プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

4/19【新日本】オスプレイ逆襲「タカギに欠けてるものみえてきた」

『Road to レスリングどんたく2021』東京・後楽園ホール(2021年4月18日)
○ウィル・オスプレイ&ジェフ・コブvs鷹木信悟&BUSHI×

 IWGP世界ヘビー級王者のオスプレイが初防衛戦に向けて鷹木に逆襲。その眼前でBUSHIを仕留めると、「だんだんお前に欠けているものが見えてきた」と意味深げに言い放った。

 5・4博多大会で鷹木の挑戦を迎え撃つ王者・オスプレイ。前哨戦ロードは一進一退で、4・15後楽園大会では目の前で鷹木がパートナーのヘナーレを下し、「刺し違えるつもりでお前のその首とIWGP世界ヘビーは俺がいただく」と挑発されていた。

 今宵はオスプレイがコブと、鷹木がBUSHIとそれぞれ組んで激突。のっけから2人はスピーディな攻防を繰り広げる。鷹木がダブルチョップでなぎ倒せば、オスプレイは華麗にネックスプリングで立ち上がって反撃。ならばと鷹木はショルダータックルで追い討ちし、序盤からアグレッシブにやり合った。場外でもエルボー合戦で火花を散らした。

 中盤で再び対峙すると、オスプレイは鷹木をコーナーに逆さ吊りにし、顔面に低空ドロップキックを一閃。スワンダイブ式エルボーも発射する。鷹木も左右のエルボーやフェイントからのDDTで反攻。負けじとオスプレイはスライディングラリアットをかいくぐり、ハンドスプリング式オーバーヘッドキックを狙ったが、鷹木は延髄ラリアットで迎撃すると、豪快なジャーマンでぶっこ抜いた。

 守勢に回ったオスプレイは、鷹木&BUSHIの合体バッククラッカーの餌食になるも、リバースブラディサンデーで逆転。鷹木が介入してもフックキックで下がらせる。なおも鷹木はパンピングボンバーを狙ったが、横やりを入れたコブがパーフェクトプレックスで黙らせると、オスプレイは後頭部へのローリングエルボー、ストームブレイカーの連続攻撃でBUSHIを沈めた。

 鷹木の眼前でBUSHIを葬り、その強さを改めて知らしめたオスプレイ。前回の後楽園大会で「タカギ、知っているか? お前は1対1では一度も俺に勝ったことがない」と発言していたが、この日は「間違ってた。去年の『G1』であいつに負けてる。俺の誤解だった」と陳謝した。

 しかし、神妙な態度はそこまでで、「『G1』の一戦なんて、『SUPER Jr.』の決勝戦と『NEW JAPAN CUP』の決勝戦に比べたら取るに足らないものだ。それ以上に大事なのはタイトルマッチだ」と鷹木のアピールを一笑。「タカギはここぞという時に限って結果を残せずに終わっている」と指摘し、「だんだんお前に欠けてるものが見えてきた。タカギ、俺はいつも本気でこう言っている。そうだ、ウィル・オスプレイはレベルが違う」とタイトル防衛に自信を見せた。

【コブの話】「(スタッフに対し)よう、久しぶりだな。おい、BUSHI…(日本語で)ゴメンナサイ…お前がハワイが大好きだって知ってるのに、今日は俺のツアー・オブ・ジ・アイランドで連れてってやれなかった。もう一度言うが、俺たちUNITED EMIREがメチャクチャになってしまった新日本リングを浄化していく。その最初の犠牲者がBUSHIだ。BUSHI、俺は天気予報のアナウンサーじゃないが、今日お前が体感したのはストームブレイカーで間違いないだろう。BUSHI、前哨戦はまだまだ終わらないぞ。パスポートの用意はできてるか?」

【オスプレイの話】「タカギに謝りたい。前回のコメントであいつはシングルで今まで一度も俺に勝ったことがないと言ったが、間違ってた。去年の『G1』であいつに負けてる。俺の誤解だった。だけど、『G1』の一戦なんて『SUPER Jr.』の決勝戦と『NEW JAPAN CUP』の決勝戦に比べたら取るに足らないものだ。それ以上に大事なのはタイトルマッチだ。だがタカギはここぞという時に限って結果を残せずに終わっている。年のせいか? だんだんお前に欠けてるものが見えてきた。タカギ、俺はいつも本気でこう言っている。そうだ、ウィル・オスプレイはレベルが違う」

【鷹木の話】「あー、チクショウ! アー、あの二人じゃ分が悪いな、半端ねえぞ、オイ。ジェフ・コブ、お前何だ? 最後の。俺は赤ん坊じゃねーっつーんだよ、オイ。まあ、毎回毎回、オスプレイと絡むとわかるんだが、アイツは常に進化しているようだな。だが! 俺もまだまだ、発展途上だ! もっともっと進化してやるぜ。俺はどうしても、この前の栃木で、リング上、オスプレイに言われたことが気になってて、なあ? 去年の『G1』、神戸で俺が勝った。それを伝えたらアイツは、“Not important. No count!"、ふざけやがって! ナメんのもいいかげんにしろよ。だったら! オイ! 次のシングルはIWGP世界ヘビー懸かってんだ、何の言い訳もできない! シングルだ。だが、アイツは負けても、前王者という肩書が残る。しかし、俺が負けた場合は……何も残らねえんだ。これの意味がわかるかお前ら。オイ、やるか! やられるかじゃねえ、俺がやるしかねえだろう」

※BUSHIはノーコメント

プロ格 情報局