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4/10【新日本】タイチがトンガ眼前で邪道料理 アイアンフィンガー奪還に執念

『Road to レスリングどんたく2021』神奈川・横浜武道館(2021年4月10日)
○タイチ&ザック・セイバーJr.&DOUKIvsタマ・トンガ&タンガ・ロア&外道×

 タイチがラダーマッチで激突するトンガの眼前で邪道を料理。アイアンフィンガー・フロム・ヘル奪還に執念を燃やした。

 IWGPタッグ王座を巡る抗争を繰り広げてきた王者の“GOD"トンガ&ロアとタイチ&ザック。アイアンフィンガーの奪い合いに発展すると、戦いは泥沼化。そこで菅林直樹会長がアイアンフィンガーを没収し、5・3福岡大会でラダーマッチによるアイアンフィンガー争奪戦「タイチvsトンガ」とスペシャルシングルマッチ「ザックvsロア」が組まれた。

 その前哨戦で、タイチ&ザックがDOUKIと、GODが邪道とそれぞれトリオを組んで対戦。のっけから大乱闘を繰り広げた。GODはタイチたちを挑発するかのように、DOUKIを長時間にわたっていたぶり、序盤戦をリードする。DOUKIがなんとか反撃すると、一騎打ちを控えるザックとロアが対峙。ザックが得意の関節技やエルボースマッシュで試合を立て直したものの、ロアは強引なオクラホマスタンピートで一歩も引かなかった。

 タイチとトンガも火花を散らした。タイチは最近多用しているのど輪攻撃で先手を取ると、介入を狙った邪道も同じくのど輪で返り討ちにする。トンガにはアックスボンバーをぶち込むが、バズソーキックやバックドロップは不発。珍しいトンガのドラゴンスクリューを食らって動きが止まると、介入したロアがバックドロップで追撃。タッチをもらった邪道のクロスフェイスに捕まり、タイチはピンチを迎えた。

 しかし、タイチは意地でも沈まず。相撲の立ち合いのように、突進して邪道をコーナーまで押し込むと、GODのマジックキラー狙いはザック&DOUKIが引き離し、関節技で足止め。ここがチャンスと、タイチは聖帝十字陵で邪道を捕獲し、トンガたちの前で一気にギブアップをもぎ取った。

 アイアンフィンガー争奪戦に向けて弾みをつけたタイチ。新日本では珍しいラダーマッチとなるが、「高いところから、俺に落とされる根性あるか? やってやるよ。俺はよ、こうみえてもラダーマッチ、人生で3回目だ。こんだけ経験があるんだよ。会長が、会長がそうやって言ったんだろ。やってやるよ」と気合いを入れると、「返してくれるんだよな、その代わり。会長、約束守るからよ。アンタの言う通り、やってやるからよ。俺の言う通り、返してくれよ、手元に」とアイアンフィンガー奪還に執念を燃やした。

 奪還するためなら手段は選ばない。タイチは「悪いけど、ウンタマにはよ、高いところから落ちて、死んでもらう。悪いけど。どうなるかわかんねーぞ?」と物騒な予告をぶち上げ、アイアンフィンガーを取り戻した先にタッグ王座獲りも見据えていた。

【試合後のタイチ&ザック&DOUKI】
▼ザック「なんでお前とシングルでやらないといけないんだ? もうお前からウノ、ドス、トレスで3カウントは取ったはずだ! 俺がスペイン語を知らないと思ったか? なんでこれでもまだベルトに挑戦できないんだ? ロアの野郎、俺より体がデカいからってそれだけでビビってるとでも思ってるのか? 俺は邪道の髪がまだフサフサだった時代から、お前なんかよりデカい相手を何人も倒してきた。新日本はタイトルマッチを焦らして俺たちをおちょくってるのか? タイチ、アイアンフィンガー・フロム・ヘル争奪ラダーマッチだって? そいつはヤバいな。WCWマンデー・ナイトロじゃないんだから。で、俺のほうはロアを倒さないといけないってか。まあ、何でもいいけど。やってやるよ」

▼タイチ「やってやるよ、邪道、いい根性してるんじゃねーか? ああ? 噛み付いてきやがってよ。たまらず噛み付いたか、人の腕に。いい根性してるよ。ダマ、ダマ、おまえ、そんな根性あるか? 高いところから、俺に落とされる根性あるか? やってやるよ。俺はよ、こうみえてもラダーマッチ、人生で(指折り数えて)3回目だ。こんだけ経験あるんだよ。会長が、会長がそうやって言ったんだろ。やってやるよ。いいよ、やってやるよ。返してくれるんだよな、その代わり。会長、約束守るからよ。アンタの言う通り、やってやるからよ。俺の言う通り、返してくれよ手元に。アレがないとよ……納得いかねーよ。悪いけど、ウンタマにはよ、高い所から落ちて、死んでもらう。悪いけど。どうなるかわかんねーぞ? そして、まずアレがねーと。そのあとだ、必ず、俺とザックでもう一度。あんなくだらねえクソみたいなチャンピオン。誰が見てもおもしろくねーんだよ。もう一回、俺たちが元の位置にもどらねーとおもしろくねーよな、おまえらもな?(カメラに向かって)おお、うなずいてんな。おまえもそう思ってるんだろ? ウンタマとなんとかってヤツ、必ず俺ら、元の位置に戻るから。まずは福岡だ」

▼ザック「長いツアーだ。DOUKI、今シリーズは永遠に邪道の相手で、めんどくさくなりそうだな」

▼DOUKI「そうだ。ザックが言ったとおり、長いツアーになるな。オイ、俺はな、この二人、シングルマッチ決まったよ。俺はシングルまだ決まってねーな、邪道と」

▼タイチ「逃げてるだけだよ」

▼DOUKI「俺はな、去年の12月からずっと言ってんだよ。邪道とシングル組め、シングル組め。ニュージャパンどうなってるんだよ? なぜシングル組まない? まあ、いいよ。今シリーズ、今日を含めて16試合、同じ試合だよ。そこで、俺もな、邪道、テメーから獲って、ニュージャパンに選択権なくしてやるよ。そこで、シッカリとシングル組めるように。俺が邪道からシッカリ獲ってやるよ」

▼タイチ「福岡でよ、オメーも込みだぞ。どうせ、邪道の野郎、来るんだろ? お前も込みだ。シングルかタッグマッチか、わからねえ。俺ら3対3の戦いだぞ。シングル、そして必ずタッグ戻すから。わかったか、3人でやるから。(腕を見ながら)噛み付きやがって。子どもか? ふざけやがって……」

▼ザック「(自分の持っていたペットボトルをカメラマンのポケットに押し込んで)ちゃんとリサイクルに捨てろよ? ポイ捨てしたら許さないぞ」

【試合後のトンガ&ロア】
▼ロア「ザック、『NEW JAPAN CUP』で優勝に届かなかったことが相当悔しいんだろ。だから、俺たちに構って欲しくて仕方ないのか? お前の望み通り、相手にしてやってるぞ。だが、耳をかっぽじってよく聞くがいい。ベルトに挑戦したいのなら、条件はまずこの俺とシングルでやって勝ってからだ。いいな? お前が俺から勝てなければ、ベルトに挑戦する権利はない!」

▼トンガ「その通りだ! タイチ、俺たちは歴代の弱っちいチャンピオンたちとは次元が違う。そんな簡単にベルトに挑戦させない。お前の首をハシゴに吊るして、この俺がアイアンフィンガーを手にするんだ」

【邪道の話】「DOUKIのヤロー、試合終わってからやってくれんじゃねーかコノヤロー、鉄パイプで俺の首絞めやがって。オイ、博多の試合……タンガ・ロアvsザック・セイバーJr.、タマ・トンガvsタイチ……。おかしいと思わねーかコレ? ホントだったら、もう一個あるんじゃねーか? あんだろ、もう一個? あんだろ? なんだよ、もう一個。邪道vsDOUKI、シングルマッチ、あるんじゃねーの、コレ? 新日本、お得意だろカード変更っつーのはよ! オイ、あるんじゃねーか? まあでも博多まで、あの3人とGOD with マスターヒーター。それまでアイツの体が持つかどうかだな。もしアイツの体が持つんだったら、博多、西の都。あるかもしんねーな。あるかもしんないんじゃねーの? お楽しみはこれからか?」

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