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5/3【全日本】ジェイクが宮原との激闘制してCC初優勝! 大田区・三冠戦に照準「俺の戦いはまだ終わらない」

『2021 Champion Carnival』最終戦 TVマッチ(2021年5月3日生配信)
「2021 Champion Carnival」公式戦 ○ジェイク・リーvs宮原健斗×

 ジェイクがチャンピオン・カーニバル初優勝。再デビューから約6年でシングルタイトル初戴冠を果たし、5・16大田区大会での三冠獲りに照準を定めた。

 緊急事態宣言下となった春の祭典は三冠王者・諏訪魔、昨年覇者・ゼウス、宮原、ジェイク、耕平の5人が勝ち点10で首位タイの大混戦で最終戦を迎えた。耕平が青柳に、諏訪魔が石川にそれぞれ敗れて10点止まり。2019年に優勝戦を争った宮原とジェイクの最終公式戦が事実上の優勝決定戦となった。

 一進一退の読み合いで幕を開けると、ジェイクは場外戦で頭突きを連打されながらも、腹部攻めで応戦し、エプロンとフェンスに何度も交互に叩きつける荒々しい攻撃に出た。が、宮原がエプロン上でのパイルドライバーを敢行。ジェイクは一転、リングアウト寸前に追い込まれた。

 すかさず宮原が前後から串刺しブラックアウトを連射したが、消耗しながらもジェイクはレッグラリアットで対抗して譲らない。意地のエルボー合戦も互いに一歩も引かず。ジェイクが掌底、ローキック、胸板への掌底、胸板へのローキック連打と打撃の雨を降らせて流れを引き寄せた。

 D4Cは宮原が食い止め、ジャーマン、後頭部へのブラックアウトの猛反撃に出る。シャットダウンを阻止したジェイクもジャイアントキリングを叩き込み、高笑いとともにニーリフトを乱打。ジャイアントキリングで追い討ちをかけたが、D4Cがまたも不発に終わると、。ブラックアウトを乱れ打った宮原がジェイクを棒立ちにさせ、ついにシャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させた。

 勝負あったかに思われたが、ジェイクは3カウント寸前に返してみせた。ならばと宮原が再びシャットダウンを仕掛けても、ジェイクはトップロープに噛みついてなりふり構わず抵抗。スタンドブラックアウトを食らっても、ハイキック連打で逆転に成功した。すかさず後頭部にジャイアントキリングを突き刺すと、ようやく必殺のD4Cを爆発させて27分48秒の激闘に終止符を打った。

 ジェイクが5度目の出場にしてカーニバル初優勝。2015年6月の再デビューから5年11ヵ月にして初のシングル栄冠をつかんだ。TOTAL ECLIPSE結成以来「勝った者が正義」と主張し続けてきたが、春の大舞台でそれを実証。ジェイクは「俺はずっと言ってきた。勝った者が正義だって。2021年チャンピオン・カーニバル、優勝者は俺だ。ということは、勝った者、それはすなわち俺だ。俺こそが正義だ!」と勝ち誇って締めた。

 春の祭典を制したジェイクが次に狙うのは当然、三冠ベルト。ビッグマッチ5・16大田区大会での三冠戦開催がすでに決まっているが、春の祭典覇者は「俺の戦いはまだ終わらない」としたうえで、「素晴らしいタイトルを手にした。勝者こそが、勝った者が正義だと言って体現できた。だが、まだ満足できない。俺が見ている景色はもっと上だ」と至宝ベルト獲りを次なる大目標に掲げた。

 王者は諏訪魔。今回の公式戦でも苦杯をなめたように、ジェイクにとって高い壁であり続けてきた。「次は16日、大田区。お客さんありだ。そして、諏訪魔が待ってる。今度こそ勝ってもぎ取ってやる」と誓ったジェイクはカーニバル初優勝の勢いそのまま一気に頂点を目指す。

【試合後のジェイク】
――優勝した率直な気持ちは?

▼ジェイク「率直な気持ちは一言。俺の戦いはまだ終わらない」

――終わらないということは、ジェイク選手が見据えているのは大田区?

▼ジェイク「素晴らしいタイトルを手にした。勝者こそが、勝った者が正義だと言って体現できた。だが、まだ満足できない。俺が見ている景色はもっと上だ」

――過酷な戦いが続いてきたと思うが、開幕前に予告していた全勝優勝はならなかった。それに悔いはある?

▼ジェイク「こう言っちゃなんだが、もう過去は過去。俺は最初から最後に立っているのが勝った者だと常々言ってきた。で、最後に立っているのは俺だった。それが全て」

――優勝したことで、TOTAL ECLIPSEに入ってからの自分自身の変化もあった?

▼ジェイク「それは見ている人が決めることで、俺はただ単にもっと上にいくだけ。本当にそれだけ」

――無観客という特殊な状況だったが、気持ち的に変わったところはあった?

▼ジェイク「目の前に立っているのは宮原健斗だ。それ以上、何を言う必要がある? もうそれだけでも十分でしょ。ただし、ただしだ。次は16日、大田区。お客さんありだ。そして、諏訪魔が待ってる。今度こそ勝ってもぎ取ってやる」

※宮原はノーコメント

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