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4/29【新日本】飯伏が地元・鹿児島メインで再起 5・15横浜スタジアムでコブと一騎打ちか

『レスリング薩摩の国』鹿児島・西原商会アリーナ※鹿児島アリーナ(2021年4月29日)
○飯伏幸太&棚橋弘至vsジェフ・コブ&アーロン・ヘナーレ×

 4・4両国大会でIWGP世界ヘビー級王座から陥落した飯伏が、地元・鹿児島メインで再起星。新たな標的としてジェフ・コブに照準を合わせ、一騎打ちの舞台に5・15横浜スタジアム大会を指定した。

 4・4両国大会でウィル・オスプレイに敗れてIWGP世界ヘビー級王座から陥落。しばらくマットを離れていた飯伏だが、地元・鹿児島2連戦の大トリを飾るメインイベントで再起の舞台に立った。

 棚橋との“ゴールデン☆エース"で、コブ&ヘナーレの“UNITED EMPIRE"コンビと激突。のっけからコブと激しい打撃戦を繰り広げるや、中盤にもコブが馬乗りになって喧嘩腰でやりあって一気にヒートアップ。その後も飯伏のカミゴェ、コブのツアー・オブ・ジ・アイランドを切り返し合うなど、徹底的に激しい火花を散らした。

 その後は気鋭のヘナーレが棚橋相手に気を吐いたものの、飯伏がジャンピングニー、棚橋がスリング・ブレイド&ハイフライアタックで鎮圧。最後は飯伏がカミゴェをぶち込み、再起の3カウントを奪った。

 試合が終わっても飯伏はコブと顔面密着のにらみ合いを展開。マイクを握ると「サンキュー、コブさん。ジェフ・コブ、最強のアスリートですよ。ボクが今まで見てきたなかでも、ナンバーワンアスリート。俺は忘れないですよ。両国を覚えてるから。だから、試合をしてほしいです。お願いします。返事をしてください、プリーズ」と一騎打ちを迫った。コブも中指を立てて去ったものの、バックステージでは「俺が待ちわびていたのはこれだ! 上等だ」と受けて立った。

 フィナーレでは“神”と敬愛した棚橋との掛け合いで地元・鹿児島のファンから万雷の拍手を浴び「ボクはいつも、誰からも逃げない、負けない、諦めない。そして、絶対に裏切らない。今日は本当にありがとうございました!」と叫んで鹿児島2連戦を締めくくった。

 かつて飯伏に期待するからこそ、その意識レベルに苦言を呈していた棚橋も「久々のゴールデン☆エースだったけど別人と組んで試合してるみたい。やっぱり一度ベルトを巻くっていうその責任感…ビックリした」と“変身っぷり"に感慨深げ。

 飯伏本人も「プロレスが僕を欲してる。僕がプロレスを欲してる」と約1ヶ月間リングを離れたことで“渇望"が芽生えた。五輪出場経験のあるコブのアスリート能力を「悔しいと感じる」ほどと表現し、「だから欲しいんですよ。何回も当たりたいし、彼は同い年。1982年生まれの(昭和)57年会ですよ」と強調。「横浜スタジアム、お願いします」と、“足りないもの"を掴みにいくリスタートの舞台に、新日本初進出となる5・15横浜スタジアム大会を指定した。

プロ格 情報局