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6/4【全日本】世界タッグ戦へ王者組に不安 ツインタワーズ恐怖症の青柳が会見中に胃腸薬を服用

 6・9後楽園大会で世界タッグ選手権試合を行う王者・宮原健斗&青柳優馬、挑戦者・石川修司&佐藤耕平が4日、東京・湯島の全日本事務所で会見。3度目の防衛戦となるNEXTREAMだが、青柳がツインタワーズ恐怖症によって胃腸の不具合が続いていることを告白。会見中に胃腸薬を服用するほど深刻で、5日後に迫ったタイトルマッチへ向けて不安を残した。

 今年になって再結成されたツインタワーズが世界タッグ王座初挑戦を果たす。かつて大日本でBJWタッグ王者にも君臨した日本マット界屈指の実力派タッグだけに、宮原&青柳にとっては最強のチャレンジャーを迎え撃つことになったと言っても過言ではない。

 しかも当日はメインイベントとなることが確実。「僕、最近メインイベント出る回数が確実に減ってるんで」と自覚する宮原は「久しく青柳選手と締めてないんでね。どんなマイクになるかっていうのは僕も想像できないぐらい、青柳選手が違う路線にいってるので、そこも僕は楽しみ」とツインタワーズ撃破によって、めっきり機会が減ってしまった最高マイクで締めるつもり。「この6月9日、そして6月26日、大田区と。確実に全日本プロレスはこの6月で新たな波が起こることが予想されます。なので6月9日、この世界タッグは必ず防衛して、6月26日、大田区体育館、6月の主役になりたい」と再浮上への足がかりとする構えをみせた。

 燃える宮原とは対照的なのがパートナーの青柳だ。会見中も終始、うつむき気味で浮かない表情。「5月16日の大田区大会が延期されたとともに、このvsツインタワーズ戦はなくなるんだとばかり僕は思って、ちょっと不謹慎ではあるんですけど、大田区大会延期で勝手によしと思ってしまった自分がいたんですけど、まさか6月9日で組まれるとは」と弱気そのものだ。

 原因はツインタワーズ恐怖症だ。5・16大田区から6・9後楽園に舞台が変更されたと知った瞬間から青柳の体に異変が発生。胃腸の具合がおかしくなってしまったという。会見中にも胃腸薬を服用する始末で、宮原も「何をしたいのかというのが正直、隣にいて僕自身、読めないところがあるんですけど、これがホントなのか嘘なのか」と困惑するしかない。何度も「大丈夫?」と問いかけたものの、最後は「僕にあんま関係ないですね、正直ね。勝手にやってほしいよ、それは。頑張ってくれよ」と投げやり気味に言い放った。

 「当日も持っていきます。飲んでから入場したいと思います、はい」と胃腸薬で克服するつもりの青柳だが、会見中は最後まで前向きな言葉は出てこないまま。V3戦へ向けて不安を残した。

 対するツインタワーズは「キャリアのわりには策略的な思考があるんで読めない」(石川)とこれを額面通りに受け取っていない。それでも「正直、僕らの方がタッグとしての完成度は高いかなと思ってます」(耕平)と強固な自信は揺るがない。前日の『2021 Jr.BATTLE OF GLORY』に刺激を受けた石川は「ヘビー級はでかくて強くなきゃダメだなと改めて思ったんで。でかくて強い担当の我々ツインタワーズが勝ってタッグ戦線、全日本ヘビー級戦線を盛り上げたい」と決意をあらたにし、「正面から圧倒的に暴力的に攻撃したい」と圧倒的な強さをみせつけての戴冠劇を描いていた。

【会見の模様】
▼耕平「すぐですし、とりあえず回ってきたチャンスはしっかりモノにしたいと思います」

▼石川「日にちは近いですけど、先日、ジュニアのトーナメントみて、華麗な飛び技とかをジュニアが担うんだったら、ヘビー級はでかくて強くなきゃダメだなと改めて思ったんで。でかくて強い担当の我々ツインタワーズが勝ってタッグ戦線、全日本ヘビー級戦線を盛り上げたいと思いますので、ベルトを獲りたいと思います」

▼青柳「率直に言いますと5月16日の大田区大会が延期されたとともに、このvsツインタワーズ戦はなくなるんだとばかり僕は思って、ちょっと不謹慎ではあるんですけど、大田区大会延期で勝手によしと思ってしまった自分がいたんですけど、まさか6月9日で組まれるとは思わず、ちょっと胃が痛いけど、頑張りたいと…頑張ります」

▼宮原「チャンピオン・カーニバル優勝を逃して約1ヵ月、日本全国のプロレスファンが宮原健斗どうした?と、SNSをエゴサーチしてもたびたびみかけます。これからどうするんだ?宮原健斗と。そこでこの6月9日、そして6月26日、大田区と。確実に全日本プロレスはこの6月で新たな波が起こることが予想されます。なので6月9日、この世界タッグは必ず防衛して、6月26日、大田区体育館、6月の主役になりたいと思います」

――相手チームの印象は?

▼石川「タッグチームっぽくないかなっていう感じがしますね、宮原&青柳は。個と個がくっついてるようなイメージがありますけど。でも実際ベルトを持ってますし、チャンピオンなんで、個々の実力はもちろんありますけど、連係とかそういう部分だと、我々の方が分がるんじゃないかというふうには思ってますね」

▼耕平「シングルではそれぞれやったんですけど、タッグとなるとまた戦い方も違ってくると思うので。正直、僕らの方がタッグとしての完成度は高いかなと思ってます」

▼青柳「はい、怖いです」

▼宮原「相手のチャレンジャーチームの印象はですね、僕も何年か前に全然チャレンジャーチームとかかわってない時もツインタワーズという言葉は聞いたことがあったし、それだけプロレスファンが何かを期待してるチームなのはわかるので。そこと戦うことに意味があるのでね。9日、大爆発した試合をしますよ。期待してください」

――大爆発という意味では、世界タッグがメインとなるのは久しぶりなのでチャンスだが?

▼宮原「世界タッグも何もね、僕、最近メインイベント出る回数が確実に減ってるんで。これはチャンスですからね。プロの世界である以上、チャンスをモノにできるレスラーとチャンスをモノにできないレスラーっていうのは雲泥の差が出てくると思うんで。この6月9日は久しく青柳選手と締めてないんでね。どんなマイクになるかっていうのは僕も想像できないぐらい、青柳選手が違う路線にいってるので、そこも僕は楽しみかなと思ってますよ」

――青柳選手が弱気のようだが不安要素になる?

▼宮原「青柳選手とも取材、インタビュー等で会うたびに弱気な発言をしてるので。隣にいながらも読めない部分がある選手なので、そこはそのまま受け取るのか、下手したらフェイク、嘘なのか。そこは僕もわからないですね」

――タイトルマッチに向けて大丈夫?

▼青柳「はい、正直、胃腸がちょっと怪しいところではありますね。ちょっとすいません、お時間いただいていいですか?」

※とその場で胃腸薬を飲み始める

▼宮原「何してるの?」

▼青柳「胃腸がちょっと。すいません」

▼宮原「大丈夫でしょ。まだ5日あるし。いったいどうしたの? どうしたの? 凄ぇ水飲むし。大丈夫?」

▼青柳「はぁ、はぁ…よし。はい、たぶん。胃腸の薬を飲んだんで」

▼宮原「まだ5日あるから」

▼青柳「当日も持っていきます。飲んでから入場したいと思います、はい」

▼宮原「(小声で)大丈夫かな…」

▼青柳「大丈夫です。失礼しました」

――王者組のこの状況をどうみている?

▼石川「キャリアのわりには策略的な思考があるんで読めないですけど、そういうのも関係なく正面から圧倒的に暴力的に攻撃したいなと思います」

▼耕平「ホント石川選手が言った通り読めないんで、わかんないんで、自分らのスタイルをそのまま貫くだけです」

――青柳選手はいつごろから胃腸の具合がよろしくない?

▼青柳「全日本プロレスのオフィシャルで6月9日に世界タッグの防衛戦が行われると発表したと同時に、ちょっと胃腸の方が。最近、体調がすぐれないというか、胃腸がすぐれないですね。さらに今6月9日に徐々に近づいていくにつれ、朝起きるのもちょっと嫌だなという感じがあって、胃腸が日に日につらくなりますね」

――チャンピオン・カーニバルでツインタワーズとそれぞれシングルで対決して恐怖心を植えつけられた?

▼青柳「チャンピオン・カーニバルももちろんなんですけど、その以前の保土ヶ谷の前哨戦で改めてツインタワーズというチームを前にしたときに、あ、無理だなと思いました」

▼宮原「(小声で)大丈夫?」

▼青柳「(小声で)大丈夫です」

――パートナーの胃腸の不調をどうカバーする?

▼宮原「当日も薬持ってくると言ってるし。でもね、ホントにね、これは何をしたいのかというのが正直、隣にいて僕自身、読めないところがあるんですけど、これがホントなのか嘘なのか。だ、大丈夫? だからホントにね、隣にいながらもちょっとわからないんで、そこはあと5日後に迫った青柳選手の……僕にあんま関係ないですね、正直ね。勝手にやってほしいよ、それは。頑張ってくれよ」

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