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4/22【ストロングスタイル】岡本がアジアパシフィック王座奪取 「骨のある奴出てこい!」

『ストロングスタイルプロレスvol.10 初代タイガーマスク40周年記念第1弾』東京・後楽園ホール(2021年4月22日)
○UWAアジアパシフィックヘビー級選手権試合 ○将軍岡本vs間下隼人×

 間下が自ら指名した岡本に敗れ、UWAアジアパシフィックヘビー級王座から陥落。新王者となった岡本は「骨のあるやつ出てこい!」とさっそく挑戦者を募った。

 第4代アジアパシフィック王者の間下は前回の3・3後楽園大会で実力者・高岩を破って2度目の防衛に成功。V3戦となったこの日、自ら指名した前王者・岡本を迎え撃った。エルボーを連発して立ち向かう間下だが、パワーに勝る岡本がエルボー一発で押し返す。間下がミドルキックを連打しても、チョップ一発で返り討ち。リング内外でねちっこくリストロックで絞り上げると、左腕を鉄柱に引っ掛けてエルボーを打ち込んだ。

 それでも間下は岡本のショルダータックルを鉄柱に誤爆させて逆転。エプロンからのローキックで胸板を蹴り飛ばし、リングに戻ってもミドルキックを打ち込み、チキンウイングアームロックで絞め上げるなどお返しとばかりに左腕を狙い撃ち。ミドルキックを連打していった。

 だが、岡本はマッケンローで逆襲。串刺しラリアット、スライディングショルダータックルと肉弾殺法を連発する。コーナーに上がったところを間下がデッドリードライブで叩き落とし、串刺しダブルニー、ランニングローキックと打撃で押し返し、大外刈りで叩きつけたが、バックドロップは岡本が不発に終わらせ、脇固めで再び左腕を絞め上げた。

 なおも岡本はショルダーアームブリーカーを連発し、変型河津落としを敢行して攻めまくる。粘る間下も執念でバックドロップを決め、ジャンピングフロントキックを見舞ったが、3カウントは奪えない。ミドルキックを連発する間下を強烈なラリアットで返り討ちにした岡本はカイケツ(変型バックフリップ)でトドメを刺した。

 3カウント寸前に返したように見えた間下だったが、無念の陥落。岡本が第5代アジアパシフィック王者となった。試合後、贈呈者から認定証とベルトを奪い取った岡本はそれを掲げると、「骨のあるやつ出てこい!」と吠えた。

【岡本の話】「なんだろうな。あれでチャンピオンなんだろ? このベルトの価値なんかねえじゃねえか。俺がチャンピオンになったんだからよ、次に誰か強えヤツ連れて来いよ。不完全燃焼だよ。こんなベルト獲ったからってしょうがねえんだよ。次だ、次。次の相手が楽しみです!」

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