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5/15【NOAH】ヨネ&谷口のGHCタッグ挑戦が決定的に 拳王1ヶ月ぶり復帰の金剛から反撃星

『ALL OUT ATTACK 2021』東京・後楽園ホール(2021年5月15日)
○モハメド ヨネ&谷口周平&齋藤彰俊&井上雅央vs拳王&中嶋勝彦&マサ北宮&征矢学×

 新型コロナ感染で欠場していた拳王が1ヶ月ぶりに復帰を果たしたものの、その金剛相手に意地を見せたヨネ&谷口が反撃星。中嶋&北宮の持つGHCタッグ王座挑戦が決定的となった。

 感染していた拳王、その濃厚接触者とされた征矢は4・4浜松大会以来、約1ヶ月ぶりに復帰。拳王も征矢も溜め込んだフラストレーションを爆発させるように大暴れを見せたものの、主役の座を奪ったのは煮え湯を飲まされ続けてきたファンキーエクスプレスのヨネ&谷口だった。

 これまで中嶋にいいように叩きのめされ、廃業を要求されてきたファンキーエクスプレス。この日も序盤は厳しい戦いを強いられたが、持ち前の陽気さを失わずに、反撃のチャンスを待った。

 それでもヨネが金剛の集中砲火を浴びてしまう。中嶋&北宮がダブルフェイスクラッシャーを繰り出せば、拳王と中嶋がミドルキックを交互に浴びせて人間サンドバック状態に。征矢のデスバレーボムまで食らってしまって大ピンチに。

 しかし、ヨネの目は死んでいなかった。征矢の弾道狙いにカウンターのラリアットを浴びせると、千載一遇の好機を前に、井上がラリアット、齋藤がスイクルデス、谷口がジャーマンを連続して決めて援護射撃。谷口のゲキを受けたヨネは死力を振り絞ってキン肉バスターをさく裂させ、征矢を仕留めた。

 拳王復帰に注目が集まる中、金剛から意地の逆転星を挙げたヨネは、「中嶋勝彦、お前見たか? 廃業!? 冗談じゃねえよ! 俺たちは死ぬまでずっとプロレスラーだ!! 俺らオッサンの底力が怖くなければ、そのベルト挑戦だ。俺とタニで行くぞ」とマイクで挑戦表明をぶち上げた。

 中嶋は「おいおいおい、言葉が違うんじゃねえのか。廃業だろ? 挑戦表明じゃなくて廃業だろ? 廃業宣言じゃねえのかよ?」と嘲笑したものの、ヨネは一歩も引かずに「するわけねえだろ! 怖えのか? オッサンの力が怖えのか」と猛アピール。観客も手拍子で後押しする。すると、中嶋は一転して「まあ、いいよ。最高の舞台でやってやるよ。まあ、せいぜいそのボロボロの体をしっかり癒しておいで」と受諾。5・31後楽園大会でのタイトル戦実現が濃厚となった。

 ついにタイトル挑戦のチャンスを掴み取ったヨネは「確かに言う通り、ボロボロかもしれない。こんだけやられて、俺らだけならまだしも、ファンの人の気持ちまでグイグイグイグイ足で踏みつけてきた中嶋勝彦。ぜひベルトを引っぺがして、俺らが、気持ちのある2人が巻いたほうがいいってところを見せたいなと思います」と目をぎらつかせるばかり。谷口も「散々言いたいこと言って。廃業だなんて言われてしまったけど、しっかり俺とヨネさんで、あのベルトを奪い取って、廃業を口にしたことを恥ずかしかったことにしてやりたいと思います」と雪辱を誓った。

 「俺らの気持ちはもちろんですけど、ファンの人が悔しいと思った気持ちを全部乗せて、タイトルマッチ迎えたいと思います」と決意をあらわにしたヨネ。ファンの気持ちも背負い、タッグ結成から狙い続けてきたベルト奪取を成し遂げるつもりだ。

【試合後のヨネ&谷口】
▼ヨネ「確かに言う通り、ボロボロかもしれない。こんだけやられて、俺らだけならまだしも、ファンの人の気持ちまでグイグイグイグイ足で踏みつけてきた中嶋勝彦。ぜひベルトを引っぺがして、俺らが、気持ちのある2人が巻いたほうがいいってところを見せたいなと思います。ねえ、タニ?」

▼谷口「そうですね。散々言いたいこと言って。廃業だなんて言われてしまったけど、しっかり俺とヨネさんで、あのベルトを奪い取って、廃業を口にしたことを恥ずかしかったことにしてやりたいと思います」

▼ヨネ「タニ、いいところ出てるよ」

▼谷口「とにかく、ヨネさんと2人で」

▼ヨネ「ヨネで」

▼谷口「ヨネとタニの2人で、しっかりあのベルトを獲ってやりたいと思います」

▼ヨネ「本当にね、俺らの気持ちはもちろんですけど、ファンの人が悔しいと思った気持ちを全部乗せて、タイトルマッチ迎えたいと思います。よろしくお願いします」

【中嶋の話】「なんだよ? ビックリしたな。一瞬、もう廃業宣言かと思ったら、挑戦表明だよ。しかも俺たちに、このベルトに。参った。でもまあ、いい機会だ。ちゃんとあいつらじゃ絶対に上がることの出来ない最高のリングで受けて立ってやるよ。俺たち、この強いジ・アグレッションが。まあ、そこでもいいだろう。その日まで、そしてその日も、ボロボロに追い込んでやるよ。ハハハハ!」

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