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3/14【全日本】Evolution女子が本格始動へ 諏訪魔と藤本つかさアドバイザーが不仲も練習生候補1名確保、藤田あかね加入

 諏訪魔、石川修司が14日、東京・後楽園ホール大会の試合前に会見し、「Evolutionガールズ」の始動を発表。アイスリボンの藤本つかさがアドバイザーを務め、練習生候補1名と藤田あかねの加入が決まった。

 諏訪魔と石川は昨秋、Evolution女子部の設立をぶち上げた。アイスリボン道場を視察したり、後楽園大会に来場したりと活動を展開してきたが、このほど本格始動の運びとなった。Evolutionで女子選手をイチから育成し、デビューさせるのが目的。すでに練習生候補1名を発掘しており、今月から合同練習を開始して育成に着手する予定だ。

 2018年の女子プロレス大賞を受賞したアイスリボンの藤本がアドバイザーに就任。この日、二人を訪問した。「私、諏訪魔という男はどうしても苦手でして」と諏訪魔を完全に無視しつつ、「私は女子プロレスを広めるきっかけをいつだって探しているので、今回、アドバイザーという形ですけど、女子プロレスを広めるきっかけになればいいなと思っております」と意気込んだ。

 また、加入をアピールしていたアイスリボンの藤田がこの日、諏訪魔と石川に返答を求めてやってきた。「チャンピオンになりたいんですよ。去年も7回ぐらいタイトルマッチ挑戦して全部獲れなくて」とEvolutionガールズ入りを飛躍のきっかけとしたいのが理由だ。

 諏訪魔から暴走を求められていた藤田は藤本のことを「ジャパニーズババア」呼ばわりするなど、すでに素質を開花させつつある。これには諏訪魔も「クソババア(笑)」とやたらうれしそうで、藤本から鋭い視線を向けられながらも藤田のEvolutionガールズ入りを認めた。が、一つ引っかかったことがあった。「お前、名前、藤田って、あんまりよくねぇよ」と難癖をつけた諏訪魔は、藤本が名付け親と知ると「ダメだよ、それは。だから獲れないんだよ。変えちゃえ。変えたら何もかもが変わる」と大乗り気。藤田も改名に応じる構えをみせた。

 これには藤本も仏頂面。怒りに任せて「これから私とあかねは石川選手の試合を拝見させていただくので、石川選手、頑張ってください」と諏訪魔を無視して大巨人を激励した。

 諏訪魔も「俺の試合はどうなってんだっつうの! 合わないな、これ。解散じゃねぇか!」と怒声を上げるしかない。諏訪魔と藤本アドバイザーの不仲が不安材料となるが、ともあれ、Evolution女子がこれから本格始動する。


【会見の模様】
▼諏訪魔「今日は集まっていただいてありがとうございます。今日は前から自分と石川選手で温めてきた企画。Evolutionガールズって企画の進捗というかな。進捗の前に説明、皆さんにしてないんでね。そこからスタートさせてもらいたいと思うんですけど、Evolutionガールズってどんな企画なのかというと、Evolutionで女子の選手をイチから育てよう、デビューさせようという企画です。その話がだいたい去年の秋ぐらいから出てて、このたび皆さんに報告できるタイミングかなと思いまして、この場を設けさせてもらいました。これも見てもらいたいんだけど、Evolutionガールズのロゴですね。ここまでバッチシ準備もしてるんで。Evolutionっていう名前もついてるんで、そうそう変なレスラーをデビューさせるわけにはいかないと。本物の女子レスラーをデビューさせたいなと思ってます。そんな中で石川選手といろいろ考えながら動いてたんだけど、去年の年末だよね。アイスリボン、名門だよね、女子プロレスの。アイスリボンさんに視察に行かせてもらいました。その時にリング上に上がらせてもらって、わがまま言わせてもらって、アイスリボンの藤本つかさ選手にEvolutionガールズのアドバイザーとして正式に承諾してもらっちゃいました。これは心強いなという気持ちですね。だって俺ら男だし。男にしかわからないこともあるし、女性にしかわからないこともあるわけで。そういう部分では女子プロのMVP獲ってる選手ですから。日本一のアドバイザーなんじゃないかなと思っています。その中で募集をしたんだ。これ募集条件だね。こういうものを出させてもらったんで。その中で来ましたね。厳選して1名ですね、練習生候補が見つかりました。凄く楽しみな存在ですよ。背もあるし、顔も俺はいいと思うんだよね。カッコいいし。それはそこまで言えないんだけど、デビューが近くなってからじゃないとまだ表に出せないなと思ってます。そして藤本つかさアドバイザーが今日この場に来てくれてるんで、藤本つかさアドバイザーお願いしますよ」

▼藤本「石川選手おはようございます。皆さん、おはようございます」

▼諏訪魔「何だよ、俺にはねぇのかよ!」

▼藤本「(無視して)アイスリボンの藤本つかさです。私は女子プロレスを広めるきっかけをいつだって探しているので、今回、アドバイザーという形ですけど、女子プロレスを広めるきっかけになればいいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします」

▼諏訪魔「何で俺には何も言わねぇんだよ?」

▼藤本「私、諏訪魔という男はどうしても苦手でして」

▼諏訪魔「ふざけんなよ、てめぇ!」

▼藤本「(無視して)女子プロレスは大好きですので、頑張らせていただきます」

▼諏訪魔「うまくいかねぇんじゃねぇか、これ」

▼石川「うまくやりましょう」

▼諏訪魔「やれる?」

▼石川「やりましょう」

▼藤本「諏訪魔という男は大嫌いですけど、女子プロレスは大好きなので頑張らせていただきます」

▼諏訪魔「女性には手上げられねぇっつうのがまた難しいね。気が強ぇな。気強ぇアドバイザーだ」

▼藤田「おはようございます」

▼諏訪魔「何だ、お前?」

▼藤田「アイスリボンの藤田あかねです。今回Evolutionガールズの方で選手を募集しているということで、自分は新人ではないんですけど、先日名乗りを上げさせていただきました。諏訪魔選手に今日その返事をいただきに来たんですけど」

▼諏訪魔「来たの?」

▼藤田「はい」

▼諏訪魔「お前、あれから暴走したって聞いたんだけどさ。何か聞くところによるとアドバイザーのことクソババアみたいなこと言ったんでしょ。クソババアはまずいんじゃないか?」

▼藤田「ジャパニーズババアです」

▼諏訪魔「クソババアだろ、それ?」

▼藤田「まぁ、そうとも言います」

▼諏訪魔「クソババア(笑)」

▼藤本「……」

▼諏訪魔「怒ってんじゃねぇかよ!」

▼石川「どうしたんですか?」

▼諏訪魔「何かあるの? やりたいことあるのかどうかが一番重要なんだよ」

▼藤田「チャンピオンになりたいんですよ。去年も7回ぐらいタイトルマッチ挑戦して全部獲れなくて」

▼諏訪魔「7回も獲れないの?」

▼石川「(笑)」

▼藤田「だからなんですよ。だから入れてください」

▼諏訪魔「じゃあ、あれだね。俺らを利用するってことだね」

▼藤田「利用?」

▼諏訪魔「ベルト獲りたいんだろ?」

▼藤田「はい」

▼諏訪魔「それ俺らのチームもそうなんだよ。よし、じゃあEvolutionガールズに入れようよ。いい?」

▼石川「そうですね。強いユニットなんで、もちろんこういうこともあるけど、基本的には藤田選手自身が鍛えて強くならないと、挑戦するっていっても、また何度チャレンジしても何か変わってくれないと変わらないと思うんで。そこはまず本人が努力しないとね」

▼諏訪魔「1個、気になることがあるんだよ。お前、名前、藤田って、あんまりよくねぇよ。変えよう」

▼石川「藤田って名前が無理なんですか?(笑)」

▼諏訪魔「いいんだよ、そんなこと」

▼石川「わかりました」

▼藤本「名付け親なんですよ」

▼諏訪魔「名付けたの? ダメだよ、それは。だから獲れないんだよ。変えちゃえ。変えたら何もかもが変わる」

▼藤田「はい、そこも含めて」

▼諏訪魔「クソババアの言うことは聞かなくていいよ」

▼藤田「ジャパニーズババアです」

▼諏訪魔「あぁ、そうか」

▼石川「とりあえず3月から練習も始めるんで、ちゃんと形を」

▼諏訪魔「お願いしますよ、アドバイザー」

▼藤本「(石川に向かって)よろしくお願いします」

▼諏訪魔「ふざけんな!」

▼藤本「これから私とあかねは石川選手の試合を拝見させていただくので、石川選手、頑張ってください」

▼諏訪魔「俺の試合はどうなってんだっつうの! 合わないな、これ。解散じゃねぇか!」

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