5/16【大日本】王者・中之上快勝 ストロングBJ勢に通告「いつでもこい」

『一騎当千DeathMatch Survivor』東京・後楽園ホール(2021年5月16日)
○中之上靖文&関本大介&岡林裕二&入江茂弘vs野村卓矢&橋本大地&青木優也&菊田一美×

　ストロング王者・中之上が聖地で快勝。ストロングBJ勢に「いつでもこい」と通告し、挑戦者を募った。

　5・5札幌大会で関本を破ってストロング王座3度目の防衛を果たした中之上が聖地・後楽園に凱旋。関本、岡林&入江の混ぜるな危険と強力カルテットを結成し、野村&大地&青木&菊田と激突した。

　まずは青木が岡林を相手に三々七拍子のリズムで胸板へのチョップを連発し、フロントハイキックも打ち込んだが、岡林が逆水平で黙らせる。入江もロープの反動を利してのボディプレスを投下して続き、関本はコーナータックルで追撃。「俺がホットジャパンだ。負けねぇぞ!」と鼓舞した青木がチョップを連発したが、中之上がエルボー一発、岡林が逆水平一発でそれぞれ返り討ちにした。

　それでも青木は胸板を突き出して岡林の逆水平連打を真っ向から受け止めると、ハンドスプリングエルボーで一矢報いた。ミドルキックを連打した大地は串刺しシャイニングウィザードで巻き返したが、ファルコンアローは決められず。岡林がフライングボディプレスを投下して逆転すると、関本が追尾式バックエルボーや低空フライングボディアタックで追い討ち。ブレーンバスターは大地が阻止してDDTで突き刺した。

　野村もコーナーに追い込んでのミドルキック連打で続き、串刺しランニングエルボー、ハーフハッチの連続攻撃に出る。関本もエルボー合戦に持ち込み、野村がミドルキックを連打しても、スープレックスで応戦。野村もすぐさまカウンターのドロップキックでやり返した。

　ここで中之上と菊田が登場。エルボーと掌底を打ち合い、菊田がローリングソバット、延髄斬りの連続攻撃に出れば、中之上はフラップジャックで叩きつけて譲らず。入江がキャノンボール、関本&岡林がダブルブレーンバスターで援護射撃に出ると、逆に青木、野村、大地の順で中之上に串刺し攻撃を浴びせた。さらに大地が延髄斬り、青木がスワンダイブ式ミサイルキックでたたみかけると、菊田がフィッシャーマンバスターで追い込む。青木もプランチャ、トペコンヒーロを立て続けに放って関本と混ぜるな危険を分断した。

　すかさず菊田がトラースキックで追い討ちをかけたが、ハイキックをかいくぐった中之上がジャーマンで投げて逆襲。菊田が右ストレートやトラースキックでやり返しても、ラリアットを叩き込んで返り討ち。間髪入れずダイビングエルボードロップを投下して3カウントを奪った。

　中之上が1ヵ月ぶりの聖地・後楽園で快勝。ストロング王者の強さを示し、「俺は簡単に負けへんぞ。みんなにも絶対負けない」と豪語。「全員が敵や。いつでもこい」とストロングBJ勢に通告し、挑戦者を求めた。

　これに当然、ストロング勢も黙っていない。岡林が「何でも狙うぞ! タッグでもストロングヘビーでも全部狙ってやるぞ俺が!」と宣言すれば、「全部獲るぞ!」と呼応した入江は混ぜるな危険に関本を加えたトリオによる横浜ショッピングストリート6人タッグ王座獲りも視野に入れた。

　敗れた野村組も各々が自己主張した。青木が「オイ、野村。そのタッグのベルトももちろん狙ってる。向こうのストロングヘビーのチャンピオンも狙ってる。混ぜるな危険、関本の首だって狙ってる。だから俺はもう全員の首獲りにいくからな」とアピールすると、大地は「中之上、混ぜるな危険、みんなそうだ。これ(横浜ショッピングストリート6人タッグ王座)獲りにきたっていいんだ。挑戦受けてやるから、どんどんこいや」と神谷&青木と保持する6人タッグ王座の挑戦者を募ったうえで、「そして中之上、そろそろやろうか。そういうつもりで今日はやったよ」とストロング王座早期挑戦を視野に。BJWタッグ王者の野村は「今狙うのはストロングヘビー一本ですね。僕が直接取ってぜひベルト挑戦したい」と2冠に色気を見せた。

　デスマッチの一騎当千が佳境を迎える中、王者・中之上を中心にストロング戦線も活気づきそうな気配が漂ってきた。

【試合後の中之上&関本&岡林&入江】
▼中之上「俺は簡単に負けへんぞ。みんなにも絶対負けない」

▼岡林「おぅ!」

▼入江「一番や!」

▼岡林「俺が一番や! あきらめるか! いつでも狙うぞ!」

▼中之上「全員が敵や。いつでもこい(と控室へ)」

▼岡林「何でも狙うぞ! タッグでもストロングヘビーでも全部狙ってやるぞ俺が!」

▼入江「この3人で6のベルトも…」

▼岡林「6のベルト!」

▼関本「商店街のやつか」

▼入江「全部獲るぞ!」

▼岡林「一番じゃ俺が!」

▼入江「いや、俺が一番!」

▼岡林「俺が一番じゃ! ピッサリ!」


【試合後の野村&大地&青木&菊田】
▼青木「負けてねぇぞ。今日は負けてねぇぞ。一騎当千と銘打たれてストロングヘビー8人タッグマッチ。俺は全員敵だと思ってやったからな。オイ、野村。そのタッグのベルトももちろん狙ってる。向こうのストロングヘビーのチャンピオンも狙ってる。混ぜるな危険、関本の首だって狙ってる。だから俺はもう全員の首獲りにいくからな。うかうかしてらんねぇぞ!」

▼大地「俺も同意見だぞ。おい、中之上、混ぜるな危険、みんなそうだ。これ(横浜ショッピングストリート6人タッグ王座)獲りにきたっていいんだ。挑戦受けてやるから、どんどんこいや。そして中之上、そろそろやろうか。そういうつもりで今日はやったよ」

▼野村「混ぜるな危険相手にタッグベルト防衛したし、今狙うのはストロングヘビー一本ですね。僕が直接取ってぜひベルト挑戦したいですね」

▼菊田「負けたかもしれないけど、まだまだだ。結果出してこい? 結果出してやるよ。ストロング、俺から目離すんじゃねぇぞ」