プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/14【DRAGONGATE】KING OF GATE無観客で開幕 YAMATOがドリーム王者シュン撃破で5年ぶりV2へ快勝始動

 『KING OF GATE 2021-開幕戦-』が14日、DRAGONGATE NETWORKで配信され、YAMATOがオープン・ザ・ドリームゲート王者シュン・スカイウォーカーを破って白星スタート。2016年以来5年ぶりV2へ向けて全選手に「モノの違いをみせてやる」と宣戦布告した。

 『KING OF GATE』はDRAGONGATEシングルNo.1決定戦。第16回大会となった今年は18選手が出場しての3ブロック制リーグ戦で、各ブロックの1位選手と敗者復活バトルロイヤル勝者が6・3後楽園大会で決勝トーナメントを争う。

 当初は5・7後楽園大会で開幕予定だったが、緊急事態宣言の発令を受け、5・8清水、5・9神戸を含む3大会が中止に。この日、無観客配信マッチで開幕戦を開催し、3大会で予定されていた公式戦9試合を行うことになった。

 開幕戦のメインはCブロック公式戦。史上初のドリームゲート王者による優勝を狙うシュンと、5年ぶり2度目の優勝を狙うYAMATOが対決した。YAMATOが左足をピンポイント攻撃すれば、シュンも首攻めで応戦したが、ドラゴンスクリューを連発したYAMATOがヒザ固めでギブアップを迫る。耐えたシュンはミサイルキックやブラスターで反撃するものの、スカイウォーカームーンサルトを両ヒザで迎撃したYAMATOがアンクルホールドで絞め上げ、スリーパーで捕らえて勝機を作った。

 するとシュンはセカンドロープに登って叩き落として脱出。フロントハイキックが相打ちに終わり、YAMATOがワンツーエルボーを浴びせると、全知全能のフランケンシュタイナーはシュンが食い止め、ジャンピングパワーボムを敢行。SSWを仕掛けたが、YAMATOはスリーパーで切り返し、ハーフネルソンスープレックスでたたみかけた。

 シュンもドリームゲート王者の意地。すぐさま立ち上がって旋回式ロックボトムで逆襲。再びSSWを仕掛けたが、YAMATOが丸め込みで切り返す。再びスリーパーで絞め上げてからギャラリアを敢行。3カウント寸前に返したシュンにエルボーをフルスイングすると、奥の手・ラグナロクを久々に爆発させて熱戦に終止符を打った。

 YAMATOが初戦でドリームゲート王者・シュン狩り。最高の形で白星スタートを切った。昨年11月の凱旋以来、負けなしだったシュンはついに初黒星。試合後、YAMATOは「この全知全能のYAMATOに負けたんだ。お前は何ら恥じることはない」と投げかけ、「今年のKING OF GATEは一味違うぞ。何がって? この俺が一味違うんだ」と豪語。「AブロックもBブロックもお前らちゃんと聞いとけよ。この俺がお前らとのモノの違いを見せてやるよ」と出場全選手に宣戦布告してみせた。

 YAMATOの次戦は5・15博多大会の奥田啓介戦。シュンの次戦は5・16博多大会で相手は石田凱士。3・7大阪大会におけるドリームゲート王座戦以来の再戦となる。

 同じCブロックではオープン・ザ・ブレイブゲート王者・奥田とU-Tが対決。両者は5・5名古屋大会のブレイブ王座戦以来、9日ぶりの再戦となった。開始と同時に奥田が飛びヒザ蹴りで先制。エルボー合戦をナックルパンチで制し、飛びヒザ蹴り、消灯で一気にたたみかけて短期決戦を仕掛けた。さらにGOOD NIGHT(ランニングニー)を前後から叩き込んだが、トドメを狙って突っ込んだところをU-Tがパシオンで迎撃して丸め込み、大逆転の3カウントを奪った。

 勝負タイムは1分58秒。U-Tが9日ぶりの再戦で奥田に雪辱を遂げた。初戦白星に加え、ブレイブ王座再挑戦の実績を作った形だが、U-Tは「今日の勝ちは5・5ブレイブの借りをあいつに返して結果を五分にしただけ。今日勝ったからってブレイブに挑戦できるとも思ってません」とキッパリ。「5月5日のブレイブ戦は負けてしまったけど、U-Tはこのまま終わりません。開幕戦勝った勢いでKING OF GATE 勢いそのままに進んでいきますんで、U-Tにご期待ください」とここからの快進撃を宣言した。

 石田とH・Y・OのR・E・D同門対決も実現した。右足攻めで主導権を握った石田に対し、H・Y・Oは急角度バックドロップで逆襲。変型ダイアモンドカッター、セントーンで攻め立てたが、石田はジャーマンを阻止してジャンピングハイキックで黙らせ、延髄斬り、ジャーマンの波状攻撃でたたみかけた。

 粘るH・Y・Oも首固め、バックドロップホールド、ダイビングセントーンで何度もニアフォールに追い込んだが、コーナーに上がったところを石田が引きずりおろしながらアンクルホールドで捕獲。耐えたH・Y・Oもスタナーからのサムソンクラッチで食い下がったが、最後は石田がアンクルホールドでギブアップさせて同門対決を制した。

プロ格 情報局