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6/6【CyberFight/DDT】HARASHIMA絞殺で秋山貫禄V3 「KOD優勝なら高木指名」宣言

『CyberFight Festival 2021』さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナ(2021年6月6日)
KO-D無差別級選手権試合 ○秋山準vsHARASHIMA×

 秋山がフロントネックロックでHARASHIMAを絞殺して、貫禄のKO-D無差別級王座V3。王者としてKING OF GATEトーナメントに出場することが確定した秋山は「高木三四郎社長を俺が優勝して指名します」と宣言した。

 DDTの4・11後楽園大会で“DDTのアイコン"男色ディーノを撃破した王者・秋山は、DDT完全制圧を果たすべく、『CyberFight Festival 2021』の大舞台で“強さの象徴"HARASHIMAを迎え撃った。

 序盤はHARASHIMAに脇腹を攻められて苦しい立ち上がりとなった秋山だったが、場外パイルドライバーを皮切りに首攻めで大攻勢へ。花道DDTや雪崩式バックドロップなど荒技を駆使して攻めに攻めた。HARASHIMAの反攻をものともせずに、フロントネックロックで絞め上げて、挑戦者を土俵際まで追い詰める。

 しかし、「負けてたまるか!」と吠えたHARASHIMAはなりふり構わぬジャンピング頭突きで強引に活路。顔面を蹴り飛ばして蒼魔刀の構えに。秋山は先に動いてカウンターのジャンピングニーをぶち込むと、エクスプロイダーを正調式、リストクラッチ式で繰り出すが、挑戦者は沈まず。逆にカウンターのジャンピングハイキックで形勢逆転を果たすと、リバースフランケンからついに蒼魔刀がさく裂した。

 それでも王者が肩を上げると、HARASHIMAは秘密兵器のスワンダイブ式蒼魔刀へ。千載一遇のチャンスだったが、ギリギリで回避した秋山が間髪入れずにランニングニーを連発すると、最後はリストクラッチ式エクスプロイダーからフロントネックロックでレフェリーストップ勝ちを果たした。

 秋山がHARASHIMAに貫禄勝ちを果たして、KO-D王座V3。“強さの象徴"までねじ伏せ、DDTマットを完全に制圧した。勝因を問われた秋山は「経験…ほとんど全部じゃないですか。全部上回ってる。だから勝ったんだと思う。もちろんDDTの人たちが応援してる、それもわかりますけど、経験とか、やってきた数とか、やってきた試合とか、それはやっぱりたぶん違うと思うんで、その差じゃないですか」とコメント。絶対的な自信をあらわにした。

 早くも6・10新宿大会からはトーナメント「KING OF DDT」が開幕するが、秋山は王者として出場する。もはや敵無しの状況だけに「俺が優勝して、今日、最後頑張ってた、50歳であんなビンタをバンバン打たれる高木三四郎社長を俺が優勝して指名します」とトーナメント制覇からの高木指名という青写真を披露した。

 「52歳であんなビンタ食らってる人もなかなかいないよ。それで立ってたから、やっぱ元気だ、あの人。さすが。社長しながらやってるのも大変だと思うけど、その高木三四郎とぜひ」と拳王と真っ向から戦った高木を高く評価した秋山。1回戦の相手は5・27新宿大会で不覚を取った勝俣瞬馬となるが、HARASHIMA戦を制した秋山に死角無し。今の勢いのままKING OF DDT初優勝を果たし、予告通りに50代同士によるKO-D戦を実現させる。

【試合後の秋山】
――HARASHIMA選手を退けた今の心境は?

▼秋山「もうDDTのアイコンと言われる人間は全部倒して、あとは誰かな? まあまあ次、D王グランプリ? 違うわ。KING OF DDTがあるから、あれで俺が優勝して、今日、最後頑張ってた、50歳であんなビンタをバンバン打たれる高木三四郎社長を俺が優勝して指名します。なかなかね、52か、お互いに。52歳であんなビンタ食らってる人もなかなかいないよ。それで立ってたから、やっぱ元気だ、あの人。さすが。社長しながらやってるのも大変だと思うけど、その高木三四郎とぜひ。そのためにもKING OF DDT優勝しないと。優勝します。年末にやったのがD王グランプリ?(と大石に確認) あれは俺が獲った。次それやったらほとんど全部だね。久しぶりの大きい会場で、お客さんはなかなか声出せなくて大変だと思いますけど、駆けつけてくれたファンの方々ありがとうございました。そしてレッスルユニバースで視聴してくださった皆様もありがとうございました」

――勝因はどこにあると思う?

▼秋山「勝因? 経験…ほとんど全部じゃないですか。全部上回ってる。だから勝ったんだと思う。もちろんDDTの人たちが応援してる、それもわかりますけど、経験とか、やってきた数とか、やってきた試合とか、それはやっぱりたぶん違うと思うんで、その差じゃないですか」

――ハンマーを持って入場したが?

▼秋山「俺、DDTのチャンピオンだから。高木さんもあんだけみんなでやってて、俺も持たないといけないかなと思った。ただ、それはそれ、試合は俺の試合。ただ俺はDDTのチャンピオンっていうのをあれだけで、あの一瞬で見せたかった」

――最後、3カウントではなくギブアップを奪ったが?

▼秋山「いや、とにかく最後は何でもいいから絞め落としてやろうと思って。だいぶ俺のネックロックをシリーズ中にも使ってくれてたんで、その感謝も込めて落とさせてもらいました」

――HARASHIMA選手の気持ちは感じた?

▼秋山「感じますよ。それは彼のレスラーとして、人間としての素晴らしさをいつもそばで見て感じてます。ただ、それとリング上の戦いはまた別なんでね。これはベルトがかかった戦いなんで勝たないとね」


【試合後のHARASHIMA】
▼HARASHIMA「まぁ、見ての通りですけど。僕が返せなかったので、レフェリーが止めたのは正解でしょう」

――タイトルマッチで戦った秋山選手はどうだった?

▼HARASHIMA「強いですね、やっぱりチャンピオンなんで」

――これまで鍛えてきたものをぶつけられた?

▼HARASHIMA「ぶつけてはいたと思うんですけど、そんなの相手にとっては何でもないことのなのかなと思いながら。ホント勝って、みに来てくれたお客さんに喜んでもらいたかったんですけど、自分がふがいないですね。悔しいです」

――チャンピオンの強さを感じた?

▼HARASHIMA「正直にチャンピオン・秋山準は強かったです。まぁ、今回一つ僕が自信というか目標になったことがあって、秋山選手、僕より年齢が上でも全然チャンピオンでやってるんで、僕も今の秋山さんの年齢いくぐらいまではバリバリできるなという一つの自信にはなったんで。今日は悔しいですけど、頑張りますよ」

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