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5/14【DRAGONGATE】土井が盟友・吉野眼前でBen-Kを熱戦撃破 13年ぶりV2達成へ好発進

 『KING OF GATE 2021-開幕戦-』が14日、DRAGONGATE NETWORKで配信され、2008年覇者・土井成樹が8月に引退を控える盟友・吉野正人の眼前でBen-Kとの熱戦に勝利。13年ぶり2度目の優勝へ向けて好スタートを切った。

 KING OF GATE優勝から遠ざかっている土井は昨年も決勝戦でEitaに敗れて涙をのんだ。13年ぶりV2を狙う今年はAブロックにエントリー。実況席で盟友・吉野が見守る中、Ben-Kとの初戦に臨んだ。

 土井はBen-Kが狙った串刺しスピアーを鉄柱に誤爆させると、脇固めなどで右腕を徹底的に絞め上げて先制。Ben-Kがバックドロップなどで反撃しても、ダイビングエルボードロップを投下して流れを渡さず。エルボー合戦でBen-Kが押し込んでも、DOI555で動きを止め、バカタレスライディングキックを放った。

 これを不発に終わらせたBen-KはBen-Kクラッシュで逆襲。土井がバカタレスライディングキックで応戦し、DOI555で叩きつけたが、トドメのバカタレ弾を狙ったところをBen-Kがスピアーで迎撃してニアフォールに追い込んだ。が、Ben-Kボムは土井が決めさせず、回転エビ固めで切り返す。ランニングエルボーを打ち合うと、ロープに押し込んだ土井がスクールボーイで丸め込んで3カウントを奪った。

 土井が盟友の眼前でBen-Kを撃破して白星発進。試合後は親指を突き上げながら実況席の吉野とアイコンタクトを交わした。KING OF GATEにおいて2度の優勝経験を持つのは吉野(2015年、2018年)のみ。同じ2度目の優勝を狙う土井の次戦は5・16博多大会の箕浦康太戦。敗れたBen-Kの次戦は5・19千葉大会の吉田隆司戦となる。

 同じAブロックで吉田とB×Bハルクが対決した。両者はオープン・ザ・ツインゲート統一タッグ王座を巡って抗争を展開。3・6大阪大会でハルク(パートナーはKAI)を破った吉田が望月成晃との師弟タッグで戴冠を果たしている。

 ハルクにとっては雪辱の機会。ミドルキック連打、カカト落としなど得意の蹴り技で攻め入った。負けじと吉田も地獄突き、モンゴリアンチョップを連発して応戦。ならばとハルクは脳天にカカト落としを振り下ろすなど蹴りの雨を降らせ、コブラクラッチで絞め上げて吉田を消耗させた。

 守勢に回った吉田だったが、2019CC、セントーンの連続攻撃で逆転。サイバーボムをフランケンシュタイナーで切り返されても、ファーストフラッシュは決めさせず。パイナップルボンバーを連打して一気に3カウントを奪った。白星発進を飾った吉田は試合後、「獲ったぁ!」と勝利の雄たけび。満面の笑顔もみせた。

 箕浦がKING OF GATE初出場を果たした。シュン・スカイウォーカーがドリームゲート王者に君臨し、ジェイソン・リー&ドラゴン・ダイヤ&ラ・エストレージャが5・5名古屋大会でトライアングルゲート王座を戴冠したばかり。MASQUARADEで唯一無冠の箕浦は今大会で勲章を手にしたいところだ。

 初戦の相手はR・E・Dのディアマンテ。ドロップキックで先制したまではよかったが、ねちっこい足攻めに出たディアマンテに主導権を握られてしまう。それでも水車落としやダブルアームスープレックスホールドで立て直しを図るものの、高速パワースラムで動きを止められ、スワンダイブ式ミサイルキック、みちのくドライバー、旋回式変型フェースバスターと大技を重ねられて追い込まれた。

 それでも箕浦はヴェルタフィナーレを丸め込みで切り返して突破口を開いた。各種エルボーを連発し、旋回式フェースバスターで叩きつけると、クロスフェースで捕獲。一気に絞め上げてディアマンテをギブアップに追い込み、逆転勝利で白星スタートを決めた。

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