠場を決断した。

 歴戦のダメージで右肩まわりに痛みや違和感を常に抱えていた。症名は『右上腕二頭筋腱脱きゅう』で「肩をおさえてる筋がズレてしまって、ガクガクな状態」(潮崎) 欠場期間について自身は「半年くらい」と見据えたものの、詳細な手術の内容は、これから本格的に受ける精密検査次第となる。

 丸藤は「彼を明るくポジティブに休ませてあげられるような今のこのノアの状況っていうのは素晴らしいと思うし、俺と杉浦さんと、鼓太郎もいるから、心配なく休んでください」、杉浦も「しっかり治して、心配しないで」とそれぞれ後押し。完全に治すための前向きな欠場。「I AM NOAH」がしばし“メンテナンス期間"に入る。

【試合後の潮崎&丸藤&杉浦&鼓太郎】

――この4人で組んでみて?

▼丸藤「あっちにタッグのチャンピオンがいようが、赤い髪の男がいようが、サングラスかけた金髪がいようが、俺たち4人が組めばこんなもんだと思うし、なんかピンチなことがあったって、最後の最後に俺は確かなものを持ってるから。全然余裕ですから」

▼杉浦「ホントは組むの珍しいんだけどね、全然珍しい感じがしなくて、スムーズにタッチワークも連係もいって。やっぱりノアで何十年もやってきた…っていうのが大きいよね」

▼潮崎「この4人で組めば間違いない強さ、輝きを持ってる。今日この4人で組めたことで、自分にとっても踏ん切りがつく…」

▼杉浦「踏ん切り?」

▼丸藤「辞めんのか? またノア辞めんのか?」

▼杉浦「爆弾発言出たぞ」

▼潮崎「…辞めない、辞めない(笑) 丸藤さん、杉浦さんと組ませてもらったことで、失ったGHC。それを獲り返すのに、また俺の腰に巻くために、今日で……」

▼杉浦「今日で?…辞めんのか?」

▼潮崎「いやいや、今日で欠場して体を万全にして戻ってきたいと思えました」

▼杉浦「メンテナンスね」

▼潮崎「欠場して手術して、またこの二人と闘うためにも、GHCを巻くためにも手術をします」

▼丸藤「ホント、この体の状態で頑張ってきたんで。彼を明るくポジティブに休ませてあげられるような今のこのノアの状況っていうのは素晴らしいと思うし、俺と杉浦さんと、鼓太郎もいるから、心配なく休んでください」

――どのくらいで帰ってきたい?

▼潮崎「一日でも早く戻ってきたい。…半年ぐらい」

▼丸藤「まぁ、そこはお医者さんが言うことだからさ。それより早いかもしれないし、遅いかもしれないし。とにかく無理しないで」

▼杉浦「しっかり治して、心配しないで」

▼丸藤「そうそう。中途半端が良くないので」

――改めてどんな症状?

▼潮崎「肩をおさえてる筋がズレてしまって、ガクガクな状態。手術が必要なことは確かなんですけど、どういった手術をするかは、これから詳しくみて決める形になります」

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