4/11【DDT】アイアンマン王者・赤井がEX王者ブルックスに挑戦表明 5・4後楽園でWタイトル戦

『April Fool 2021』東京・後楽園ホール(2021年4月11日)
○赤井沙希&クリス・ブルックス&納谷幸男&飯野雄貴vs大石真翔&彰人&平田一喜&中村圭吾×

　アイアンマン王者・赤井がEXTREME王者・ブルックスに挑戦表明。ブルックスも承諾し、5・4後楽園大会でのダブルタイトル戦が決定した。

　赤井は3・14後楽園大会でアイアンマン王座を獲得すると、約1ヵ月にわたってタイトルを死守してきた。この日はEXTREME王者のブルックス、8人タッグ王者の納谷、そして無冠の飯野とカルテットを結成し、大石&彰人&平田&中村と対戦した。

　別々のユニットで活動している大石と彰人が抜群の連係を披露し、攻め込まれてしまった赤井だったが、キッチリと反撃して意地を見せる。その後はひとりベルトのなかった飯野が大暴れ。平田に電飾メガネを装着させられると暴走し、味方にも手を出したが、ようやく自分を取り戻して反撃すると、リング上は各選手が入り乱れる大混戦に。

　そんな中で勝利をもぎ取ったのが赤井。中村に攻め込まれながらも、ブルックスの援護を受けて、一気に逆襲に転じると、最後はハイキックからケツァル・コアトルで中村を仕留めた。

　試合後、「クリスちょっと待って」とEXTREME王者・ブルックスを呼び止めた赤井は、「ここ最近ずっと思っていたことがあって…」と秘めた思いを吐露した。

　「私、ERUPTIONに入ってから6人タッグのベルトを獲れて。でも、自分が原因でベルトを失ってしまって…。最近やと、坂口さんがユニバーサルのベルトに挑戦して、この間の後楽園では樋口君がKO-Dの秋山さんに挑戦して。でも、私はずっと見てばっかで、セコンドについてばっかで」と何も残せていない現状に悔しさをあらわにした赤井は、「今、DDTって『DDTらしさってなんやろう?』ってみんな選手全体で悩んで、戦っている時期やと思うねん」と現在のDDTを定義。そのうえで、今の状況を打破するべく、「それでも私はまだ見てばっか。でも、今は私がこのアイアンマンのベルトを持っている。そのEXTREMEのベルトに私に挑戦させてください! 私もDDTの一選手やから! そのベルト、挑戦させて!」と挑戦表明をぶち上げた。

　「アイ・ウォン・チュー・ベルト」と片言の英語で呼びかけると、ブルックスは「はい。大丈夫。いきましょう」と同意し、5・4後楽園大会でのタイトルマッチが決定。赤井がアイアンマン王座を来月の後楽園まで死守できた場合、ダブルタイトルマッチになることがアナウンスされた。

　EXTREME王座戦は王者の裁量で毎回変則的なルールで行われるのが習わし。二冠戦に持ち込めるのか。そして、ルール問題に飲まれず、EXTREME王座初戴冠を成し遂げられるのか。赤井にとっては試練の一戦となりそうだ。

【DDT】5/4(火・祝)東京・後楽園ホール『MAX BUMP 2021』17:30開場、18:30開始

▼KO-D8人タッグ選手権試合
[挑戦者]
未定
vs
なべやかん
力
納谷幸男
高木三四郎
[第4代王者]
※高木組初防衛戦

▼DDT EXTREME級&アイアンマンヘビーメタル級両選手権試合
[第1506代アイアンマンヘビーメタル級王者]
赤井沙希
vs
クリス・ブルックス
[第51代EXTREME級王者]
※ブルックス2度目の防衛戦
※ルール未定
※アイアンマンヘビーメタル級王座の性質上、当日DDT EXTREME級王座のみが懸けられる場合がございます

▼DDT UNIVERSAL選手権試合
[挑戦者]
高尾蒼馬
vs
上野勇希
[第4代王者]
※上野5度目の防衛戦