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3/30【新日本】IWGP世界ヘビー級ベルトお披露目 初代王者・飯伏が「歴史の継承」と「対世界」誓う

『Road to SAKURA GENESIS 2021』東京・後楽園ホール(2021年3月30日)

 新設されたIWGP世界ヘビー級王座のベルトが初お披露目。初代王者としてベルトを贈呈された飯伏幸太が「歴史の継承」と「対世界」を誓った。

 IWGPヘビー級王座&IWGPインターコンチネンタル王座の二冠王だった飯伏の統一構想を受けて、新たに生まれたIWGP世界ヘビー級王座。飯伏は3・4日本武道館大会で行われたジュニア王者エル・デスペラードとの一騎打ちを制し、初代王者に認定された。

 そして、この日、ついに真新しい新ベルトがお披露目された。スーツ姿でリングに現れた飯伏は、これまで死守してきた2本のベルトを愛おしげに見つめると、大張高己社長、菅林直樹会長に返還した。場内が暗転し、会場のビジョンにIWGPヘビー級、IWGPインターコンチネンタル両王座の歴史を振り返る映像が流されると、新ベルトが公開された。

 真新しいベルトは歴代のベルトデザインを継承。放射状に広がるラインはIWGP初代、王冠のように上部が広がっている形状は2代目、世界に羽ばたく羽根は3代目、2色の配色とライオンマークの配置は4代目、サイドバックルの形状はインターコンチネンタル王座のベルトからそれぞれ受け継いだ。

 全体のデザインには「戦いの魂を受け継ぎ、世界へ羽ばたく」という意味が込められている。ベルト上部のライオンマークは世界を照らす太陽を表しており、周囲には闘魂を示す燃える炎、そして世界を貫く剣が描かれている。中央の「IWGP」の文字の周りは地球儀となっていて、50周年、そして5大陸を意味する5つの宝石が輝いている。宝石の台座は、ライオンの牙をモチーフにしていて、「世界を掴む、捕らえる」という意味合いがあり、両サイドの翼は世界に羽ばたく姿をイメージした。

 感慨深げにベルトを手にし、そして肩にかけた飯伏は初代王者として所信表明。「インターコンチのベルトとIWGPのベルト、これを1つにする。その意味がみんなにあまり伝わらなかったかもしれない。でも、僕は2つのベルトが大好きだったから1つにして、このベルトを日本だけじゃなく、世界に向けて、そして今までの歴史を絶対に継いだまま、もっともっと大きく、新しくしていきたいと思います」と決意をあらわにした。

 リング上でベルトを高々と掲げた飯伏は、強く抱きしめて王者としての実感を味わう。そして、新王者の初仕事として四方の客席にしっかりとベルトを見せつけていた。

プロ格 情報局