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6/13【NOAH】清宮37分超・師弟対決で完敗 トンネル脱出ならずも「小川さんに感謝」

『三沢光晴メモリアル2021 powered by ABEMA 〜この日を忘れない〜』TVマッチ(2021年6月13日配信)
○小川良成vs清宮海斗×

 結果が出ずに悩めるスランプ状態にある清宮が、TVマッチ版“三沢光晴メモリアル"で師・小川との一騎打ち。37分に渡ってどっぷりプロレスに浸かった末に敗れ、トンネル脱出はならなかったものの「楽しかった」と何らかの糧はつかんだ。

 3月から結果が出ずに悩み続け、6日の大舞台(サイバーファイトフェス)でもDDTの上野勇希にタッグマッチでピンフォール負け。いまだ暗闇真っ只中の清宮は、憧れの故・三沢光晴さん十三回忌の命日に配信となったTVマッチで、小川との一騎打ちに臨んだ。

 清宮はいわゆる“小川教室"の門下生。そして小川は三沢さんの女房役を長らく務めた。特別な日に組まれた師弟対決。序盤から徹底的にヘッドロックにこだわった清宮だったが、小川はあらゆる切り返しを次々に繰り出して深みある攻防が続いた。

 中盤に入ると小川が一転してラフに転じて清宮を拷問。清宮も感情を露わにして反撃したものの、ならばと今度は執ような足攻めに移行。巧みなラフ&テクニックでことごとく反撃の芽を摘み、「ほら来てみろよ、清宮」と随所で挑発を繰り返して闘志を煽った。

 悔しさにまみれながらも清宮は、ストレッチプラム式フェイスロックやオーバースロー(変型エメラルドフロウジョン)での反撃につなげたものの、小川はレフェリーをぶつけたり、手をつかんでカウントを阻止したりしてやはり決定打には至らない。

 ジャーマンからのタイガースープレックスを切り抜けられても、再びストレッチプラム式フェイスロックを狙ったものの、小川は逆に清宮の両肩をマットにつけることで脱出。それでも清宮は追尾式ジャンピングニー、そしてドロップキックを狙ったものの、足をキャッチして防いだ小川は、素早く足をクロスさせてのエビ固めでのしかかり、技アリの3カウントが数えられた。

 試合時間は37分超。師とのプロレスにどっぷり浸かった上での敗戦。やはり“結果"は出ずにトンネル脱出とはならなかったものの、激しく息を切らしながら引き上げてきた清宮は「悔しい!! ホント悔しい!! はぁはぁ…でもなんか純粋に今日、プロレス楽しかった。小川さんに感謝します」と前向きにコメント。憧れの三沢さん十三回忌の命日に、その三沢さんの女房役だった師匠との闘いを通じて、トンネル脱出への“糧"をつかんだのかもしれない。

【清宮の話】「(※激しく息を切らしながら)はぁ、はぁ、はぁ……悔しい!! ホント悔しい!! はぁはぁ…でもなんか純粋に今日、プロレス楽しかった。小川さんに感謝します」

※小川はノーコメント

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