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5/22【NOAH】ジュニアW前哨戦は熱闘40分 HAYATA決勝打で“挑戦拒否"STINGERが逆転勝ち

『ALL OUT ATTACK 2021』神奈川・横浜ラジアントホール(2021年5月22日)
イリミネーションマッチ ○HAYATA&小川良成&進祐哉&吉岡世起vs小峠篤司&原田大輔&宮脇純太&大原はじめ×

 5・31後楽園大会のGHCジュニア王座戦「(王者)小峠vs進(挑戦者)」、同ジュニアタッグ王座戦「(王者)小川&HAYATAvs原田&大原(挑戦者)」に向けたダブル前哨戦が4対4イリミネーションマッチで実現。40分に迫る熱闘の末、一時は“2対4"に追い込まれたSTINGERがHAYATAの決勝打で逆転勝利をおさめ、挑戦を拒否されている原田&大原組は一層の苦境に立たされた。

 ことの発端は進のシングル挑戦表明。王者・小峠は進の挑戦を受ける代わりに同じ“ノアジュニア正規軍"の原田&大原組のジュニアタッグ挑戦を要求し、両王座戦が決まった。ところが小川は「小峠に決められる筋合いはない」と挑戦を拒否。5・15後楽園大会でも大原からギブアップ勝ちを奪って、その言葉に結果で説得力を伴わせた。

 そして迎えたこの日のW前哨戦。巻き返しが急務の“ノアジュニア正規軍サイド"が攻勢に出た。まずは大原が怨敵・吉岡からトレスフルールでギブアップを奪って先制すると、小峠も進と激しい読み合いを展開。原田との“桃の青春"連係から一気にキルスイッチを発射して進を直接沈めてみせた。

 “2対4"の圧倒的不利に立たされた小川&HAYATA組だったが、HAYATAが強烈な粘り腰を発揮。まずは意気上がる宮脇をクロスフィックスで丸め込んで1本奪い返すと、小川もレフェリーの死角を突いての急所攻撃で小峠を止め、オーバー・ザ・トップロープで失格へと追い込み、またたく間にジュニアタッグ王座戦と同カードとなる“2対2"へと持ち込んだ。

 続いては原田と小川がハイレベルな攻防を展開したが、原田が吸い込み式回転エビ固めで小川を丸め込み、足折り固めに変化。ところが原田の両肩もマットについており、ダブルフォールと判断したレフェリーが3カウントを叩いて両者失格となった。

 勝敗の行方は「HAYATAvs大原」のシングルマッチに託される形に。FULL THROTTLE解体のうっ憤を爆発させるかのように気合の塊と化した大原が、猛烈な打撃やバックブリーカーを連発してHAYATAを追い込んだものの、やはりHAYATAも決定打は許さず。逆に的確なトラースキックで大原のアゴを連続して撃ち抜くと、クロスアームDDT、ムーンサルトプレス…と猛攻。最後は403インパクト(垂直落下式DDT)で突き刺して3カウントをもぎ取った。

 HAYATAの逆転決勝打で40分に迫る熱闘はSTINGERに軍配。“挑戦拒否"の正当性を改めて結果で示した形となった小川らは、涼しげにノーコメントで控室へと消えた。

 原田と大原は“名ばかり挑戦者"の度を一層強めた形。「もう負けたくない。足を引っ張りたくない…クソ! 絶対、明日と後楽園では必ず俺が勝ってやる。ごめん、ごめん、クソ!!」と大原が肩を落とせば、原田も「終わりたくないでしょ、こんなんで! あした…あした…あした!」とあす(23日)新潟大会での“逆襲"を見据えるほかなかった。


【小峠の話】「チームとして負けたら意味ないですよね…原田と大原もキッチリやってくれると思うから。俺もキッチリ決めるから」

【試合後の原田&大原】
▼大原「クソ…ごめん。いっつも俺が負けて…ごめん。クソ、悔しい! もう負けたくない。足を引っ張りたくない…クソ! 絶対、明日と後楽園では必ず俺が勝ってやる。ごめん、ごめん、クソ!!」

▼原田「終わりたくないでしょ、こんなんで!」

――小川は挑戦拒否と言っているが?

▼原田「あした…あした…あした!!!!」

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