プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

5/23【NOAH】中嶋がシングルでヨネを完全粉砕 タッグ戦へ「これが現実だ」

『ALL OUT ATTACK 2021』新潟・万代島多目的広場大かま(2021年5月23日)
○中嶋勝彦vsモハメド ヨネ×

 5・31後楽園大会のGHCタッグ選手権試合「(王者)中嶋&北宮vsヨネ&谷口(挑戦者)」に向け、中嶋とヨネが急きょ一騎打ちで前哨戦。完勝で最後の前哨戦を制した中嶋は「これが現実だ」と加速していたファンキー軍に突きつけた。

 「廃業しろ」と日々“ファンキーエクスプレスいじめ"を続けていた中嶋に、ファンキー軍の面々も反撃してタッグ王座戦が決定。ファンキー軍は前夜の横浜大会でも金剛ジュニアに圧勝して波に乗っていたものの、最終前哨戦で“現実"が待っていた。

 当初は6人タッグマッチでこの日の最終前哨戦が行われる予定だったが、PCR検査で陽性判定を受けた鈴木鼓太郎ら4選手が直前で緊急欠場。急きょカードが変更され、中嶋とヨネの一騎打ちが組まれた。

 序盤から徹底的にヨネを小バカにした中嶋は、レフェリーの死角も作ってセコンド・北宮を介入させるなどやりたい放題。それでも屈さぬヨネは中嶋必殺のヴァーティカル・スパイクをブレーンバスターで投げ返すと、重み十分のエルボーをアゴにねじ込んで中嶋を一撃で叩き伏せると、キン肉バスターで仕留めにかかった。

 だが、中嶋も体をバタつかせて着地。逆に突っ込んできたヨネをカウンターで担ぎ上げると、コーナー上にセットし、腹部を豪快に蹴り上げた。のたうち回るヨネのボディに不敵な笑みで“ロックオン"すると、狙いすましたランニング・ローキックをどてっ腹に連発だ。

 うめき声を上げるヨネの姿に狂気の笑みを浮かべた中嶋は、ヨネの両腕をつかみながらマットに叩きつける拷問式ストンピングを乱打。さらにはマウントエルボーの乱れ打ちも浴びせると、もはやぐったりのヨネを引きずり起こし、完璧なヴァーティカル・スパイクで突き刺して悠然と3カウントを奪った。

 ベルトを肩にマイクを握った中嶋は「残念だったなあ。せっかくのこのシングルのチャンスを、勝ちを取れるチャンスを生かせなかったなあ。残念だったなあ」とニヤニヤ。「お前らは時代が取れなかった残党なんだよ。何が言いてえか分かるだろ? お前らのいる場所と、俺たちがいる場所は違うんだよ。今日で分かっただろ? な? 新潟にもたくさん(観客が)来てくれたよなあ。でも、お前らを応援する声は聞こえなかった。残念だが…それが現実だ!」と宣告した。

 加速しつつあったファンキー軍の勢いを最終前哨戦で完全に止めた形。「もういいんじゃないの? どうせ次も同じ結果だよ。もうやらなくてもいいだろ? 防衛戦」と吐き捨て、やはり徹底的にファンキー軍を見下した。

【試合後の中嶋】
▼中嶋「せっかくの急きょ決まったチャンスを棒に振っちゃったねえ。チャンスつかめなかったねえ。“そういうとこ"だよ(笑) リング上で言ったとおり、あいつらがいる場所と俺たちがいる場所、違うんだよ。今日の試合みても分かったよな? そして挑戦者なのに応援もないなあ(笑) これが現実だ。やる必要ないだろ? 会社に聞いてみてよ。どうなんだ?」

――挑戦は拒否する?

▼中嶋「拒否じゃないと。やる必要ないと思うけど、どうだ?って。結果が見えてんじゃん」

――タッグマッチとシングルマッチは別物だが?

▼中嶋「違うのか〜? でも個の力でもこんだけ差があるな。やるならやるでいいけどよ、結果は同じだ!」

プロ格 情報局