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3/23【全日本】ジェイクが目指すは全日マットの大変化 「より大田区を楽しむため」にCC全勝初Vを予告

 ジェイク・リーは今年、5度目のチャンピオン・カーニバル出場となる。しかも例年との違いはTOTAL ECLIPSEの一員して生まれ変わったところ。「勝った奴が正義」とぶち上げているだけに、「結果が出ない限りは、俺に発言権はない」と現状を自己分析。それを得るために「より大田区を楽しむためのものでしかない」と定めた春の祭典で全勝優勝を成し遂げるつもりのジェイクは、全日本のリングに大きな変化をもたらす構えをみせた。

 「勝った奴が正義」と唱えているジェイクが今、最も欲しいのが結果。特にシングルプレイヤーとしては2019年の王道トーナメント制覇以来、勲章を手にできていない。TOTAL ECLIPSE結成間もないこのタイミングで春の祭典を迎えるというのはこれ以上ないほどもってこいの状況だ。

 「結果が全てってうたってるし、勝たなきゃ意味がないと言ってるし。逆を言えば、その結果が出ない限りは、俺に発言権はない」と考えているジェイクはこの春、大きな結果を一つ出すつもりでいる。このコロナ禍、「プロレスで生きる」と改めて決意した。ボディメイカーとしても知られるが、「全部違う人に引き継いで、プロレスだけに集中できる環境を作って自分を追い込んでる」とTOTAL ECLIPSE結成を機に環境を変化させた。「俺がやることは一つなので。勝つこと、結果を残す。それだけなんで、それ以外は考えてないよ。そのためだったらっていう。その気持ちだけ」と固く決意し、「誰も準優勝とか、1勝できればそれでいいって選手はいないと思う。そういう奴らを踏み潰したうえで優勝っていうのが俺のやるべきこと。だから全勝優勝だ。やるからには全勝優勝」と完全優勝をぶち上げた。

 20年ぶりの総当たりリーグ戦となった今年、ジェイクが最大の標的と定めているのが現三冠王者・諏訪魔と、2019年に優勝戦を争ったエース・宮原健斗だ。「2011年のこの頃と、2021年の今、三冠ベルトを巻いているのは誰ですか?って話で。ここだけ変わってないんだよ」と指摘したジェイクは、10年経っても諏訪魔が三冠王者に君臨している現状を「変化がなければそれは成長につながらない。変化がなければ下がるだけ」と考えている。そして宮原がエースとなってから長い年月が流れたが、それをぶち壊す必要があると言わんばかりに「あなた、もういいんだよ。そんな頑張らなくていいんだよと。その言葉を勝った後に投げかけたいね。赤い太陽、もういいよって」と改めて最高男を引きずり下ろす構えを見せた。

 ジェイクにとって春の祭典は「より大田区を楽しむためのものでしかない」と言い切ったように、5・16大田区大会で三冠ベルトを手にするための試金石に過ぎない。「そこしかみてないよ。そこで俺がベルトを獲ることしかね。僕のこれからの目標を達成するためには、この舞台で獲るのが一番重要」と全日本2年ぶりとなるビッグマッチを見据えているジェイクは「あなたたちが思ってるほど、みんなと違うことするの、怖いことじゃないよ。それが個性となって、そこで結果を残せば、それは新しいブランドになって誰も何も言わなくなる。お前の勝ちだ。それを俺がこれから体現するから」と宣言した。

 すでにTOTAL ECLIPSEの誕生が全日本に変化をもたらしているが、ジェイクはチャンピオン・カーニバル初制覇を足がかりにエース・宮原、王者・諏訪魔を陥落に追い込み、さらなる大変化をもたらすつもりだ。

【ジェイクの話】
――『2021 Champion Carnival』開幕が迫り、TOTAL ECLIPSE結成という例年とは違う状況で迎えることになるが?

▼ジェイク「俺がいろいろ言うのは結果出してからじゃないかな。結果が全てってうたってるし、勝たなきゃ意味がないと言ってるし。逆を言えば、その結果が出ない限りは、俺に発言権はないと捉えられるんでね」

――絶対的に結果を求められる状況にあると?

▼ジェイク「プロレスで生きるっていうのがこのコロナの中で決めたことでもある。もっとこれで稼ぎたいし、もっとこれで知名度を上げたいし。そのためだったらっていうね。ボディメイクの仕事だったりも全部違う人に引き継いで、プロレスだけに集中できる環境を作って自分を追い込んでるんで。これからリング上の結果をみてくれれば、それがいいのか悪いのか判断できるんじゃないかな」

――結果を出すという意味では初優勝が大前提になりそうだが?

▼ジェイク「それはみんなじゃないかな。誰も準優勝とか、1勝できればそれでいいって選手はいないと思う。そういう奴らを踏み潰したうえで優勝っていうのが俺のやるべきこと。だから全勝優勝だ。やるからには全勝優勝」

――それが今出すべき結果であると?

▼ジェイク「一番ファンが望んでるんじゃないかな。2011年のこの頃と、2021年の今、三冠ベルトを巻いているのは誰ですか?って話で。ここだけ変わってないんだよ。変化がなければそれは成長につながらない。変化がなければ下がるだけだと思う」

――そういう意味ではTOTAL ECLIPSEが変化の象徴となっている感があるが?

▼ジェイク「主義主張をしっかりとここまで唱える選手っていたのか? みんな強さをみせたり、プロレスラーは凄いっていうのは見せてるけど、自分が伝えたいのは何なのかってしっかりと一つの言葉として言ってるのはあんまり今まで意外と誰もいなかった。共感できる人も多いんじゃないかな。結果が全てという俺の言葉には。それは会社でも学校でもどこでもそうだから。勝った奴がルールを作って、それでいろんなものを作り上げて。そういうふうに出来上がってるでしょ、組織って」

――その組織の中でもがき苦しんでいる人もたくさんいる。

▼ジェイク「そういう奴らは会場に来て俺の試合を見ればいい。変化を望みたいのであれば、今のやり方で結果が出ないんであれば、もっといろんな方法を模索すればいい。その一歩進んだ先には楽しみでワクワクする、いろんなものがいっぱいあふれ返ってる。あなたたちが思ってるほど、みんなと違うことするの、怖いことじゃないよ。それが個性となって、そこで結果を残せば、それは新しいブランドになって誰も何も言わなくなる。お前の勝ちだ。それを俺がこれから体現するから。変化が起これば必然的に注目が集まるはず。コロナでいろんなものが変わって、こういう時だからこそ、人々の心も変わってるところがあると思う。その変わる価値観の中でこの言葉を大にしてリングの上で言いたいというのがある。今のこの全日本のリングでね。今までにないことなので。そこで俺がやることは一つなので。勝つこと、結果を残す。それだけなんで、それ以外は考えてないよ。そのためだったらっていう。その気持ちだけだね」

――全勝を宣言したが、その中でも特に気になる選手、特に倒したい相手というと誰になる?

▼ジェイク「タイトル持ってる人は全員が倒したいと思ってるだろう。そこだろうな。で、世界タッグのタイトル持ってる人は宮原健斗。彼が欲しいのは自分をぶっ倒してくれる存在じゃないかな。その先に明るい未来があると思ってる節がある。だったら俺があなたを倒しましょう。あなた、もういいんだよ。そんな頑張らなくていいんだよと。その言葉を勝った後に投げかけたいね。赤い太陽、もういいよって」

――月が太陽を飲み込むと?

▼ジェイク「その宮原健斗を応援する人は応援すればするほど、この全日本プロレスはもっともっと盛り上げていける。ありがとうございますって感じだよ。ただ、最後1、2、3獲るのは俺になっちゃうけどね」


――優勝者は5・16大田区大会で三冠王座に挑戦する可能性大だが?

▼ジェイク「そこしかみてないよ。そこで俺がベルトを獲ることしかね。僕のこれからの目標を達成するためには、この舞台で獲るのが一番重要なのかなと思ってるんで。チャンピオン・カーニバルはそのためのもの、より大田区を楽しむためのものでしかないって感じかな」

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