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4/4【NOAH】ジュニア奪取へ仁王「俺の“20年"で勝つ!」 浜松メインで王者・小峠直接粉砕

『NEO BREEZE 2021』静岡・アクトシティ浜松(2021年4月4日)
○仁王&覇王&拳王vs丸藤正道&原田大輔&小峠篤司×

 4・18後楽園大会でGHCジュニアヘビー級王座に挑戦する仁王が、浜松大会のメインイベントで王者・小峠から反撃のピンフォール勝ち。「俺の“20年"で必ず勝つ」と誓った。

 前哨戦第1ラウンドとなった前夜の横浜大会では、小峠必殺のキルスイッチを浴びてメインで敗退。迎えたこの日もメインの6人タッグマッチで激突し、迷うことなく先発した仁王は、いきなりグラウンドで馬乗りになり合って感情をあらわにした。

 そして中盤過ぎには小峠に“タイマン勝負"を要求。小峠が覇王を押し込んだところで、コーナーから声を張り上げ「小峠! 俺とやれよ!」と叫んだ。

 ちょうど覇王を担ぎ上げていた小峠も、自ら技を解除して呼応。そのまま両者は顔面密着から目まぐるしい先の読み合いを繰り広げたものの、原田との“桃の青春連係"を繰り出した小峠が一気にコーナー最上段からのムーンサルトで仕留めにかかった。

 だが、仁王は剣山で撃墜。再び先の読み合いに発展し、今度は後ろ回し蹴り式のトラースキックで顔面をえぐった仁王が競り勝ち、抵抗する小峠を真っ向からのラリアットでねじ伏せた。

 すかさず仁王はこだわりのみちのくドライバーβ(ベロ)の体勢へ。着地した小峠もキルスイッチで切り返しにかかったものの、背後から突き飛ばして逃れた仁王は、素早く小峠を転がして顔面へのショートレンジ式トランスレイブをズバリ。立て続けに今度こそのみちのくドライバーβで突き刺し、一撃で完璧な3カウントを奪い去った。

 大の字の小峠を眼下に、鬼気迫る表情で座ったまま勝ち名乗り。悔しげな小峠に「預けておく」とばかりに青と金色のベルトを手渡した仁王は、締めのマイクも握らぬ代わりに、決意に満ちた表情で花道を下がった。

 Hi69から“仁王"に変ぼうを遂げ、ようやく掴んだGHCジュニア挑戦の舞台。Hi69時代にはジュニアタッグ王座は獲得しているものの、シングル王座は未戴冠のままだ。

 小峠は前夜「今のノアジュニアの顔は俺や!」と叫んだが、仁王は「ノアのジュニアの顔? アイツは相応しいヤツだと思いますよ。だけど、俺はそんなちっちゃなこと考えてないから。金剛に入った時から、強い信念、デカい野望を持ってやってきてるから。アイツはベルト、必要ないんじゃないかな? “顔"としてやっていけばいいと思う」とGHCジュニアへの執念とこだわりをむき出しにした。

 そのうえで「だから18日、どんな手を使ってでも…20年!! 俺の20年調べてくれ、俺の20年で!18日の後楽園ホール、必ず勝ってやる」と宣言。プエルトリコから始まり、団体ホープとして過ごしたことも、ハードコアに没頭したことも、胸椎骨折による長期欠場で絶望したこともあった20年間。2000年11月のデビューから、あらゆるマットで培ってきたHi69と仁王の“すべてを"小峠戦に注ぎ込む。

【仁王の話】「楽しくなってきたな、オイ! 俺は小峠のことチャンピオンとして認めてるし、ノアのジュニアの顔? アイツは相応しいヤツだと思いますよ。だけど、俺はそんなちっちゃなこと考えてないから。金剛に入った時から、強い信念、デカい野望を持ってやってきてるから。それまでの途中に過ぎない、俺は。アイツはベルト、必要ないんじゃないかな? “顔"としてやっていけばいいと思う。だから18日、どんな手を使ってでも…20年!! 俺の20年調べてくれ、俺の20年で!18日の後楽園ホール、必ず勝ってやる」

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